2008年9月30日火曜日

マインドマップ(R)が本当に使いこなせる本


ペンとノートで発想を広げる“お絵描き”ノート術 マインドマップ(R)が本当に使いこなせる本

遠竹 智寿子,月刊アスキー編集部,ブザン・ワールドワイド・ジャパン

2008


【感想】

やんずさんや、さをんさんの綺麗なマインドマップを見て、自分ももっと綺麗に書きたいと思いました。この本にはさをんさんも登場しています。

これまでに『どんどん右脳が目覚める!不思議なノート法』や『人生に奇跡を起こすノート術―マインド・マップ放射思考』を読んで、描き方の解説にそってマインドマップを描いてきました。ただ、上手なマインドマップが描けませんでした。

そう思っていたところ、本書が出版されることをさをんさんのブログで知り、購入することにしました。

セントラルイメージ(中心イメージ)の描き方やブランチ(枝)などマインドマップの描き方の手順が詳細に解説されています。また、いい例と悪い例が載っていて自分の間違いを正すのにとても役立ちました。(これについてもマインドマップで説明されていてとても分かりやすい!)

また、10人以上のマインドマップが掲載されていて、描き方のヒントに出来ます。はじめはまねをしたほうが綺麗なマインドマップが書きやすいですね。

さらに、よくある質問に対する回答が載っていて、「なるほど〜そうだったのか」と思う箇所が多々ありました。

ということで、マインドマップを技術的に学ぶために最適の1冊でした。

 ・マインドマップを始めたい方
 ・少し描いているけれどこれでいいのかな?と思われている方
 ・マインドマップをデジタル化したい方

に、おススメできる1冊です。


【読書の目的】

マインドマップ技術を磨く


【注目のポイント】

 ・マインドマップを用いると記憶定着率が上昇し、忘却率が低下する。

 ・脳の使い方の3つのレベル(直線思考・放射思考・全脳思考)

 ・1日1時間のマインドマップ時間を確保

 ・魔法の3分間でダイナミックなマインドマップを描く


【今日紹介した本】

■  遠竹 智寿子,月刊アスキー編集部,ブザン・ワールドワイド・ジャパン ペンとノートで発想を広げる“お絵描き”ノート術 マインドマップ(R)が本当に使いこなせる本 2008


【関連記事】

● トニー ブザン,田中 孝顕 どんどん右脳が目覚める!不思議なノート法


【参考サイト】

* やんずのマインドマップ(R)
やんずさんのブログです。

* マインドマップ1年生 plusフォトリーディング!
やまもとさをんさんのブログです。


【参考書籍】

1.トニー・ブザン,バリー・ブザン,神田 昌典 ザ・マインドマップ 2005
マインドマップをもっと勉強したい人にオススメします。

2.トニー ブザン,田中 孝顕 人生に奇跡を起こすノート術―マインド・マップ放射思考 2000
マインドマップの基本的な描き方とルールが説明されています。

3.トニー・ブザン,田中 孝顕 コミュニケーションに奇跡を起こす マインドマップ活用術 2005
人脈作りにもマインドマップは活用できます。

4.トニー・ブザン 自分を天才だと思える本 — HEAD FIRST 2002
自分の能力の可能性について考えてみるということは大切だと思います。


【読みたくなった本】

■ 遠竹智寿子、月刊アスキー編集部 「できる社員」の最強メソッド マインドマップ(R)ビジネス超発想術 2007

■ ヴァンダ ノース,トニー ブザン,田中 美樹,佐藤 哲 頭の取扱説明書 1999
園 先生のオススメの1冊です。貴重な本のようです。

■ トニー ブザン,佐藤 哲,田中 美樹 トニー・ブザン頭の自己変革―未来を築く7つのツール 2006

■ トニー ブザン,佐藤 哲,田中 美樹 トニー・ブザン 頭がよくなる本

■ ダニエル・ピンク,大前 研一 ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代 2006
全脳の正しい使い方について書かれているそうです。


【今日の折り目】

17折/127ページ 
・・・赤ペンチェックが入ったページ数を示しています。本の興味度を定量化しています。


【満足度】



(指標の目安)
5:とてもおすすめ,何度も読みたい
4:いい本
3:ふつう
2:う〜んちょっと
1:あんまりおすすめできません


【目次】

トニー・ブザン氏 巻頭インタビュー
第1章 マインドマップを描いてみよう
第2章 マインドマップ上達の極意


【読書カウンター】

★★★★★ ★★★★★
★★★★★ ★★★★★
★★☆☆

+3冊


【バックリンク】

◦ アイデアマップ

***

にほんブログ村 本ブログ ビジネス書へ

2008年9月29日月曜日

40歳からの人生を変える1日10分速読勉強法


40歳からの人生を変える1日10分速読勉強法

高島 徹治

2003


少し前に買っておいた本です。復習しようと読み直しました。(たしかこの本を買ったときは20代後半だったような・・・)アマゾンでは速読法の箇所に関する批判が目立ちますが、そのあとの勉強法は非常に参考になります。


【感想】

プロローグには、知価社会に突入したと書かれています。5年も前にすでにその兆候があったのですね。さらにいうと、堺屋 太一さんが、1985年に初めてこの“知価社会”という言葉を使われたのだそうです。

また、タイトルにある40歳という年齢については、頭を使い続ける人の海馬は40歳を超えても、発達し続けるというところからきています。これについては、以前紹介した池谷先生の『海馬/脳は疲れない』で、30代からの脳の変化に関する箇所を参考にしてください。

先に言った高島式勉強法は、『3回転学習法』というもの。

「最低三度、重ね読もう」と言ったのは寺田昌嗣さんです。寺田さんの3回読みとよく似ている『3回転学習法』とは、3段階で学習する方法です。

 1回目 サラブレッド学習
 2回目 ブル学習
 3回目 記銘学習

という3段階で情報を頭に塗り重ねていきます。的確なインターバルで復習するのが記憶定着率を向上させるコツなのだそうです。

また、「酒飲み兼勉強時間」という裏技も面白いですね。自分はお酒を飲んだ処理処理能力が低下するので、勉強はしたことがなかったですが、こういう方法もいいですね。アイデア出しはやったことがあって、これは結構発散思考になって良い一人ブレストになりますよ。

