2008年8月31日日曜日

【週間ランキング】8/24 ~ 8/30

■1 読書ポイントランキング

今週読んだ本の『折り目と満足度』から計算したポイントをカウントダウンします。本のタイトルは、このブログの記事にリンクしています。


【第6位】

48 p

図解する思考法

西村 克己

2002


【第5位】

63 p

ラクをしないと成果は出ない

日垣 隆

2008


【第3位】

67 p

仕事の道具箱

中島 孝志

2004


【第3位】

67 p

ワークショップデザイン

堀 公俊,加藤 彰

2008


【第2位】

77 p

“ビジュアル式”メモの達人

矢矧 晴一郎

2005


【第1位】

100 p

図解 「孫子の兵法」に学ぶ最強の仕事術

ビジネス兵法研究会

2006



■2 人気記事ランキング

今週閲覧された記事をカウントダウンします。本のタイトルは、このブログの記事にリンクしています。

【第10位】



レバレッジ・シンキング

本田 直之

2007


【第9位】



5分で送信! ビジネスメール 速書き文例集


川島 冽

2008


【第8位】



図解Dr.佐藤富雄のあなたの運命が一変する!「口ぐせの法則」実践ノート


佐藤 富雄

2004


【第7位】



誰もが幸せになる 1日3時間しか働かない国

シルヴァーノ・アゴスティ

2008


【第6位】



どんどん右脳が目覚める!不思議なノート法


トニー ブザン,田中 孝顕

2003


【第5位】



いつでもどこでも!手帳スケッチ


NHKまる得マガジン 講師:おかだ 美保

2008


【第4位】



奇跡のノート術―仕事・勉強・人生すべてが劇的に変わる!

長崎 快宏

2002


【第3位】



ほぼ日手帳+ブックカバー






【第2位】



フォーカス・リーディング

寺田 昌嗣

2008


【第1位】



仕事で差がつくメモ術・ノート術

本田 尚也

2002


【先週のランキング】

* 【週間ランキング】8/18 ~ 8/23


【ブログ村ランキング推移】
今週もランキングは急降下!!週末にやや上昇してきました〜。


【ちょっとひとこと】

今週の平均は70 pでした。『図解 「孫子の兵法」に学ぶ最強の仕事術』がオススメ10に入りました♪

今週も、このブログを読んでくださって、ありがとうございます!

今週気になった1冊は、

「フォーチュン」編集部,桜田直美 シークレットアドバイス-世界トップの企業家&CEOが明かした「私の働き方」  2008

です。土井 英司さんがメルマガで紹介されていました。読むのが楽しみです。ビル・ゲイツ,ウォーレン・バフェット,マイケル・デルに成功の秘訣を学びたいと思います。


***

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2008年8月30日土曜日

図解する思考法


図解する思考法

西村 克己

2002


【読書の目的】

図解を上手く作る方法を学び、収集した情報を分かりやすく図解でまとめる。図解化するこつと、図解化のメリットを重点的に読む。


【感想】

本 書は、図解のメリットと図解についての考え方と描き方について書かれています。ですので、図解したことがない人でもこの本を読むと図解の良さが分かると思 います。また、図解は論理的に考えるのにも有効です。論理思考を学んでいる人が、この本を平行して読まれると効率的に両者を習得できると思いました。

というわけで、今日ご紹介する本は・・・

  ・図解はどう書けば良いのか学びたい
  ・図解をどう利用したら良いのか分からない
  ・論理思考を身につけたいがなかなかうまくいかない

という方々におすすめの1冊です。


【注目の3ポイント】

《1.よい図解が備える5つの条件》

1.短時間で伝えられる
2.相互関係を伝えられる
3.イメージを伝えらられる
4.論理・手順を伝えられる
5.情報を整理して伝えられる

以上が、良い図解が備えている特徴です。これらを満たすように図解を描くことが大切ですね。これを満たすことによって、図解のメリットは発揮されますね。「何を伝えたいのか?」をまず決めることが上手く図解をするコツなのだそうです。

《2.ロジックを明らかにする図解》

Why ?とSo What?は目的と手段を考えるのに利用できる思考法です。So What?(だから何をするのか?)を考えることで、目的に応じた手段を考えることができます。

《3.文章から図解を作る3ステップ》

  1. キーワード抽出
  2. 全体像の明確化
  3. 構成要素の確定

まず、文章からキーワード・キーフレーズを抜き出します。次に、それらをならべて互いの関連性を紐付けしていきます。それに基づいて、図解していくわけですね。さらに本書ではパワーポイントを使った図解法についても詳細に説明されているので、デジタルで図解したい人には参考になると思います。

【関連記事】

● トニー ブザン,田中 孝顕 どんどん右脳が目覚める!不思議なノート法
いうなれば、箇条書きのノートは直線的ですが、マインドマップは立体的です。図解とマインドマップは相性が良いと思います。

● ミリー・ソネマン 説明上手になれる「らくがき」の技術
上手に落書き出来るって良いですよね。自分も少しずつ練習しています。

● 久恒 啓一 図で考えれば文章がうまくなる
文章を図解化するのも、図解を文章化するのも両方できるということですね。文庫化もされましたね。

● 内藤 誼人 「人たらし」のブラック心理術
読みたくなった本の関連記事です。

● Blog #3: 【開催決定!】『聞くが価値』vol.03 with 午堂登紀雄&鹿田尚樹
* 残り10席を切ったそうですよ!本を出したい人急いでください!!


