2008年10月2日木曜日

イノベーション・シンキング


イノベーション・シンキング

ポール・スローン

2007


【感想】

革新を起こすための考え方のアイデアがつまった1冊。

革新とは、変化でもなく、改善でもなく、創造でもない。

イノベーションとは、新しいものを創り出して、それを世の中に出していくことです。

本書は、イノベーション・シンキングにより成功した人々の経験を知ることができます。

多くの人は既存の枠組みにはまって生きています。

そのため、イノベーションを起こそうとする人を理解することはできないのです。

そこで、イノベーションを起こそうとする人は、一歩外に踏み出して、実際にイノベーションを起こしていくのです。

 ・前提を疑う

 ・奇抜な組み合わせをしてみる

 ・ルールを変えてみる

など、イノベーションを起こすための10個の思考法が紹介されています。

これらの方法を使いこなすことによって、違った発想ができるようになるでしょう。


【読書の目的】

新しい発想法を得る。


【注目ポイント】

 ・必要なのは、別のやり方をとるということ

 ・水平思考の人が尋ねる質問

 ・仕事となるとなぜ、様々な観点からアプローチしないで、急いで解決策を当てはめようとするのか?

 ・組み合わせが奇抜であれば、そこから出てくるアイデアは独創的なものとなる。

 ・ビジョンはいつも強化していないと、見る間にかすんでしまう。

 ・創造的な人とそうでない人の一番の違い。

 ・アイデアが85%固まったら、実際にやってみる。


【今日紹介した本】

■ ポール・スローン イノベーション・シンキング 2007


【読みたくなった本】

■ 高橋 宣行 オリジナルシンキング 2006
巻末広告より。博報堂のノウハウに基づいて、すごい企画の生み出し方、人と違うことを考えるためのヒントが図解されているそうです。


【今日の折り目】

39折/238ページ 
・・・赤ペンチェックが入ったページ数を示しています。本の興味度を定量化しています。


【満足度】



(指標の目安)
5:とてもおすすめ,何度も読みたい
4:いい本
3:ふつう
2:う〜んちょっと
1:あんまりおすすめできません


【目次】

いま必要なのは、イノベーションを起こせる思考力。ただの創造力ではだめだ!
Part1 水平思考10のスキル
Part2 イノベーションのための組織づくり
付録1 チームの創造力を高めるゲーム
付録2 水平思考パズルの答え
おわりに


【読書カウンター】

★★☆☆☆ ☆☆☆☆☆
☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆
☆☆

今月は、あと20冊!


【バックリンク】

* 書評の塊:2008年10月7日 の書評
sundobaさんにこの記事を取り上げて頂きました。感謝!

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