ラベル 知的生産のために の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 知的生産のために の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2008年9月6日土曜日

情報の「目利き」になる!


情報の「目利き」になる!―メディア・リテラシーを高めるQ&A

日垣 隆

2002


本書は、読者や編集社の方などからの受けた質問や問い合わせに、メディア・リテラシーの観点から回答するという構成になっています。エッセイとして読みやすい1冊です。


【読書の目的】

集めた情報の信憑性を判断したい。

【感想】

  「分かった気にならず、謙虚にとことん情報収集するべきだ。」

これが日垣 隆 さんのメッセージです。

まず本物を知っておかなければ、物事の真偽を判断することはできません。ですので、いかに沢山の入力(インプット)をこなすかについて書かれた部分が参考になりました。

販売・トラック運送・編集者などの職の経験から、メディア・リテラシーの習得は多くの社会人にとって必須の能力であると日垣さんは主張しています。メディア・リテラシーの基本は、「ニュースを理解する」「本を読む」「専門家や当事者の話を聞く」「考えながら書く」ということに加えて、「ウェブサイトを運営する」ことなのだそうです。

およそ10年後には、 サイトは名刺だ! というテーゼはきっと手垢のついた、ありふれた言説と化していることでしょう。

まえがきに書かれています。現在、本書が出版されてから既に5年以上経っていますが、確かにブログやサイトは名刺化してきているように思えます。


【注目の3ポイント】

《1.メディア・リテラシーを身につける必要性》

・偏った情報に接したとき、それが偏った情報であることを見抜けるようになる。
・騙されない。少なくとも修復不可能な騙され方をしない。
・できるだけ自分を、あるいは自分たちを客観的に見ることができるようになる。
・読書や調査が効率的になる。

《2.集中力を養う3つのポイント》

メディア・リテラシーに必要となる集中力の維持についてのポイントを3つ書き留めます。

 1.締め切りを意識する
 2.仮説を立てる
 3.脳は出力依存型であることを意識する

1.は、作家としての日垣 隆 さんの日常的なポイントですね。ただ、締め切りを設定して働く必要があるということは多くの仕事術が言及している通りです。2.は物事を理解して、深く検証するために必須ですね。3.はアウトプット思考で入力するということですね。

《3.日垣流情報収集術のポイント》

・アカデミズム+ジャーナリズム
・シンポジストへの印象的な質問をする
・インプットは強引かつ極端に
・好奇心を持って調べる


【関連記事】

● 日垣 隆 ラクをしないと成果は出ない
● 日垣 隆 知的ストレッチ入門


【参考サイト】

* 【ビジネス書評】鹿田尚樹の「読むが価値!」【ビジネスブック・ミシュラン】:
1ヶ月で3冊以下しか本を読まない人が83.8%:30代以上で“読書離れ”の兆し
読書をしない人が非常に多いのだそうです。メディア・リテラシーの習得から遠ざかっているように思えます。FireFox 3にしたら、SeeSaaブログにコメントができるようになりました。(嬉)

* 日垣隆公式サイト ガッキィファイター


【読みたくなった本】

■ 日垣 隆 何でも買って野郎日誌 2001


【今日の折り目】

17折/218ページ 
・・・赤ペンチェックが入ったページ数を示しています。本の興味度を定量化しています。


【満足度】



(指標の目安)
5:とてもおすすめ,何度も読みたい
4:いい本
3:ふつう
2:う〜んちょっと
1:あんまりおすすめできません


【目次】

はじめに
メディア・リテラシー基礎編
メディア・リテラシー発信編
メディア・リテラシー懐疑編
メディア・リテラシー激闘編
メディア・リテラシー応用編
あとがき


【読書カウンター】

★★★★★ ★☆☆☆☆
☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆
☆☆

今月は、あと16冊!


【バックリンク】

◦ 

***

にほんブログ村 本ブログ ビジネス書へ

2008年6月18日水曜日

73: 思考の整理学


思考の整理学

外山 滋比古

1986

 今日は、外山さんの『思考の整理学』をご紹介します。ロングセラーなのだそうで、読むことにしました。


【目次】

I
グライダー
不幸な逆説
朝飯前
II
発酵
寝させる
カクテル
エディターシップ
触媒
アナロジー
セレンディピティ
III
情報の“メタ”化
スクラップ
カード・ノート
つんどく法
手帖とノート
メタ・ノート
IV
整理
忘却のさまざま
時の試練
すてる
とにかく書いてみる
テーマと題名
ホメテヤラネバ
V
しゃべる
談笑の間
垣根を越えて
三上・三中
知恵
ことわざの世界
VI
一次的現実
既知・未知
拡散と収斂
コンピューター
あとがき
文庫本のあとがきにかえて