【参考サイト】

* さむらいコピーライティング道:聞くが価値!vol.3に参加します
どらさんのオススメの1冊を購入しました。


【読みたくなった本】

■ 内藤 誼人 図解 「人たらし」のブラック心理術 2008
以前紹介した『「人たらし」のブラック心理術』が図解版として出版されたようです。書店で見つけました。

■ 照屋 華子,岡田 恵子 ロジカル・シンキング―論理的な思考と構成のスキル  2001
論理的な思考法を復習しています。


【新着本】

■ 午堂 登紀雄 脳を「見える化」する思考ノート 2008
どらさんの『さむらいコピーライティング道:聞くが価値!vol.3に参加します』で紹介されていた午堂 登紀雄さんの『脳を「見える化」する思考ノート』を購入しました。


【今日の折り目】

7折/213ページ 
・・・赤ペンチェックが入ったページ数を示しています。本の興味度を定量化しています。


【満足度】



(指標の目安)
5:とてもおすすめ,何度も読みたい
4:いい本
3:ふつう
2:う〜んちょっと
1:あんまりおすすめできません


【目次】

はじめに
第1章 何でも図にしてみよう
第2章 基本的な図解
第3章 いい図解・悪い図解
第4章 図解の説得力を高める論理思考
第5章 分析手法を用いた図解
第6章 図解作成のステップ
第7章 図解して読み解く
第8章 図解でブレークスルーする
第9章 図解で複雑な問題を解決する
第10章 応用図解パターンの一挙公開
最終問題


【読書カウンター】

★★★★★ ★★★★★
★★★★★ ★★★★★
★★★★★ ★

今月も目標達成!! \^o^/♪

【バックリンク】

◦ 日経ビジネス Associe (アソシエ) 2008年 9/2号
◦ 非論理的な人のための 論理的な文章の書き方入門


***

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2008年8月29日金曜日

“ビジュアル式”メモの達人


“ビジュアル式”メモの達人

矢矧 晴一郎

2005


『仕事で差がつくメモ術・ノート術』を紹介しました。おかげさまで、人気記事になっています。そこで、メモ好きとしてさらにもう1冊ご紹介しましょう。

本書の5つ特色を「はじめに」から抜き書きしておきます。

  1. あなたにきっと役立つ著者独特のメモのノウハウが身につく。
  2. 文字だけでなく、図などを含めたビジュアル式の書き方が分かる。
  3. メモと共に、手帳の書き方も学べる。
  4. 具体例を多く読めるので、楽しくて面白い。
  5. この本を読めば、あなたのメモと手帳への書き込みが早くなり豊かになる。

矢矧 晴一郎 さんは小学生から70年以上もメモをとられているそうです。読書メモからスタートしたメモは、仕事メモになりました。その後、本を出版されてからさらにメモの量は増えていき、次々と幸運も舞い込むようになったそうです。

また、随所に「仕事の本質」が語られているところも注目しました!


【読書の目的】

メモのコツを学び、仕事を効率的に進めたい。全体的に広く読みます。


【感想】

メモは直ぐに捨てられるような、単なる走り書きではなく、そこから膨らむアイデアを生み出したり、将来の夢の実現に繋がる可能性を持つことが分かりました。
 
本書は図解も多く、メモが備えるべき要点をまとめてくれているので、初めてメモ術本を読む方は第1章を、結構メモ好きの方はそれ以降を読まれるといいと思います。


【注目の3ポイント】

《1.効率メモ》

他人の話をメモに残すときは、「新しい情報・忘れてはいけない情報・心に残る話」を早く、正確に、簡潔に書くのが基本ですね。それに対して、自分自身の発想からメモを取る場合は、「現状を把握する・反省点をまとめる・目的や目標を定める・アイデアをまとめる」ということが必要になります。

さらに具体的な発想メモは次の5段階で進化し、価値があがります。

 (第1段階)事実
 (第2段階)分析
 (第3段階)評価
 (第4段階)対策
 (第5段階)効率

特に、5段階目の“効率”について説明を加えておきます。現状を把握した後に、対策を考えるところが、4段階目までですね。その対策をどの程度やればどのくらい効果があるかを試算するということです。ここまですれば、仕事の質が高まりそうですね。