先日紹介した“眺め読み”による難読書の敷居を下げる方法に近いように思います。難しい科目をワイン片手に勉強してみるのもいいですね。


【読書の目的】

時間密度の高い勉強法を習得する。


【注目の3ポイント】

 ・時間に対する4つの考え方

 ・6分単位のタイムシート

 ・テキストを3回読もう

 ・まずは全体像を把握する

 ・記憶の定着は、覚えた直後に復習するよりも、ある程度時間を経てから復習したほうが効果が高い。

 ・仮に未知の分野であっても、一定の自信をもって踏み出していけば、なんとかなる。


【今日紹介した本】

■ 高島 徹治 40歳からの人生を変える1日10分速読勉強法 2003


【関連記事】

● 池谷 裕二,糸井 重里 海馬―脳は疲れない
30代からの脳の変化は、知っておいて損はないですね。

● 寺田 昌嗣 フォーカス・リーディング
速読批判という点では、高島さんと似ていますね。 


【参考書籍】

1.高島 徹治 実践!すぐ役立つ「勉強の技術」―頭のいい社会人の「読む」「選ぶ」「覚える」「考える」 2001


【読みたくなった本】

■ 堺屋 太一 知価革命―工業社会が終わる 知価社会が始まる 1985
知恵の値打ちをはじめて示唆した1冊なのだそうです。

■ 池谷 裕二 記憶力を強くする―最新脳科学が語る記憶のしくみと鍛え方 2001
池谷先生の著書ですね。これはまだ読んでいませんでした。

■ 高島 徹治 もっと効率的に勉強する技術!―1時間の勉強が30分で終わる! 2007
高島 徹治さんの最近の著書です。

■ 高島 徹治 45歳からの資格が取れる超効率勉強法 2002
資格試験におけるアウトプットの方法について詳しく書かれているそうです。

■ 菅原 貴与志 司法試験への招待―最短時間で合格するために 2002
速学術について書かれているそうです。


【ひとこと】

いいことがありました♪

先日、白取 春彦さんの『勉学術』で“眺め読み”をご紹介しました。この読み方は、なかなか読めない本をいかに読んでしまうかというコツでした。この方法を『シゴタノ!』の大橋 悦夫さんにお知らせしたところ、返事を頂きました。大変嬉しいコメントが添えられていたので、一部ご紹介します。

記事で言及いただき、ありがとうございます!
『スピードハックス』についてもご紹介いただいているのですね。
重ねて感謝申し上げます。

ブログの充実した書評に刺激を受けました。

大橋さん、ありがとうございました。

実は、このブログを始めたのも、また続けられたのも大橋さんの『「手帳ブログ」のススメ』がきっかけだったのです。ブログを書かれている方にはぜひ一度読んで頂きたい1冊です。


【今日の折り目】

34折/220ページ 
・・・赤ペンチェックが入ったページ数を示しています。本の興味度を定量化しています。


【満足度】



(指標の目安)
5:とてもおすすめ,何度も読みたい
4:いい本
3:ふつう
2:う〜んちょっと
1:あんまりおすすめできません


【目次】

プロローグ 四〇代だから脳は発達する
第1章 勉強しないと生き残れないいまの「四〇歳」
第2章 あやまりだらけの「世に盛る」速読術
第3章 「速読勉強法」で「知価社会」に切り込め
第4章 ビジネスマンのための「速読勉強法」
エピローグ 「速読勉強法」で豊かな人生を


【読書カウンター】

★★★★★ ★★★★★
★★★★★ ★★★★★
★★☆☆

+2冊


【バックリンク】

◦ ほぼ日手帳をとことん使いこなす3つのポイント


***

にほんブログ村 本ブログ ビジネス書へ

2008年9月28日日曜日

【週間ランキング】9/22 ~ 9/27

今週読んだ本の『折り目と満足度』から計算したポイントをカウントダウンします。本のタイトルは、このブログの記事にリンクしています。


【第5位】

52 p

「コメント力」を鍛える

有田 芳生

2002


【第4位】

64 p

人より10倍速く成功するための図解 スピード・ノート

起業家大学,主藤 孝司

2005


【第3位】

79 p

世界で一番シンプルな時間術

W.T.キュステンマッハー,R.キュステンマッハー,佐伯 美穂

2006


【第2位】

93 p

勉学術

白取 春彦

2006


【第1位】

121 p

28歳までに他社からスカウトされる人脈術

坂田 篤史

2008


121 pというのはオススメの10冊の中でも2番目に高得点ですね。
いい本でした。ぜひ読んでみてください。


【先週のランキング】

* 【週間ランキング】9/15 ~ 9/20


【ブログ村ランキング推移】

現在、41位です! 先週まで60位あたりだったので、かなりアップしましたね〜。

【気になる本】

■ 平野友朗 コストゼロで人脈と売上を増やす仕事の仕組みー相手の本音を引き出すビジネスメール力ー 2008
あなたの仕事が劇的に変わるメール術」の平野友朗さんの8冊目の著書が出版されるそうです。面白そうなタイトルですね。


【バックリンク】

◦ 

***

にほんブログ村 本ブログ ビジネス書へ

2008年9月27日土曜日

勉学術


勉学術

白取 春彦

2006


田村書店 千里中央店のオススメの1冊ということで、白取 春彦さんの本を購入しました。白取 春彦さんによる宗教や哲学の解説は、明快だということです。

 大人のための独学の秘訣を満載!
 学び続けたい人とのために
 独学でここまでできる!

と帯には書かれています。


【目次】

第一章 勉学は独学にかぎる
 ・独学は学習ではない
 ・「いつから」で始める
 ・疑問から知識が始まる
 ・情報と知識は違う
 ・独学はいつでもどこでもできる
 ・独学の人カント

第二章 難解な本を読むコツ
 ・ランダムに読む
 ・立体的に理解する
 ・「眺め読み」で書物に勝つ
 ・難しそうな本と遊ぶ
 ・棒線を引きながら読む
 ・多くの本を読む
 ・読書で世界が変わる

第三章 教養を身につける
 ・教養とは何か
 ・『聖書』という教養
 ・宗教書を必ずかじっておく

第四章 外国語の独学法
 ・まずは日本語を正しく使う
 ・言葉のセンスを養う
 ・学習のコツ
 ・読むことが第一
 ・その外国語の論理パターンを理解する

第五章 考える技術・調べる技術
 ・あらゆる論はすべて仮説にすぎない
 ・考え方を観察する
 ・あらゆるテーマについて調査する
 ・フリーノートを持つ
 ・図書館を活用する

あとがき


【感想】

今回ははじめに目次の詳細を転載しました。

というのも、これまでご紹介してきた本(速読術・ノート術・思考術・英語学習術)に関するすべての事柄について言及されている1冊だったからです。

<独学と学習の違い>

学習の本質は、「まねび」であり、このことは齋藤 孝先生も同じことを著書に書かれています。これに対して、独学は習うことから離れて自分なりの道を追求することを意味します。本書を読む前に、この独学の定義を理解しておく必要があります。

それは、「独学は、1人で黙々と学ぶということではなく、最高レベルの師を書物に求める」という意味だということです。

また、英語で表現すると学習が“Learn”であり、独学は“Study”ということになるそうです。ちなみに私はこの箇所を読んで、小山龍介さんの勉強本のタイトルをSTUDY HACKS!にした背景が理解できました。

<速読するまえの“眺め読み”>

そもそも自分の知識がない領域の書物を速読して理解していくことはできません。これはフォトリーディングのセミナーでも教わりました。ですので逆に言うと、読めば読むほど関連する本を読むスピードは必然的に上がります。

では、難解な本を初めて読むときはどうしたらいいのでしょうか?