【注目の3ポイント】

《1.人に教える時には》

 人間には、受動的に知識を得る能力と、自分でものごとを発明、発見する能力があります。したがって、受け身学習を促す教育法ではなく、あえて“出し惜しみする”教育法をすべきだと、外山さんは述べています。人に何かを教える場合に、このことを心得ておくべきですね。

 また、人はほめられて進歩するということも述べられていました。ほめながら、人を育てることも大切ですね。先日読んだ『相手がわかるように教える技術』を思い出しました。

《2.アイデアを出すためには》

 アイデアを出すためのコツを抜き書きしておきます。

 ・考えが良く浮かぶのは、三上であり三中である。
   三上とは、馬上・枕上・厠上のことです。三中は、無我夢中・散歩中・入浴中です。

 ・新しいものは、既に存在するものを結びつけることによって、生まれる。
   無から有ではないですね。

 ・心をゆったり自由にすると、面白いアイデアが浮かびやすい。
   リラックスして、考えようということですね。

 ・独創には、自分の頭で考え出した、他の追随を許さない着想が必要である。

 ・アイデアは寝かせておき、無意識の作用に任せると、セレンディピティを起こしやすくなる。

 ・転地療法のように、いつもと違う場所で考える。
   場所を変える。いいですね。実践してみます。

 ・何かを食べることによって、思考を整理する。
   リフレッシュし、物事をいったん忘れることも発想には大切なのだそうです。

《3.文章を書くためには》

 文章を書くのが遅い人の特徴があげられています。せっせと本を読み、知識を増やしていくことだそうです。そんな時には、まず書いてみることが良いのだそうです。

 また、気軽に、一気に最後まで書き上げるほうが良いそうです。そのあとから推敲を重ねることで、質が高まるのだそうです。

 三多が文章上達の三か条だそうです。三多とは、看多(多くの本を読む)・做多(文をたくさん作る)・商量多(多くを工夫し推敲すること)です。


【読書後の感想ひとこと】

 83年に出版いるのにもかかわらず、現在にもピッタリあてはまることばかり書かれていました。これと同じような感想が、他の書評ブログでも書かれています。超ロングセラーなのは、十分うなづけます。座右の書になりました。


【関連記事】

● 児玉 光雄 頭が良くなる秘密ノート
 コンピュータにできない仕事をするべきだと、児玉さんは主張しています。

● 本田 直之 レバレッジ・シンキング
 時間の使い方について、記事にしています。また、本書は時間割の効用についても解説されています。

● 戸田 昭直 相手がわかるように教える技術
 効果的に、人に教えるためのコツを記事にしています。


【参考サイト】

*F's Garage:思考の整理学
*自分の生き方をコントロール:思考の整理学
*情報考学 Passion For The Future:思考の整理学


【参考書籍】

1.レバレッジ・シンキング 無限大の成果を生み出す4つの自己投資術 本田 直之 2007
2.頭が良くなる秘密ノート 児玉 光雄 2003


【今日の折り目】

34折/223ページ 
・・・赤ペンチェックが入ったページ数を示しています。本の興味度を定量化しています。

【満足度】



(指標の目安)
5:とてもおすすめ,何度も読みたい
4:いい本
3:ふつう
2:う〜んちょっと
1:あんまりおすすめできません

【読書カウンター】

★★★★★ ★★★★★ 
★★★★★ ☆☆☆☆☆
☆☆☆☆☆

今月は、あと10冊!

***

2008年5月12日月曜日

42: ラクして成果が上がる理系的仕事術



ラクして成果が上がる理系的仕事術

鎌田 浩毅






 今回は、先日紹介した『頭がよくなる照明術』を探しに書店に行った時に、見つけた本を紹介します。タイトルの「ラクして・・」というのが何とも魅力的だったので、即買いました。

 全体は、3部構成になっていて、それぞれ、”集める””整理する””アウトプットする”について、具体的なコツとともに説明されています。ただ漫然と学んだり教養を積んだりする「知的消費」ではなく、はっきりした形をもった知価の高いものを生み出す「知的生産」ことを目的として本書は書かれたそうです。

 本書を、ひとことで要約すると、「仕事をゴール思考で考え、トップダウン型で目標を立てて、簡単なところから達成していく。」ということだと思います。

【目次】

はじめに
第I部 アタマも周りもまずは一新!
 第1章 頭の中の準備術
 第2章 仕事環境の整理術
 第3章 賢い情報収集
第II部 無駄なデータをなくすデータ整理術
 第4章 無駄をなくすデータ整理術
 第5章 クリエイティブな魔法の発想術
 第6章 発想をメッセージへと変える技術
第III部 いよいよ書き出す!
 第7章 書くことをラクにする技術
 第8章 文章をわかりやすく仕上げる技術
 第9章 未来のアウトプットへと助走する技術
おわりに