《2.メモを膨らませる》

メモは単なる記憶の代わりにとどめるのではなく、膨らませて創造のもととすることが出来ると矢矧さんは言います。その方法を抜き書きしておきます。

1.色づけ法
2.文法変換法
3.図式化法
4.数字因果法
5.予測先手法

マインドマップを描いて、項目を矢印でつなぐのもオススメです。


《3.因果関係を見つける》

仕事をする上でもっとも重要なことが、この因果関係を見つけることです。因果関係が見つかれば、それを動かすことで成果を出すことが出来るからです。

では、この因果関係はどうやってつかむのでしょうか?矢矧さんは3つの数字でつかんで選ぶことを提案されています。その3つとは・・・、

価値:「どのくらい大事か」の数字
確率:「どのくらい成功しそうか」の数字
効率:「どのくらい効率が良いか」の数字

これらの3つの指標に基づいて、因果関係の本質をつかんだメモをよると良いそうです。


【関連記事】

● 本田 尚也 仕事で差がつくメモ術・ノート術
最近人気の記事です。自分のメモ術についても紹介しています。

● 長崎 快宏 奇跡のノート術

● 久恒 啓一 図で考えれば文章がうまくなる
メモにも図解を入れると良いそうです。図解することで、とても物事の理解度が進みますね。

● トニー ブザン,田中 孝顕 どんどん右脳が目覚める!不思議なノート法
マインドマップに関する記事です。


【読みたくなった本】

■ 「フォーチュン」編集部,桜田直美 シークレットアドバイス-世界トップの企業家&CEOが明かした「私の働き方」  2008
土井 英司さんオススメの1冊です!これは読まねば!!

世界120カ国、500万人の読者を持つ「フォーチュン」誌が徹底インタビュー!
マイケル・デル アンディ・グローブ
ビル・ゲイツ ジャック・ウェルチ
ウォーレン・バフェット ・・・・・・
世界のトップリーダーが、起業までのプロセスから、成長しつづけるための秘訣、
仕事の習慣術、心の支えとなっている言葉まで、貴重なアドバイスを惜しみなく提供。
本物の企業家を目指す人、必読の一書です。

Amazon 内容紹介より

■ 矢矧 晴一郎 A4一枚で書類はまとめなさい 2004
■ 矢矧 晴一郎 「スピードアップ」仕事術―実力以上の成果が上がる 2008
■ 矢矧 晴一郎 大事なことは「30秒」で話せる―賢い人ほど「話が早い」 2005
■ 矢矧 晴一郎 図解 勉強は技術 2000

■ 矢矧 晴一郎 経営目標達成の黄金律「YS法」 2007
2005年の時点で120冊も本を書かれているそうです。すごい量ですね。


【今日の折り目】

23折/214ページ 
・・・赤ペンチェックが入ったページ数を示しています。本の興味度を定量化しています。


【満足度】



(指標の目安)
5:とてもおすすめ,何度も読みたい
4:いい本
3:ふつう
2:う〜んちょっと
1:あんまりおすすめできません


【目次】

はじめに
第1章 メモの取り方を使い分けよう
第2章 手帳の書き込みを磨き上げよう
第3章 メモ・手帳に役立つ「圧縮の技術」
第4章 メモは「知恵カプセル」
第5章 新しい視点から見るメモと手帳
第6章 運命をメモと手帳で切り開け


【読書カウンター】

★★★★★ ★★★★★
★★★★★ ★★★★★
★★★★★ ☆

今月は、ラスト1冊!

【バックリンク】

* 書評の塊:2008年8月29日の書評
sundobaさんにこの記事を取り上げて頂きました。感謝!

◦ 日経ビジネス Associe (アソシエ) 2008年 9/2号
◦ ノート思考術


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2008年8月28日木曜日

図解 「孫子の兵法」に学ぶ最強の仕事術


図解 「孫子の兵法」に学ぶ最強の仕事術

ビジネス兵法研究会

2006


孫 正義 氏(ソフトバンク)・盛田 昭夫 氏(ソニー)・鈴木 敏文 氏(セブン-イレブン・ジャパン)・中條 高徳 氏(アサヒビール)・上山 保彦 氏(住友生命)・ビル・ゲイツ 氏(マイクロソフト)など多くの経営者や、武田信玄・源義家・毛沢東・ナポレオンなどの歴史的人物が孫子に学んだそうです。

孫子の兵法を読みたかったのですが、難しいイメージがあったので、図解から入門することにしました。紀元前500年頃に生まれた最古の兵法書だそうです。戦いの方法について書かれて、現代にも応用できる考え方がたくさんつまっているそうです。


【読書の目的】
 
戦略の立て方と戦術の選び方を学び、仕事に応用するために読みました。全体的に見渡して内容を理解することにしました。


【感想】

重要なポイントは太字になっていて、自分の赤ペンチェックもほとんど太字ゾーンに引かれました。また、紙面の60%は図解されていますので、非常に理解しやすい本でした。

戦争は物資や人材を大量に消費するマイナス面を直視して、必ず勝つような戦略を練ることが必要だと説いています。これが孫子の最大の特徴なのだそうです。したがって、正面衝突や長期戦を避けるという戦術が勧められています。