その一つの方法が、“眺め読み”です。

眺め読みとは、難解な本を本棚に立てておくのではなく、雑誌や新聞と同じように扱って、ぱらぱらめくるという読み方です。分厚い本を身近に置くというのは、少し邪魔ですが、頻繁に触れることによって敷居を下げることができます。

この読み方は、新しい読書法でした。速読術と一緒に取り入れてはいかがでしょうか?

この箇所を読みながら、『シゴタノ!:読書スタイルの変化〜読了までの3つのステップ』の記事を思い出しました。

『フォーカス・リーディング』を読んだ前後あたりから、それまでの読書スタイルに変化が起きています。

それによって、今までは、

 ●ハードカバー、無理
 ●300ページ以上、無理
 ●上記以外の理由で読みづらい本、無理(言葉の好み、趣味の問題、背景知識の不足など)

という“無理三条”によって、ずいぶんと読まずに積ん読にしていた本があったのですが、その牙城を崩しに掛かることができています。

シゴタノ!:読書スタイルの変化〜読了までの3つのステップ

このように読みたくて買ってみたものの、なかなか手がつけられない本を読むために“眺め読み”が役立ちますね。

さらに、白取 春彦さんは解説書を読むのではなく、難解な本そのものを読むべきだと主張しています。私も難解な本を読む前に、ついつい解説書を買ってしまいます。解説書は理解の助けになることがありますが、注意すべき点があるというのが白取さんの意見です。

その注意点とは、良くも悪くも解説者のバイアスがかかってしまい、むしろ解説書のほうが難しくなってしまうことがあるということです。

オリジナルから読んでみるほうがわかりやすいこともあるのですね。実は書評もそうかもしれません。園 善博先生の言葉を思い出しました。

本を読む目的が知識を得ることならば、知識の量や質は、人それぞれ違うので、あなたに必要な情報であっても、他人に必要な情報とは、限りません。
本を買うときは、本も書いたこと無い人の書評に惑わされないで、買ってください。

園 善博 道

まだまだ紹介したいところがたくさんありますが、今回はここまでにしておきます。

この本は、

 ・日々勉強している方
 ・本をたくさん読んでいる方
 ・学んだことを活かしたい方

にオススメする1冊です。


【読書の目的】

勉学するうえで、必要となる考え方を仕入れる。


【注目のポイント】

 ・Studyとは究めるという意味である。

 ・独学の最終目的は、独自に新しく考え、これまでになかった見解や推理を生み出すこと。

 ・「それはいつから始まったのか」という疑問から始める。

 ・生きた知識は頭に残る。

 ・独学の障碍となるのは、感情の乱れや不健康である。

 ・速読の最大のコツは多読である。

 ・教養を身につけるとは、現実の行ないにいかすということ。

 ・文化や哲学のベースにあるのが宗教である。

 ・言葉のセンスを持つことが、外国語習得の早道。


【今日紹介した本】

■ 白取 春彦 勉学術 2006


【関連記事】

● 小山 龍介 STUDY HACKS!
● Blog #1: 道|理解する技術 情報の本質が分かる

● 本田 尚也 仕事で差がつくメモ術・ノート術
● 午堂 登紀雄 脳を「見える化」する思考ノート

● 苫米地 英人 英語は逆から学べ!

● 寺田 昌嗣 フォーカス・リーディング
● ポール・R・シーリィ,神田 昌典 あなたもいままでの10倍速く本が読める

● 児玉 光雄 頭が良くなる秘密ノート
● 日経BPムック 仕事ができる人の実践思考術


【参考サイト】

* シゴタノ!:読書スタイルの変化〜読了までの3つのステップ

* 道:理解する技術 情報の本質が分かる


【参考書籍】

1.本田 直之 レバレッジ英語勉強法 2008


【読みたくなった本】

■ マービン トケイヤー,加瀬 英明 ユダヤ5000年の教え―世界の富を動かすユダヤ人の原点を格言で学ぶ 2004
■ マービン トケイヤー,加瀬 英明 ユダヤ5000年の知恵―聖典タルムード 発想の秘密 1993
■ マービン トケイヤー,加瀬 英明 ユダヤ5000年の知恵 2005
ユダヤ人が頭が良い理由は、ずっと昔から考え方を学んできたからです。その考え方は聖書とタルムードにあるそうです。

■ フェデリコ・バルバロ 聖書―旧約・新約 1980
白取 春彦さんがおすすめする聖書です。


【ひとこと】

最近、英語を独学し始めました。iKnowはいいですね。5分あればできますし、挿絵がよいので臨場感があり、楽しみながらすすめられます。また、耳学問用にiPod touch 32GBも買いました。「私の英語勉強術」ということで記事にまとめますね。今回はご紹介しませんでしたが、語学習得のヒントも載っているので、英語を勉強している方にも本書はオススメです。


【今日の折り目】

28折/163ページ 
・・・赤ペンチェックが入ったページ数を示しています。本の興味度を定量化しています。


【満足度】



(指標の目安)
5:とてもおすすめ,何度も読みたい
4:いい本
3:ふつう
2:う〜んちょっと
1:あんまりおすすめできません


【読書カウンター】

★★★★★ ★★★★★
★★★★★ ★★★★★
★★☆

+1冊


【バックリンク】

◦ 

***

にほんブログ村 本ブログ ビジネス書へ

2008年9月26日金曜日

「コメント力」を鍛える


「コメント力」を鍛える

有田 芳生

2002


ジャーナリストで、テレビコメンテーターもされている有田 芳生さんの著書です。


【感想】

有田さんのテレビコメンテーターとしての経験を交えて、「コメント」の大切さや、「コメント」するときのポイントが書かれています。

日々テレビで取り上げられた事件に対して、どのように準備し、どうコメントしたのか、そして今どう思っているのか。有田さんの思考の経緯を辿ることができます。

本書は、

短くてもいい。心に残るコメントでありさえすれば。

というメッセージに集約されます。

心に残るコメントは、自分の身体の中から湧き出た言葉でなければなりません。


これはブログも同じですね。

書評ブログ(メルマガ)を運営するのであれば、
その有用なアウトプットツールを利用して「あなたの言葉」を生み出すこと。


鹿田さんがブログに書かれている通りだと私も思います。

得た情報をこれまでの経験をふまえて解釈し、自分自信の意見を交えてアウトプットしていく。

意義のある情報発信をするためには必要なことですね。


テレビ報道と内容が連動していたので、懐かしく思いながら読むことができました。有田さんのコメントの舞台裏が垣間見える良書でした。齋藤 孝さんの『コメント力』とあわせておススメします。