【注目ポイント】

《1.完璧主義を捨てる》

 第一章では、文章を書き上げるための心構えが紹介されています。特に、完璧主義を捨てるのと、できることから書き始めるというコツが参考になりました。引用しておきましょう。

 じつは、完璧主義とは自己満足の世界なのだ。もっとよくしよう、と思って必要以上のデータを集めたり思索したりすることにより、自分は満足し安心する。
 しかし同時に、来るべきアウトプットからは、だんだん遠ざかってゆくのである。いったん完全主義に陥ると、それに気づかなくなってしまう。

 余計な情報を集めすぎないために、まず、全体の枠組みを作るとよいそうです。重要なのは読者にとって、必要とされる知的生産物を提供することだからですね。

 たとえば、ある章や節がうまく書けなかったら、そこに拘泥しない。ラクに書ける箇所から書きはじめるのだ。すこしでも仕事が進んでいれば、精神的にも負担がかからない。
 例として、ジグソーパズルを思い浮かべてみよう。隅から順番に埋めていく人はいない。うまくピースの合うところから、だれでも埋めてゆくではないか。最終的に全部が埋まればよいのであって、どこから埋めてもかまわないのだ。

 これはとても的を得た例えですね。埋められるところから埋めていく。簡単な問題から解くという受験テクニックの応用のようでもあります。

《2.資料の処理を工夫し、書く前にコンテを書く》

 資料を読み込んでいく時に、非常に便利だと思ったのが、クロスリファレンスです。クロスリファレンスとは、データを互いに導き出せるようにする仕組みで、相互リンクを資料間で作るということです。また、プレゼン資料や、文章を書き出す前に、思考と作業を分けて行なうと良いそうです。それはどうするかというと、アイデアを紙などにどんどん書き出し、それを分けたりくっつけたりしながら、考えをまとめていきます。映画製作などでよく使われている手法で、コンテを描くと言われるそうです。

《3.構成のつくり方から文章の磨き方まで》

 著者は、まず全体の構成を考えるために、話の大枠を3部に分けてみることを推奨しています。実際、本書も3部構成になっています。そこからさらにそれぞれの部を、3章・3節と分けていくことで、合計27(3×3×3=27)個の節が出来上がります。その各節に、メッセージを1つずつ埋め込んでいきます。また、まえがきには易しい内容を書くことにより、読者を引きつけることができるというのも参考になりますね。

 文章の磨き方については、パラグラフライティングやトピックセンテンス、句読点のうちかたなどについて説明されていましたが、倉島 保美 さんの『論理的な文章が自動的に書ける!』と久恒 啓一 さんの『図で考えれば文章がうまくなる—「図解文章法」のすすめ』のほうが理解しやすいと思いますので、またの機会に紹介しましょう。


【読書後の感想ひとこと】

 火山研究者である鎌田先生は、「日本には、資源がない。だからこそ、知的生産を行なう必要がある。」とあとがきに書かれていました。深く納得してしまいました。


【今日の折り目】

33折/261ページ 
・・・赤ペンチェックが入ったページ数を示しています。本の興味度を定量化しています。

【満足度】



(指標の目安)
5:とてもおすすめ,何度も読みたい
4:いい本
3:ふつう
2:う〜んちょっと
1:あんまりおすすめできません

【読書カウンター】

★★★☆☆ ☆☆☆☆☆ 
☆☆☆☆☆ ☆☆☆   今月は、あと15冊!


***

2008年4月15日火曜日

30: 知的ストレッチ入門


知的ストレッチ入門—すいすい読める書けるアイデアが出る

日垣 隆




 知的ストレッチ。この響きにひかれて読んでみました。知的生産力が効率的に伸ばす方法について説明されていました。

【目次】

序章 知的ストレッチとは
1章 読むーストレッチ読書術
2章 構えるーストレッチ書斎術
3章 考えるーストレッチ検証術
4章 創るーストレッチ仕事術
5章 書くーストレッチ文章術
6章 疑うーストレッチ回避術
7章 決めるーストレッチ決断術

【注目ポイント】

序章 知的ストレッチとは

●知的ストレッチの基本3原則

1.インプットは必ずアウトプットを前提にする
2.うまくいった諸先輩の方法をどんどん摂り入れる
3.おのれを知る

アウトプットに全く繋がらないインプットは無駄だと肝に銘じてください。
「方法や技術を発見する能力」自体は、自分で一から生み出すのではなく、盗んだ方が早い。
自分のクセや弱点に自覚的であることが重要になります。