この本は、

・孫子の兵法について学んでみたい
・孫子の考え方を復習したい

という方におススメできる1冊です。


【注目の3ポイント】

《1.兵とは詭道なり》

詭道(きどう)とは、常識を覆すという意味です。手の内を全てみせることなく、相手と上手くやり取りするということですね。奇をてらうのではなく、相手の動向に合わせて出方を考えていくというイメージでしょうか。

《2.其の疾きこと風の如く》

武田信玄も孫子に学んで戦略を練ったそうです。風林火山はそれぞれが戦術をあらわしていますが、特に風は、先手必勝型の戦術を指しています。現代にあてはめると、週の前半に重要な仕事をこなしておいて、週末にかけて残務処理をしていくというパターンですね。

1週間のリズムは火曜か水曜日にピークであると何かの本で読んだことがあります。「月火水で仕事を終わらせる。」という臼井さんの言葉を思い出しながら、『時間管理(タイムマネジメント)セルフチェック』を見かえしてみましたが、1週間のバイオリズムに関しては載っていませんでした。どこで読んだんだっけ??また見つけたらご紹介します。とにかく、早いもん勝ちってことですね。

《3.将とは智・信・仁・勇・厳なり》

君主に必要な5つの能力

智:物事を明察する知力
信:兵士や武将からの信頼
仁:兵士を思いやる心
勇:戦いに臨んでの勇気
厳:信賞必罰。功績を褒め、罪を犯した者は罰する

経営者に必要な5つの能力

智:先見性・ヒット性を見抜く力
信:嘘をつかない、信頼感
仁:部下を思いやり、いたわる心
勇:選択を迫られた際の決断力
厳:甘えを許さない

理想のリーダー像は今も紀元前も基本的なところは変わりありませんね。


【関連記事】

● 臼井 由妃 1週間は金曜日から始めなさい

● ローター・J. ザイヴァート 時間管理(タイムマネジメント)セルフチェック
時間管理のコツを具体的に紹介しています。


【参考サイト】

* 孫子の兵法 完全版
かなり詳しく、孫子の兵法が解説されています。

* DesignWorks:黒板に描かれた芸術「タモリさん - こくばん.in」
詳細は下の【ちょっとしたひとこと】で・・・。

【読みたくなった本】

■ 守屋 洋 孫子の兵法—ライバルに勝つ知恵と戦略 1984

■ 守屋 洋 「孫子の兵法」がわかる本—世界最高の「人生戦略の書」をどう読むか!  2004


【今日の折り目】

19折/95ページ 
・・・赤ペンチェックが入ったページ数を示しています。本の興味度を定量化しています。


【満足度】



(指標の目安)
5:とてもおすすめ,何度も読みたい
4:いい本
3:ふつう
2:う〜んちょっと
1:あんまりおすすめできません


【目次】

1章・仕事が効率化する孫子の言葉
2章・人づき合いを助ける孫子の名言
3章・経営がうまくいく孫子の常道
4章・人生が開ける孫子の教え


【読書カウンター】

★★★★★ ★★★★★
★★★★★ ★★★★★
★★★★☆ ☆

今月は、あと2冊!

【ちょっとしたひとこと】

TVチャンピオンでサンドアートを見ました。砂であそこまで表現できるのはすごいですね。砂ではありませんが、オンライン黒板でのタモリさんの芸術を見ました。DesignWorksの記事で知ったのですが、これもすごかったです!是非見てみてください。

↓ コチラです。
タモリさん - こくばん.in


【バックリンク】

♪ 【週間ランキング】8/24 ~ 8/30【第1位】読書ポイント

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2008年8月27日水曜日

ワークショップデザイン


ワークショップデザイン――知をつむぐ対話の場づくり

堀 公俊,加藤 彰

2008


【読書の目的】

よりよい勉強会やミーティングを開催したいので、創造的な話し合いの場を創り出すポイントを学びます。初心者なので基礎編までを俯瞰的に読むことにしました。


【感想】

この本は、ワースショップの企画や設計について総合的に紹介しています。ワークショップのスキルはこれまで言葉で伝えにくかったため、なかなか習得できないものだったそうです。そのスキルを体系化し誰もが使えるように解説されています。実際に、写真や図解がふんだんに使われていて、本書自体が人に伝えようという意思が伝わってきます。初心者の私ですが、なるほど〜とうなづきながら読み進めていくことができました。

本書は、

  ・チームで仕事をしていて、一丸となって進めていきたい
  ・よりよい学びの場を提供したい
  ・ミーティングをもっと良くしたい

という方におススメします。


【注目の3ポイント】

《1.ワークショップは会議や研修とは違う》

ワークショップとはどういう意味でしょうか?「工房」「仕事場」「作業場」という意味だそうです。みんなでワイワイ道具を使って作品を仕上げていくイメージを思い浮かべると分かりやすいですね。参加者が主体的に創造したり、学んだりする場ですね。これに対して、会議や研修は「工場」のイメージです。参加者の当事者意識は低く、人まかせな雰囲気が一般的です。組織をまとめるには良いですが、創造性が必要な場合には、会議や研修では良いものが生まれなさそうですね。