【読書の目的】

コメントをするときの心構えを学ぶ。


【注目のポイント】

 ・コメント力と取材力、その根源は同じ

 ・コメント力は人間観察力

 ・言力

 ・テレビでの発言は、1テーマにつき30秒から長くて90秒

 ・相手の胸にストンと落ちるような言葉をかける

 ・「泣いて馬謖を斬る」

言力とは、「着想力・構想力・表現力・発言力・説得力・演出力」をひっくるめた言葉の力のことです。

 言葉とは、それを発する人間のこれまでの生き方やそのなかで培われた人間性が大きくものをいう。身体のなかから湧き出る自分の言葉で語らなければ、相手の心に届くわけがない。自分という存在への理解の深まりが、“言葉の魅力”を増すことになる。「身についた言葉」とは、その人間の全存在から現れ出るものなのである。


【今日紹介した本】

■ 有田 芳生 「コメント力」を鍛える 2002


【関連記事】

● 齋藤 孝 コメント力
実践的にコメント力を鍛えるなら、こちらの本を読んでみてはいかがでしょうか?


【参考サイト】

* 【ビジネス書評】鹿田尚樹の「読むが価値!」【ビジネスブック・ミシュラン】:『いつも目標達成している人の読書術』@丸山純孝
書評ブログの運営だけでなく、セミナーも開催されている鹿田さんが、情報発信の大切さについてまとめられた記事です。


【読みたくなった本】

■ 樋口 裕一  ホンモノの思考力―口ぐせで鍛える論理の技術 2003
■ 日垣 隆  情報の「目利き」になる!―メディア・リテラシーを高めるQ&A 2002
■ 永江 朗 インタビュー術! 2002


【今日の折り目】

9折/186ページ 
・・・赤ペンチェックが入ったページ数を示しています。本の興味度を定量化しています。


【満足度】



(指標の目安)
5:とてもおすすめ,何度も読みたい
4:いい本
3:ふつう
2:う〜んちょっと
1:あんまりおすすめできません


【目次】

はじめに
序章 「コメント力」は暮らしのなかで生きる力になる!
第1章 「コメント力」とは何か
第2章 TVコメンテーターから見た「コメント力」の現在
第3章 方法論としての「TVコメンテーター」
第4章 コメントは苦手というあなたへ
あとがき


【読書カウンター】

★★★★★ ★★★★★
★★★★★ ★★★★★
★★

今月も目標達成!


【バックリンク】

◦ 

***

にほんブログ村 本ブログ ビジネス書へ

2008年9月25日木曜日

図解 スピード・ノート


人より10倍速く成功するための図解 スピード・ノート

起業家大学,主藤 孝司

2005


アマゾンを眺めていて見つけた1冊です。


【感想】

まえがきに書かれていて納得してしまったひとことです。

  ‥成功法則は1つではない

読書を続けていると、いろいろな成功体験や成功のコツに出会いますよね。なかには相反する事柄もあって、混乱しそうになります。

しかし、このひとことは、成功法則は普遍的ではないということを意味しています。

多くの成功体験から、自分に合ったものを学ぶことが重要であると主藤 孝司さんは述べています。

さらに、先達の自分に合った成功のコツをアラカルトで選択し、また自分自身で作ったコツをブレンドしていくことでオリジナルな成功のコツが作っていけるのだと、私は考えています。

本書にはのべ9人の方々の経験に基づいた成功のコツが紹介されています。見開きの図解入りで読みやすい構成になっています。成功体験のブラウジングに最適な1冊です。


【読書の目的】

成功のコツをつかむ。


【注目ポイント】

 ・5倍の価格の座席に乗ったことが、年商50億のベンチャー立ち上げのきっかけとなった。

 ・打ち合わせ中にその場で担当者に連絡をとる。

 ・社内営業をして、連携を強める。

 ・アイデアは遊んでいる時に降ってくる。

 ・チェーンシンキングとジャンプシンキング

 ・メールによる感情増幅スパイラルの危険性


【今日紹介した本】

■ 起業家大学,主藤 孝司 [図解]スピード・ノート 2005


【関連記事】

● あなたもいままでの10倍速く本が読める


【参考書籍】

1.トニー ブザン,田中 孝顕 人生に奇跡を起こすノート術―マインド・マップ放射思考 2000
2.ポール・R・シーリィ,神田 昌典 あなたもいままでの10倍速く本が読める 2001
マインドマップとフォトリーディングも紹介されています。


【読みたくなった本】

■ 安田 佳生 採用の超プロが教える仕事の選び方 人生の選び方 2003
■ 神田 昌典,起業家大学 図解 成功ノート―非常識に儲ける人々が実践する 2003
■ 主藤 孝司,起業家大学 (図解)非常識に儲ける人の一億円ノート 2004


【今日の折り目】

13折/95ページ 
・・・赤ペンチェックが入ったページ数を示しています。本の興味度を定量化しています。


【満足度】



(指標の目安)
5:とてもおすすめ,何度も読みたい
4:いい本
3:ふつう
2:う〜んちょっと
1:あんまりおすすめできません


【目次】

はじめに
第1部 スピード成功への「マインドセット」
第2部 「仕事の常識」を一八〇度転換しろ!
第3部 斬新なアイデアを次々生み出す人のテクを盗め!
第4部 人の半分の時間で一〇倍稼ぐ人の「スピード儲け術」
第5部 これがメールで失敗する本当の理由だ!
第6部 忙しそうなのに、なぜかゆとりのある人の「スピード生活術」
おわりに


【読書カウンター】

★★★★★ ★★★★★
★★★★★ ★★★★★
★☆

今月は、あと1冊!