 (1)は、例えば、本は読んで終わりだと無駄ということですね。ですので、私の場合は、ブログに書く、マインドマップにまとめる、人に教えるということを実践しています。(2)は、既にある技術を習得することを目的としないということですね。ついつい自分でも出来たことを自慢してしまいがちです。気をつけるようにしようと思いました。

1章 読むーストレッチ読書術

●黄金の5分間

いったん本を読み終えてから、5分程度かけて、付箋を貼ったり角を折ったり書き込みをした箇所だけ、まとめて再読します。この「まとめて再読」があるのとないのとでは、その後の読書力は30倍くらい違ってくるでしょう。

 復習の5分間が大切ですね。本田さんの『レバレッジ・リーディング』に出てくるレバレッジメモを作っています。


3章 考えるーストレッチ検証術

●的確なメモを取るために有効な処方

1.メモをしたら、その裏側には絶対にメモしない。
2.だらだら書かず、数単語程度か、図式化して記す。
3.メモはできるだけ一元管理する。
4.記憶力に絶対自信のない人は、常にメモ帳と筆記具を持ち歩く。


4章 創るーストレッチ仕事術

●アウトプットの本質は説得力

何かについての報告をまとめるためには、4つの要素が大切になります。情報収集、分析、解釈、評価です。


7章 決めるーストレッチ決断術

●択一で悩む無駄

選択する前にあれこれ悩んでも、やってみないことにはわからない。そのような類いの選択に人は迷うものなのである。直感でもくじ引きでもいいから迅速に選び、その後にこそベストを尽くす。それしか処方はない。


【読書後の感想ひとこと】

 今回は紹介しませんでしたが、本を置いておくに必要なコストやオススメの本棚の情報などが書かれていました。私は、本をたくさん読むので、参考にしています。

【今日の折り目】

20折/221ページ 
・・・赤ペンチェックが入ったページ数を示しています。本の興味度を定量化しています。

【読書カウンター】

★★★★★ ★★★★☆ 
☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆ 今月は、あと11冊!

【バックリンク】

◦ ラクをしないと成果は出ない
◦ 情報の「目利き」になる!

***

2008年3月24日月曜日

12: 週刊 ダイヤモンド 2008年 2/9号 <特集> 年収が20倍増えた仕事術「グーグル化」知的生産革命


週刊 ダイヤモンド 2008年 2/9号
<特集> 年収が20倍増えた仕事術「グーグル化」知的生産革命

ダイヤモンド社


『効率が10倍アップする新・知的生産術——自分をグーグル化する方法』(弊社刊)が爆発的に売れている。ベストセラーを量産する勝間和代さんはいまや時代の寵児。独自の発想で知的生産力を高めてきた彼女の技法を余すところなく紹介する。

ダイヤモンド社 書籍詳細サイト より

 以前『効率が10倍アップする新・知的生産術—自分をグーグル化する方法』を読んでいたので、あまり気にしていませんでした。でも、書店でパラパラめくってみると追加情報があることに気づき、購入しました。ポイントを、4行日記調で紹介します。

 *3箇所引用して、■に書き出しました。
 *自分の意見を◆に書きました。
 *引用と意見を●にまとめました。
 *★には、自分に対して、語りかけています。

■年収を約20倍に増やした知的生産力
◆年収の推移をオープンにする人は珍しいので、目標が立てやすくなります。
●良質の知的生産を続ける報酬として、得られる年収が上がるということでしょう。
★私も、勝間さんを『心の師匠』として、知的生産を続けていこうと思います。

■神田 昌典 さんと勝間 和代 さんのセミナーの音声ファイルダウンロード
◆知的生産を常に心がける人同士の会話は聴いているだけでやる気が出てきます。
●耳学問を大事にしよう
★私は、知的生産を続ける方々と一緒に仕事をしたいと思います。

■勝間さんが12歳〜38歳までその時々に読んでいた本を1冊づつ紹介
◆自分の歳と比較して、読んだ本は共感できたし、読んでない本は読もうと思います。
●何事も、うまくできる人にきくのが一番ですね。
★再現性のある学びを行動に移して、知的生産を行います。

 神田 昌典 さんと勝間 和代 さんのセミナーの「ライブ音源」のサービスは、とてもいいです。本だけでは得られない、耳から得られるエネルギーがあります。

【今月の読書カウンター】
★★★★★ ★★★★★
★★☆☆☆ ☆☆☆☆☆
今月は、あと8冊!

***
 
Related Posts with Thumbnails