《2.ワークショップの5つの特徴》

  1. 参加:多様なメンバーの主体的な参加。
  2. 体験:メンバーの体験を持ち寄り、それをもとに活動を組み立てる。
  3. 恊働:対話しながら活発な相互作用(相乗効果)を起こす。
  4. 創造:1人では創れないような創造物をみんなで創る。
  5. 学習:参加者同士の相乗効果によりより多くの学びを得る。

主体性と相互作用がワークショップの決め手です。フォトリーディング講座でも、速読のスキルだけでなく、これらの要素を学ぶことができました。

《3.ワークショップの3要素》

初心者である私は、まずここを押さえておく必要があります。ワークショップを支える3要素があると言います。

   1.チーム:誰がどんな環境に集まるのか?
   2.プログラム:何をどういう順番でやるのか?
   3.ファシリテーター:どうやって臨機応変に対応しながら進めていくのか?

本書のタイトルでもあるワークショップデザインとは、1と2を指すそうです。さらに、ワークショップデザインの土台になるのがコンセプトです。ゴールと言い換えても良いでしょう。

 ・何のためにワークショップをするのか?
 ・何を実現したいのか?何を生み出したいのか?
 ・どんなことが起こって欲しいのか?
 ・何をみんなに伝えたいのか?
 ・何を持ち帰ってもらいたいのか?

● コンセプトの記述例

NG 社内でファシリテーションを普及させる。
OK 「ファシリテーションってよく耳にするけど、何だろう?」と思っているミドルマネージャー階層の人に、基本的な考え方と、すぐに使えるスキルを3つほど持ち帰ってもらいたい。

このように「誰に」と「何のために」を具体的にコンセプトに盛り込んでおくことが大切なのだそうです。


【関連記事】

● 吉田 新一郎 会議の技法
人類の進化上で進歩がない分野は3つあるといいます。その3つの分野には会議が密接に関係しています。本書は、会議を成功させるための考え方を教えてくれました。

● 開米 瑞浩 仕事が10倍速くなる最強の図解術
議事録の図解法について記事にしています。

● 山田ズーニー 伝わる・揺さぶる!文章を書く 2001
議題を問いにすることが、議事録の書くコツなのだそうです。

● 吉田 新一郎 効果10倍の“教える”技術
よりよい学びの場を提供する大切さについて記事にしています。今回紹介した本の参考書の1冊でもあります。


【参考サイト】

* mnishikawaの日記:ワークショップデザイン
mnishikawaさんもワークショップをより良いものにするためにはと悩まれていたそうです。この本が活躍してくれそうだとコメントされています。やはりこの本は良い本ですね。


【読みたくなった本】

■ 堀 公俊,加藤 彰 ファシリテーション・グラフィック―議論を「見える化」する技法 2006
表紙がおしゃれですね。セットで揃えたくなります。


【今日の折り目】

6折/86ページ (239ページのうち基礎編までを読了)
・・・赤ペンチェックが入ったページ数を示しています。本の興味度を定量化しています。


【満足度】



(指標の目安)
5:とてもおすすめ,何度も読みたい
4:いい本
3:ふつう
2:う〜んちょっと
1:あんまりおすすめできません


【目次】

まえがき
第1章 導入編—いまワークショップが熱い!
第2章 基礎編—ワークショップをデザインしてみよう
第3章 技術編—アクティビティを使いこなそう!
第4章 実践編—さまざまな場面で実践してみよう!
第5章 研究編—ワークショップはつくり込みで決まる!
第6章 熟達編—ワークショップ・デザインの力を高める
ブックガイド
あとがき
アクティビティー・カード

【読書カウンター】

★★★★★ ★★★★★
★★★★★ ★★★★★
★★★☆☆ ☆

今月は、あと3冊!

【ひとこと】

文字を大きめにしました。『0. このブログの紹介

***

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2008年8月26日火曜日

仕事の道具箱


仕事の道具箱―この箱を開ける10本のカギがあります

中島 孝志

2004


【感想】

「はじめに」で、本書にはビジネスマンに認められてきた選りすぐりの道具を入れてある。と中島 孝志さんは書かれている通り、非常に実践向きのコツが詰まってます。仕事の道具辞典として、ときどきぱらぱら読むことになりそうです。昨日紹介した『ラクをしないと成果は出ない』と同じで、見開き完結というのも方法論を理解するのに便利です。文庫化もされています。

・アイデアが欲しい方
アイデアを出すためのコツは、KJ法やマンダラートなど幅広く紹介されていて、簡潔で分かりやすいです。

・論理思考をはじめようかと考えている方
論理思考についても初歩から分かりやすく説明されています。

・現状に悩まれている方
6つの質問力・ドーナツ・シンキングやリバース・シンキングなどは、困った状況から脱出するために使えます。

ということで、こんな方々に本書はおススメします。

 
【読書の目的】

1.Why ?

サクサク仕事を進めたい。

2.What ?

効率的に働くすべを学ぶ。

3.How ?