【バックリンク】

◦ 

***

にほんブログ村 本ブログ ビジネス書へ

2008年9月24日水曜日

28歳までに他社からスカウトされる人脈術


28歳までに他社からスカウトされる人脈術

坂田 篤史

2008


今回ご紹介するのは、8月に鹿田尚樹さんが主催された『聞くが価値』vol.02で講演された坂田 篤史さんの『28歳までに他社からスカウトされる人脈術』です。千葉 智之さん、平野敦士カールさんと合わせて全講演者の著者のみなさんの紹介が完了しました。

本書は、坂田さんが平野 友朗さんの出版記念パーティーに招待されたことがきっかけになって出版されたそうです。

平野 友朗さんの著書は以前『あなたの仕事が劇的に変わるメール術』で紹介しましたね。


【感想】

AIDMAという人脈作りの法則が紹介されています。

AIDMAとは、消費者の購買行動のプロセスを説明するモデルの1つなのだそうです。このモデルを人脈作りに置き換えて、人脈を広げるために自分がすべきことが解説されています。

実際の交流の直前には、相手にとって自分が必要であると認識してもらう必要があると坂田さんは指摘しています。この点は重要だと思います。なぜなら、勝間さんが言うように見返りを求めないでとりあえず与え続けることが、このような認識に繋がると考えるからです。

もうひとつ参考になった考え方があります。

ゴールを設定して、逆算思考で考える際に、歯車理論という興味深い理論も紹介されています。大きな目標をちいさなステップに分解していく時に、ちゃんと次のステップにつながるように、小さい目標を設定するところがポイントですね。

たとえるならば、時計の裏側のイメージです。

小さい歯車を、少しずつ大きくしていって、最終的に動かしたいものを動かす。

レバレッジシンキングのひとつですね。


【読書の目的】

井の中の蛙にならないで、外の世界に通用する人材になる。


【注目ポイント】

 ・社会人になったら3年周期でターニングポイントが来る。

 ・成功したいのなら、成功している人たちの中にいなさい。

 ・10分考えてわからない問題は1日考えてもわからない。

 ・トップレベルの人の話を聞く。

 ・キャラクターはアクションよりも、むしろリアクションで作られている。

 ・やると決めたら72時間ルール。


【今日紹介した本】

■ 坂田 篤史 28歳までに他社からスカウトされる人脈術 2008


【関連記事】

● 『聞くが価値』vol.02に参加してきました!
● あなたの仕事が劇的に変わるメール術
● 図解 コーチング流タイプ分けを知ってアプローチするとうまくいく
人と接する時に考慮すべきポイントが書かれている坂田さん推薦の1冊です。


【参考サイト】

* ロジカル・ブランディング-論理的なブランド戦略-
坂田さんのブログです。 

* Blog #5: 【セミナー開催!】坂田篤史氏講演 ロジカルブランディング11/1(土)in渋谷
坂田さんのお話が聞ける貴重なセミナーの開催のご案内です。


【読みたくなった本】

■ 鳥居 祐一 学校で教えない億万長者の授業 2007
■ 鳥居 祐一 お金持ちにはなぜ、お金が集まるのか 2007


【今日の折り目】

53折/187ページ 
・・・赤ペンチェックが入ったページ数を示しています。本の興味度を定量化しています。


【満足度】



(指標の目安)
5:とてもおすすめ,何度も読みたい
4:いい本
3:ふつう
2:う〜んちょっと
1:あんまりおすすめできません


【目次】

はじめに
Chapter 1 28歳までの人脈がなぜスカウトにつながるのか?
Chapter 2 20代に築いた人脈がビジネス人生を大きく変える
Chapter 3 「20代」で一歩抜け出すための人脈術
Chapter 4 人を動かし、自分を成長させる人脈術
Chapter 5 成功するためのチャンスのつかみ方
Chapter 6 人から「応援される」ために必要なこと
おわりに


【読書カウンター】

★★★★★ ★★★★★
★★★★★ ★★★★★
☆☆

今月は、あと2冊!


【バックリンク】

◦ 選ばれ続ける社員の法則77


***

にほんブログ村 本ブログ ビジネス書へ

2008年9月22日月曜日

世界で一番シンプルな時間術


世界で一番シンプルな時間術

W.T.キュステンマッハー,R.キュステンマッハー,佐伯 美穂

2006


書店で見つけました。『すべては「単純に!」でうまくいく』のW.T.キュステンマッハー 氏の時間術です。

 この本には、時間ともっと上手につきあい、今、この瞬間を生きることを心から楽しみ、そのときしていることに心をそそいでもらうためのアイディアや提案がたくさん詰まっている。

まえがきからの抜粋です。効率的に仕事を処理して、残りの時間をゆったり過ごすことが大切ですね。


【感想】

・立ち止まって考える時間をとる
・パソコンを使わない時間をつくる
・状況を冷静に判断する

といった、解決法とその簡単な説明が書かれています。解決法はどれも簡単に試せるものばかりでした。

本書の基本コンセプトは、仕事をぎゅうぎゅうに詰め込んで、効率化するというものではなく、いかにのんびり過ごす時間を生み出すかということに重きをおいて書かれているのが特徴です。

時間の管理法については『時間管理(タイムマネジメント)セルフチェック』の記事を参考にして頂くと良いと思います。

つまり人生を楽しむ。そのヒントが、本書にはちりばめられています。

薄い本ですので、休日のひとときにおすすめする1冊です。


【読書の目的】

自分の自由時間をゆったり過ごす。


【注目ポイント】

 ・どんなに忙しくても、体を動かす時間をとる

 ・「カオス」のある人生を楽しもう

 ・時間に支配されない空間をもつ

 ・状況を冷静に判断できれば、処理速度は倍加する

 ・怒りにかられたら、まずは10数える

 ・ゴロゴロする時間も大切


【今日紹介した本】

■ W.T.キュステンマッハー,R.キュステンマッハー,佐伯 美穂 世界で一番シンプルな時間術 2006


【関連記事】

● ローター・J. ザイヴァート 時間管理(タイムマネジメント)セルフチェック


【参考書籍】

1.ローター・J・ザイヴァート,ヴェルナー・ティキ・キュステンマッハー,小川 捷子 すべては「単純に!」でうまくいく 2003


【本日到着の本】

■ 本田 直之 レバレッジ英語勉強法 2008
■ 遠竹 智寿子 ペンとノートで発想を広げる“お絵描き”ノート術 マインドマップ(R)が本当に使いこなせる本 2008


【今日の折り目】

24折/155ページ 
・・・赤ペンチェックが入ったページ数を示しています。本の興味度を定量化しています。


【満足度】



(指標の目安)
5:とてもおすすめ,何度も読みたい
4:いい本
3:ふつう
2:う〜んちょっと
1:あんまりおすすめできません


【目次】

はじめに
秘訣1 時間をコントロールしようとするな
秘訣2 物事を先延ばしにするな
秘訣3 すべてを手に入れようとするな
秘訣4 手帳を予定でいっぱいにするな
エピローグ
訳者あとがき


【読書カウンター】

★★★★★ ★★★★★
★★★★★ ★★★★☆
☆☆

今月は、あと3冊!


【バックリンク】

◦ 

***

にほんブログ村 本ブログ ビジネス書へ

2008年9月21日日曜日

Blog #6: 今回も豪華です!:『聞くが価値』vol.03参加者の方々

午堂登紀雄氏を講師にお迎えしての
『聞くが価値』vol.03がいよいよ本日開催です!

いやぁ、雨が止んだみたいでよかったです(汗)

ご参加してくださる皆様、本当にありがとうございます。


もう『聞くが価値』恒例ですが・・・
今回もまた「参加者」も豪華な『聞くが価値』です!