全体を俯瞰的に読む。


【注目の3ポイント】

《1.逆算思考の具体的手順》

 いくら体力があっても、やみくもに道を突き進んだら、力尽きて遭難してしまう。戦術がいくら優れていても、最終目標を視野に入れた「戦略」が頭になければ、自分が迷ったことすら気づかないのである。

これまでに、本田 直之さんや細谷 功さんの本を読んできて逆算思考の重要性を理解してきました。そのうえで、中島さんの戦力思考のまとめかたと、戦術の選択法を合わせると完璧ですね。列挙します。

    「戦略思考」

    1.何をやるか
    2.何をやらないか
    3.なぜやるのか
    4.なぜやらないのか
    5.自分の資源をどこに集中するのか

    「戦術選択」

    1.どれをやるのか
    2.だれがやるのか
    3.だれとやるのか
    4.どのようにやるのか
    5.どのくらいやるのか
    6.いつやるのか
    7.いつまでにやるのか
    8.どこでやるか
    9.いくらでやるか

《2.リバース・シンキングのすすめ》

以前、自分を追いつめないことが大切だと、『仕事ができる人の実践段取り術』で記事にしました。失敗したときやうまくいかなかったときに、「それもいいか」と開き直って“逆転思考”するのが良いと中島さんは言います。精神的に追いつめられなくなるとともに、新たな発想も生まれる可能性があるので、一石二鳥・けがの功名・転んでもタダで起きるな(?)ということでしょう。

《3.アイデアを出すための方法》

中島さんが紹介している10の方法から3つピックアップします。

・自由連想法
  1つのアイデアから、限界までどんどん思考の枝を伸ばす。
   ⇒ 絶対に否定しない
   ⇒ 論理的に考えない

・マインドマップ
   参照 ⇒ どんどん右脳が目覚める!不思議なノート法

・図解思考
   参照 ⇒ 図で考えれば文章がうまくなる
   参照 ⇒ 仕事が10倍速くなる最強の図解術


【関連記事】

● 本田 直之 レバレッジ・シンキング
● 細谷 功 いま、すぐはじめる地頭力
逆算思考が大事だと本田さんも細谷さんもおっしゃっています。

● 日経BP社 仕事ができる人の実践段取り術


● 栗田 昌裕 速読法と記憶法
中島さんの紹介されている速読法についての記事です。


【参考サイト】

* さむらいコピーライティング道
最近コメントして頂きましたどらさんのブログ『さむコピ』です。
さむらい、かわいいです♪
さむコピブログへ


【参考書籍】


1.中島 孝志 仕事の道具箱 2006
文庫化されていますね。

2.加藤 昌治 考具―考えるための道具、持っていますか? 2003
アイデア思考の方法がたくさん詰まっています。


【読みたくなった本】

■ 中島 孝志 ホントにやりたいこと、見つかった?―財宝(たから)の山に出逢うためのワークブック 2004
売れているそうです。今の自分に悩んでいるときに読むと良さそうです。

■ 中島 孝志 キラー・リーディング 「仕事脳」が劇的に回り出す最強の読書法 2007
栗田式速読術を紹介されていて、最後の1行で中島さんの速読法を紹介されていました。「必要ない部分は読まない。それだけである。」とサクッとコメントされていました。年間3000冊の読書のコツですね。


【今日の折り目】

15折/223ページ 
・・・赤ペンチェックが入ったページ数を示しています。本の興味度を定量化しています。


【満足度】



(指標の目安)
5:とてもおすすめ,何度も読みたい
4:いい本
3:ふつう
2:う〜んちょっと
1:あんまりおすすめできません


【目次】

はじめに
 1章 うまく気持ちよく仕事をする「段取りの道具箱」
 2章 いつも余裕のある人の「時間の道具箱」
 3章 収集・整理の達人になる「情報の道具箱」
 4章 もっと“いい考え”を生む「アイデアの道具箱」
 5章 仕事の問題点がわかる「頭のいい道具箱」
 6章 ズバリ最善の道が選べる「決断の道具箱」
 7章 人の心をガチッとつかむ「言葉の道具箱」
 8章 営業力を何倍にも強化する「売れる道具箱」
 9章 心機一転、リフレッシュさせる「癒しの道具箱」
10章 夢をかなえる「成功の道具箱」



【読書カウンター】

★★★★★ ★★★★★
★★★★★ ★★★★★
★★☆☆☆ ☆

今月は、あと4冊!

***

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2008年8月25日月曜日

ラクをしないと成果は出ない


ラクをしないと成果は出ない

日垣 隆

2008


smoothさんが紹介されていて気になっていた1冊です。まえがきを読んであまりに愉快な文章だったので、即買いました。本書に載っている100のコツは、初めメルマガで流したそうですが、多く出版社から依頼の手が挙がったそうです。


【感想】

潜水するペンギンは、浅く潜るときは吸い込む空気の量を少なめにするのだそうです。吸い過ぎると浮力が強くなるので、浮かないようにするために余計なエネ ルギーを使うことになるからです。ペンギンは物理的な理論を学ぶまでもなく、経験的にラクをして効率的に生きているのがよく分かりますね。ですので、本書 のようなアイデア本からエッセンスを学んで、それを土台としてさらに毎日の生活の中での自分なりのショートカットを作っていくと良さそうです。

努力することに意義がある場合もあるでしょうが、成果を効率的に出し続けていくということも考えないと生けないと思っています。省エネで結果を出していくために100のコツは役立ちます。

所々で極論的なアイデアもありますが、無駄な努力をしないためのコツが網羅されていました。ネットワーク編と撃退編が個人的には折り目が多かったですね。 それ以外のところは、具体的な節約のコツが多く盛り込まれていて既に知っていることも多かったので、日垣さんの解説を読みながら確認していきました。

本書は、

  ・一生懸命働いているのに結果がでない
  ・少しラクをしてもっと成果をだしたい

という方が読まれると、仕事がよりはかどると思います。

ちなみに、まえがきのどこで笑ったかというと・・・
このブログで、以前『知的ストレッチ入門』という本を紹介しました。本書はジム好きの本と勘違いされ、街の書店で「スポーツ」や「ヨガ」のコーナーに置かれてしまったそうです。この部分が個人的なツボでした。(笑)


【読書の目的】
 
1.Why ?

時間を節約して、自由な時間を増やしたい。

2.What ?

ラクをして効率的に働く方法を学ぶ。

3.How ?

ラクするポイントを重点的に読みこむ。


【注目の3ポイント】

《1.NGな人には説明しない。NGな人とはモメない》

論議というものは、およそ理由を尋ねたほうが勝ち
ソクラテス

この言葉は、憶えておくといいですね。
説明すればするほど、立場が弱くなるのだそうです。ネガティブな人には説明しても、さらにネガティブになって帰ってきますね。確かにこの通りだ!

《2.コーチはするものではなく、優秀なコーチに短期間「つく」のが近道》

コーチングは大流行ですが、上司が部下をコーチするなど、やめられるものなら、やめたほうがいいのです。

コーチは業務の片手間にするものではなく、優秀な専門のコーチに短期間「つく」側にまわるのが、ラクして成果を上げるためには有効です。

と日垣さんは言い切っています。できればこうしたいですけどね〜。

《3.休暇中も仕事をしたほうが、のんびりできる》

on/offをはっきりさせるのはカッコいいですし、そうできるならそれでいいと思います。しかし、私も日垣さんと同じで、休んでいても仕事のことが頭をよぎるので、その都度処理していったほうが落ち着けます。また、休み前から準備しておけば休み明けがぐっと楽なんです。


【関連記事】

● 日垣 隆 知的ストレッチ入門
知的生産のためのコツを紹介しています。


【参考サイト】

* マインドマップ的読書感想文:【日垣流仕事術】「ラクをしないと成果は出ない」日垣 隆
紹介した注目ポイント意外の部分は、『マインドマップ的読書感想文』によくまとめられていますので、ご覧下さい。


【今日の折り目】

22折/237ページ 
・・・赤ペンチェックが入ったページ数を示しています。本の興味度を定量化しています。


【満足度】



(指標の目安)
5:とてもおすすめ,何度も読みたい
4:いい本
3:ふつう
2:う〜んちょっと
1:あんまりおすすめできません


【目次】

はじめに
第1章 基本編
第2章 インプット編
第3章 ネットワーク編
第4章 撃退編
第5章 独立編
第6章 継続編
第7章 組織編
第8章 時間編
第9章 アウトプット編
第10章 生活技術編
おわりに


【読書カウンター】

★★★★★ ★★★★★
★★★★★ ★★★★★
★☆☆☆☆ ☆

今月は、あと5冊!


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2008年8月24日日曜日

CD #11: MILESTONE-FRIDE PRIDE 10th Anniversary Best Album / Fried Pride


MILESTONE-FRIDE PRIDE 10th Anniversary Best Album

Fried Pride

2008


JAZZです。哀愁漂う雰囲気が、夜にぴったりです。
"RIBBON IN THE SKY"を聴きながら、夜ドライブ良いですね♪


【関連サイト】

* Fried Pride Official Web Site

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写真ブログもはじめました。

ケータイの向こう側

携帯でとった日常の写真をアップしていきます。
ほぼ日アップです。

佐藤 富雄 先生が写真はいいと言われていたので、始めてみます。

【関連記事】

● 佐藤 富雄 図解Dr.佐藤富雄のあなたの運命が一変する!「口ぐせの法則」実践ノート




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【週間ランキング】8/18 ~ 8/23

日曜日は、今週読んだ本の『折り目と満足度』から計算したポイントをカウントダウンします。本のタイトルは、本ブログの記事にリンクしています。


【第6位】 40 p 奇跡のノート術

奇跡のノート術―仕事・勉強・人生すべてが劇的に変わる!