鹿田 尚樹さん主催のセミナー3回目が開催されたそうです。
行きたかったですね〜。

参加者の皆さんのコメントを読みながら、DVDの発売を待ちます!
感想記事をどんどんアップしていきますよ♪


【関連記事】

● 『聞くが価値』vol.02に参加してきました!
● Blog #3: 【開催決定!】『聞くが価値』vol.03 with 午堂登紀雄&鹿田尚樹


【参考サイト】

* 【ビジネス書評】鹿田尚樹の「読むが価値!」【ビジネスブック・ミシュラン】:今回も豪華です!:『聞くが価値』vol.03参加者の方々

* 鹿田尚樹の「読むが価値」【公式サイト】
過去のセミナーのDVDが購入できます。


主催者の鹿田さんのコメント

* 『聞くが価値』vol.03:ご参加ありがとうございました!【感想リンク集】

参加者の皆さんのコメント集

さむコピブログへ

* さむらいコピーライティング道:聞くが価値に来てます。
* さむらいコピーライティング道:聞くが価値vol.3に行って来ました
* スクラップandビルド:『読むが価値』vol.3 参戦記
* 悩める25歳平凡会社員の「多読」成功術:【SP010】聞くが価値vol.03
* ほぼ日blog:聞くが価値vol.3 「投資」と「出版」から学ぶ、最強の人生プロデュース戦略
* オンライン書評図書館 -Blue Sky Horizon-:【レポート】『聞くが価値』vol.03 with 午堂登紀雄 &鹿田尚樹


***

【週間ランキング】9/15 ~ 9/20

今週読んだ本の『折り目と満足度』から計算したポイントをカウントダウンします。本のタイトルは、このブログの記事にリンクしています。


【第6位】

51 p

日経ビジネス Associe (アソシエ) 2008年 9/2号
特集 成長し続ける人のノート術
日経BP出版センター

2008


【第5位】

53 p

超時間活用ノート—あなたに「成功グセ」がつく単純化システム

ジュリー モーゲンスターン,三村 めぐみ

2003


【第4位】

58 p

ご機嫌の法則100

伊藤 守

1995


【第3位】

81 p

やっぱり「仕組み」を作った人が勝っている

荒濱 一,高橋 学

2008


【第2位】

85 p

コメント力

齋藤 孝

2004


【第1位】

89 p

あなたの仕事が劇的に変わるメール術

平野 友朗

2005


【先週のランキング】

* 【週間ランキング】9/8 ~ 9/13


【ブログ村ランキング推移】

現在、64位です! 先週より10位回復しましたね〜。


【バックリンク】

◦ 

***

にほんブログ村 本ブログ ビジネス書へ

2008年9月20日土曜日

Blog #5: 【セミナー開催!】坂田篤史氏講演 ロジカルブランディング11/1(土)in渋谷

パーソナルブランディングを論理的に学ぶ究極のセミナー

坂田 篤史氏 講演

「ロジカルブランディング」
28歳までに他社からスカウトされる人脈術 著者
成功する税理士オフィス開業&運営バイブル 監修

ブログ ロジカルブランディング

開催日時 平成20年11月1日(土)
会場 T'S東宝ビル別館301号室
住所 東京都渋谷区渋谷2-18-3
電話 03-5466-2020
開場 13:30
開演 14:00
終了予定時刻 16:45

その後懇親会実施予定

参加費 6,000円
懇親会参加者+5,000円

お問い合わせ:omori0525@gmail.com

以前セミナーでお会いした大森陽介さんが、セミナーを開催されるそうです。セミナーを開く行動力が素晴らしいですね。

坂田 篤史さんは、ロジカルに戦略を練って着実に目標を達成されています。夢を叶える自己ブランディング術を学べる貴重な機会ですね。ご興味のある方は、ぜひご参加ください。


【関連記事】

● 『聞くが価値』vol.02に参加してきました!


【参考サイト】

* 【自己研磨ブログ】大森陽介の「成功へのアウトプット!」:【セミナー開催!】坂田篤史氏講演 ロジカルブランディング11/1(土)in渋谷
開催者の大森 陽介さんのブログ記事です。

* 『華麗なる経営コンサルへの道』
演者の坂田 篤史さんの
ブログです。

コメント力


コメント力

齋藤 孝

2004


『質問力』『コメント力』『段取り力』の力シリーズの2冊目の紹介です。普段から、コメント力を上げたいと思っていたのでぴったりな1冊だと思い読んでみる事にしました。まえがきにはしょっぱなから、「日本人はコメント下手な国民である」と断言されています。これはぜひ勉強せねば・・・。


【感想】

コメントの大切さを再認識させられました。まえがきにはこのように書かれています。

ひと言、ふた言で端的に自分の感じたことや考えたことを表現しなければならない時に、気の利いたことがいえないと、能力が低いのではないかとか、何もわかっていないのではないかと思われてしまい、次から呼んでもらえなかったり、仕事のチャンスを失うだろう。

アウトプットする大切さはこのブログでも何度も取り上げてきました。考えていても口に出さなければ、何も考えていないのと同じ、質の悪いコメントをしてしまうと逆にマイナスになる。的確なコメントを残すように心がけたいですね。

本書は、

第1章では、コメント力について
第2章では、コメント力トレーニングの実践問題
第3章では、有名人のコメント考察
第4章では、漫画などの登場人物によるコメント考察

という構成になっています。読みやすい1冊でした。

  ・どういうコメントがいいのか
  ・優れたコメントをするにはどうしたらいいか
  ・ユニークな視点でのコメントの価値

といった、知っておくべきコメント力理論がたくさんありました。

また、実践問題も16個出題されていて、例えば・・・

 今はカリフォルニア州知事になている俳優のアーノルド・シュワルツェネッガーが知事選を戦っていたとき、遊説先で観衆から突然、卵をぶつけられた。テレビカメラも回るその前でとっさに彼はこう言って、悪意の攻撃をかわした。さて彼は何といったのだろう?