長崎 快宏

2002

【第5位】 55 p 就職ジャーナル 2008年9月号

就職ジャーナル 2008年9月号

リクルート

2008

【第3位】 68 p どんどん右脳が目覚める!不思議なノート法

どんどん右脳が目覚める!不思議なノート法

トニー ブザン,田中 孝顕

2003

【第3位】 68 p 「できる人」の聞き方&質問テクニック

「できる人」の聞き方&質問テクニック—なぜか、「人に好かれる人」の技術と習慣

箱田 忠昭

2006

【第2位】 83 p 図解 コーチング流タイプ分けを知ってアプローチするとうまくいく

図解 コーチング流タイプ分けを知ってアプローチするとうまくいく

鈴木 義幸

2006

【第1位】 104 p フォーカス・リーディング

フォーカス・リーディング 「1冊10分」のスピードで、10倍の効果を出す いいとこどり読書術

寺田 昌嗣

2008


【先週のランキング】

* 【週間ランキング】8/11 ~ 8/16


【ちょっとひとこと】

今週の平均は71 pでした。『フォーカス・リーディング』がオススメ10に入りました♪

長野で開催されたシンポジウムに参加してきました。涼しくて空気がよかったです。違った環境で勉強するのっていいですね。

今週も、このブログを読んでくださって、ありがとうございます!


【読書カウンター】

今月は、あと6冊!

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【ランキング推移】
最初32位からスタートしてから、15位まで急上昇しましたが、その後じわりじわりと下がって、32位で落ち着いています。元に戻りましたね。(^^)

2008年8月23日土曜日

就職ジャーナル 2008年9月号


就職ジャーナル 2008年9月号

リクルート

2008


就職雑誌ですが、表紙に引かれて購入しました。


【読書の目的】

1.Why ?

仕事をするということについて、考えるために。

2.What ?

仕事における心構えを学ぶ。

3.How ?

部分的に読みこむ。


【感想】
 
田坂 広志さんの7つの言葉はすごく深いです。あらためて仕事をする意義を考えることになりました。技術だけにとらわれず、思想を持つことが大切なのですね。

就職前の学生のみなさんだけでなく、仕事をされている方にとっても発見のある雑誌だと思います。

箭内 道彦さん、おちまさとさん、品川 祐さんなどのインタビューがつまって、390円は安すぎますね。


【注目の3ポイント】

《1.就職前の学生に贈る「7つの言葉」 田坂 広志》

1.プロフェッショナルへの道は、「働く意味」と「仕事の報酬」を知ることから始まる
2.「働く」とは、「傍」を「楽」にすること
3.「目に見える報酬」だけでなく、「目に見えない報酬」を見つめよ
4.「働き甲斐」とは、仲間と共に増やしていける「プラスサムの報酬」
5.真のプロフェッショナルは、「腕を磨く」ことそのものを、喜びとする
6.「腕」を磨き続けると、かならず、「人間」も磨かれていく
7.仕事で巡り会う人々は、人生における「深い縁」を得た人々

仕事の思想を身につけることなく、仕事の技術を身につけようとすると、壁にぶつかることになると田坂さんは言います。「働く意味」と「仕事の報酬」について、明確な思想を持たなければならないそうです。よく考えなければなりませんね。

また、目に見えない報酬とは、働き甲斐を得ることや人との巡り会いなどのことを指しています。これに対して、目に見える報酬は、昇級や給料です。目に見える報酬が、結果として与えられるのに対して、目に見えない報酬は、自ら求めるべきものだそうです。

「商いは飽きない」という熊谷 正寿さんの言葉も思い出しました。

《2.つまらないという意識 糸井 重里》

 これから仕事をする人に大事にしてほしいのは、つまんないな、という意識にちゃんと気づくことです。誰かのせいかもしれない。自分の努力不足かもしれない。でも、ちゃんと気づくこと。そこから新しい一歩は始まるから。

だから、つまんないと思うなら、何か自分で動いてみることが必要になってくるんです。

自分がまさにこの通りでした。昨日と違うことを今日はしよう。がモットーになりました。

《3.八本主義 藤巻 幸夫》

    本質・本音・本気・本流・本筋・本物・本心・本当

精神に大切なのは、この8つの“本”なのだそうです。思想が大切なのですね。


【関連記事】

● 斎藤 孝 働く気持ちに火をつける
ミッション、パッション、ハイテンション!

● 熊谷 正寿 一冊の手帳で夢は必ずかなう


【読みたくなった本】

■ 田坂 広志 なぜ、働くのか―生死を見据えた「仕事の思想」 2007
■ 福島 正伸 どんな仕事も楽しくなる3つの物語 2008
■ 朝日新聞広告局 仕事力 2005


【今日の折り目】

10折/172ページ 
・・・赤ペンチェックが入ったページ数を示しています。本の興味度を定量化しています。


【満足度】



(指標の目安)
5:とてもおすすめ,何度も読みたい
4:いい本
3:ふつう
2:う〜んちょっと
1:あんまりおすすめできません


【目次】

巻頭インタビュー ビジネスプロフェッショナルへの道 田坂 広志
「プロフェッショナル」の仕事論
ビジネスリーダーの1週間
プロフェッショナルの条件


【読書カウンター】

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今月は、あと6冊!

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