「奴には○○○の貸しだ」

という問題とその解説があります。これは極端な例ですが、コメントは突発的に要求されることも少なくありません。普段からのトレーニングを欠かさず、常に磨いておきたいですね。

最後に、『天才バカボン』のバカボンのパパに習うコメント力に関する齋藤 孝 先生らしい解説がとても面白いですよ。

コメント力を磨きたいブロガーの方に、ぜひおススメする1冊です。


【読書の目的】

コメント力を磨く。


【注目のポイント】

 ・欧米人は、少しでも深い意味のあることを言おうとする意識がある。

 ・ひと言で「なるほど」と思わせるような、見方が鋭い、本質をついた言葉を発する必要がある

 ・コメント力の基本は、「対象についての話からずれない」こと。

 ・「お得感」のあるコメント

 ・はずしているけど面白いコメント

 ・コメントを文字化する。

 ・優れたコメントとは、内容か表現が面白いコメントである。


【今日紹介した本】

■ 齋藤 孝 コメント力 2004


【関連記事】

● 齋藤 孝 段取り力


【参考サイト】

* 齋藤孝のホームページ


【読みたくなった本】

■ 齋藤 孝 眼力 2004


【本日到着の本】

■ 有田 芳生 「コメント力」を鍛える 2002

■ 白取 春彦 勉学術 2006

■ W.T.キュステンマッハー,R.キュステンマッハー,佐伯 美穂 世界で一番シンプルな時間術 2006


【今日の折り目】

29折/206ページ 
・・・赤ペンチェックが入ったページ数を示しています。本の興味度を定量化しています。


【満足度】



(指標の目安)
5:とてもおすすめ,何度も読みたい
4:いい本
3:ふつう
2:う〜んちょっと
1:あんまりおすすめできません


【目次】

プロローグ 「コメント力」は現代社会を生き抜く必須の能力
第1章 「コメント力」とは何か?
第2章 「コメント力」トレーニング集
第3章 優れた「コメント力」
第4章 独創的な「コメント力」
エピローグ


【読書カウンター】

★★★★★ ★★★★★
★★★★★ ★★★☆☆
☆☆

今月は、あと4冊!


【バックリンク】

◦ 「コメント力」を鍛える

***

にほんブログ村 本ブログ ビジネス書へ

2008年9月19日金曜日

ご機嫌の法則100


ご機嫌の法則100

伊藤 守

1995


書店で見つけて、衝動買いしました。「ゴキゲンに生きる」って大切な事ですよね。


【感想】

伊藤 守さんがこれまで会ってきた魅力的な人に共通すること。

それが、「ご機嫌である」ということだったそうです。

そのようなご機嫌な人たちを観察して、その様子を書き留めたのが、この1冊です。

「ご機嫌でいたい」そう思う方におススメする1冊です。

何度も読み返したいですね。


【読書の目的】

ゴキゲンに生きるヒントを見つける


【注目ポイント】

21:
問題は外に。内側には愛を。
外に出した問題を、
積み木のように、並べたり重ねたり、崩したりするんだ。

つまり、問題を抽象的な物にして内側にためるな、ということ。

36:
ご機嫌になりたかったら、ご機嫌な人の近くに行きなさい。
不機嫌になりたかったら、不機嫌な人の近くに行きなさい。

48:
きれいな女の人やかっこいい男の人を見ると、
つい見とれてしまったりする?
目が合ったりしたら、ドキドキしちゃったりする?
もし、そうだとしたら、
きみがどんなに問題をかかえていても全然問題ない。



【今日紹介した本】

■ 伊藤 守 ご機嫌の法則100 1995


【関連記事】

● 坪田 一男 理系のための人生設計ガイド
ご機嫌に生きるための秘訣についてまとめています。

● 伊藤 守 ひとりでも部下のいる人のための世界一シンプルなマネジメント術 3分間コーチ


【今日の折り目】

3折/90ページ 
・・・赤ペンチェックが入ったページ数を示しています。本の興味度を定量化しています。


【満足度】



(指標の目安)
5:とてもおすすめ,何度も読みたい
4:いい本
3:ふつう
2:う〜んちょっと
1:あんまりおすすめできません


【目次】

はじめに


【読書カウンター】

★★★★★ ★★★★★
★★★★★ ★★☆☆☆
☆☆

今月は、あと5冊!


【バックリンク】

* 書評の塊:2008年9月21日 の書評
sundobaさんにこの記事を取り上げて頂きました。感謝!

◦ 

***

にほんブログ村 本ブログ ビジネス書へ

2008年9月18日木曜日

超時間活用ノート


超時間活用ノート—あなたに「成功グセ」がつく単純化システム

ジュリー モーゲンスターン,三村 めぐみ

2003


【感想】

タイムマネジメントはなぜうまくいかないのか?

本書では3つの原因に注目して解決法を提示しています。

その原因とは、

 1.ノウハウを知らなかっただけ
  実際にかかる時間の見積もりが甘かった
  人に任せられなかった
  仕事を分解して処理できなかった
  ‥‥など

 2.環境が足を引っぱっているだけ
  健康状態を考慮していなかった
  邪魔が入る環境だった
  ‥‥など

 3.心理的な問題に負けただけ
  優先順位が決められなかった
  完璧主義だった
  ‥‥など

この3つです。

これらの原因に対する対処法が解説されています。具体的なアイデアが多く紹介されているのが特徴ですね。

また、タイムマップという時間割の作成例が紹介されています。タイムマップとは、小学校の時間割のようなスケジュール表です。実際作ってみると、自分のやりたいことに時間を振り分けられるため、安心してタスクを処理できそうです。

私の場合は、午前と午後に、それぞれ創造的な作業とそれ以外の作業を割り振り、60分を各作業に割り当てています。また、詰め込み過ぎを防ぐため、全労働時間あたり2割程度のあそび時間を随所に設置しています。これで仕事が延長してもスケジュール内で吸収できるという訳です。

このような時間割の有効性は本田 直之さんも指摘されていましたね。

さらに、スキマ時間を活用するために、5分、15分、30分、60分あればやりたい事リストをタイムマップの横に箇条書きにしています。こうして書き出す事によって、『思いつく→思い出す→覚えておく→処理する or 忘れる』というスップを『思いつく→処理する・保留する』に変化させて確実に作業する事ができます。

また、「覚えておかなければ」という脳への負担もなくす事ができます。精神的にも落ち着きますし、脳のワーキングメモリの境域も増えて一挙両得です。


【読書の目的】

時間の使い方を知り、上手に使う。


【注目のポイント】

 ・ルールは逆に解放につながる。創造力は習慣により生み出される。

 ・エール大学の卒業生のうち3%のグループが築いた富とは。

 ・人に仕事を任せる3つのステップ。


【今日紹介した本】

■ ジュリー モーゲンスターン,三村 めぐみ 超時間活用ノート—あなたに「成功グセ」がつく単純化システム 2003


【関連記事】

● 荘司 雅彦 時間の「投資」術!
● 小松 俊明 デキる上司は定時に帰る
● ローター・J. ザイヴァート 時間管理(タイムマネジメント)セルフチェック
● 「おちまさとプロデュース時間の教科書」をつくる会 時間の教科書
● 本田 直之 レバレッジ・シンキング


【今日の折り目】

22折/239ページ 
・・・赤ペンチェックが入ったページ数を示しています。本の興味度を定量化しています。


【満足度】



(指標の目安)
5:とてもおすすめ,何度も読みたい
4:いい本
3:ふつう
2:う〜んちょっと
1:あんまりおすすめできません


【目次】

はじめに
プロローグ あなただけの時間管理法を見つける旅に出よう
第1章 何が邪魔しているのか?
第2章「ゴール設定」で、うまくいく
第3章 タイムマップを作る
第4章 予定表を選ぶ
第5章 用件をふり分ける
第6章 用件を切り捨てる
第7章 用件を「時間箱」に収める
第8章 オーダーメードの時間術を見つける
おわりに


【読書カウンター】

★★★★★ ★★★★★
★★★★★ ★☆☆☆☆
☆☆

今月は、あと6冊!


【バックリンク】

◦ 

***

にほんブログ村 本ブログ ビジネス書へ

2008年9月17日水曜日

あなたの仕事が劇的に変わるメール術


あなたの仕事が劇的に変わるメール術

平野 友朗

2005


読者限定プレゼントが5つももらえました。メーリングリストの設定方法が参考になりました。


【感想】

私は毎日20〜50通のメールを受け取っています。その中には・・・、

 ・どこかトゲのあるメール
 ・何が書いてあるのか分からないメール
 ・発信者名が不思議なメール
 ・唐突すぎる内容のメール

などなど、「なんだかな〜」と首を傾げたくなるメールも少なくありません。

これは当然ですね。

なぜなら、平野 友朗さんが指摘しているように、メールの書き方を教えてくれる場がないからです。

そこでこの本の出番です。

メールリテラシー(メールの読み書き能力)を向上させるために必要な心構えと、具体的な技術が紹介されています。

45のメールを書くためのヒントが挙げられています。私はこれまでに2冊のメール術の本を読んできましたが、21ヒントも参考になりました。

この本は、メールの教科書として、広く読まれるべき1冊です。

ぜひ、読んでみてください。

きっと「あっそうだったのか!」という気付きがあると思います。


【読書の目的】

他人が首を傾げることがないようなメールを書く。


【注目の3ポイント】

 ・メールを転送するときも配慮を忘れずに

 ・メールで高まる「好き」「嫌い」

 ・メールアドレスの決め方

 ・単語を登録してスピードアップ

 ・メールに心をこめる


【今日紹介した本】

■ 平野 友朗 あなたの仕事が劇的に変わるメール術 2005


【関連記事】

● 川島 冽 5分で送信! ビジネスメール 速書き文例集


【参考サイト】

* メルマガコンサルタント 平野友朗の公式サイト
平野 友朗さんの公式サイトです。


【参考書籍】

1.シーズ ビジネスメール ものの言い方「文例」辞典 2005


【読みたくなった本】

■ 平野 友朗 先輩起業家が教える 走りながら考える仕事術! 2006


【今日の折り目】

36折/229ページ 
・・・赤ペンチェックが入ったページ数を示しています。本の興味度を定量化しています。


【満足度】



(指標の目安)
5:とてもおすすめ,何度も読みたい
4:いい本
3:ふつう
2:う〜んちょっと
1:あんまりおすすめできません


【目次】

はじめに
ステップ1 メールの基本機能を知る
ステップ2 メールを使いこなす
ステップ3 メールを極める
ステップ4 できる人のメール術
おわりに


【読書カウンター】

★★★★★ ★★★★★
★★★★★ ☆☆☆☆☆
☆☆

今月は、あと7冊!


【バックリンク】

* 書評の塊:2008年9月18・19・20日 の書評
sundobaさんにこの記事を取り上げて頂きました。感謝!

♪ 【週間ランキング】9/15 ~ 9/20【第1位】
 28歳までに他社からスカウトされる人脈術

***

にほんブログ村 本ブログ ビジネス書へ

2008年9月16日火曜日

やっぱり「仕組み」を作った人が勝っている


やっぱり「仕組み」を作った人が勝っている

荒濱 一,高橋 学

2008


鹿田尚樹さんの『聞くが価値』vol.02でお会いした、荒濱さんの本です。


【感想】

仕組みづくりのプロの思考のポイントを抽出して、それを体系化した素晴らしい本です。

9人の“仕組み所有者”に、綿密な取材をし、的確な分析と考察を行ない、そして彼らの思考のエッセンスを統合して、普遍的な法則にまで濃縮しています。

それはまるで、図形に関する公式を導き出したかのような印象を受けました。

本書のキーワードは、

  複数の「仕組み」の組み合わせ

です。

9人それぞれの仕事に応じた仕組みが紹介されていますが、ビジネスパーソンの日常業務にも応用できる思考がたくさん紹介されていました。

また、株や不動産の具体的なノウハウも紹介されているので、投資をされている方にもおススメです。


【読書の目的】

稼げる仕組みを創り出した成功者の思考に学ぶ。


【注目のポイント】

 ・自分がそこにいなくても回るシステムを作る(高樹 公一 氏)

 ・いい業者に出会うために「直接会う」(午堂 登紀雄 氏)

 ・“Jusy Do It !”の精神で道を切り開いている(菅野 一勢 氏)


【今日紹介した本】

■ 荒濱 一,高橋 学 やっぱり「仕組み」を作った人が勝っている 2008


【関連記事】

● 『聞くが価値』vol.02に参加してきました!


【参考サイト】

* 『やっぱり「仕組み」を作った人が勝っている』公式サイト


【読みたくなった本】

■ 荒濱 一,高橋 学 結局「仕組み」を作った人が勝っている 2007


【今日の折り目】

36折/291ページ 
・・・赤ペンチェックが入ったページ数を示しています。本の興味度を定量化しています。


【満足度】



(指標の目安)
5:とてもおすすめ,何度も読みたい
4:いい本
3:ふつう
2:う〜んちょっと
1:あんまりおすすめできません


【目次】

はじめに
Part 1 なぜ今「仕組み」思考なのか?
Part 2 「仕組み」所有者たちの思考に迫る
「仕組み」思考 その1
 成功の肝は「人に聞けないこと」「SEO」「好意の返報性」。あとはできた「仕組み」を【複製】するだけですよ 古澤 暢央
「仕組み」思考 その2
 私の成功の秘訣はたった1つ、【他力】をうまく利用したことです 高樹 公一
「仕組み」思考 その3
 「仕組み」を作るまでは【多面】で考え、徹夜で働く。でも作った後はのんびり。それがすきなんです 田渕 隆茂
「仕組み」思考 その4
 利回りよりも【継続】性を重視。でないと自由にはなれません 午堂 登紀雄
「仕組み」思考 その5
 自分の【分身】に無限反復的な労働をさせる。これがネットビジネスの真髄です 石田 健
「仕組み」思考 その6
 【標準】化してしまえば、カン・コツ・経験・センスなど関係ありません 田中 正博
「仕組み」思考 その7
 裁量抜きで淡々と【法則】に従う。それだけで、資産が増えていくんです 斉藤 正章
「仕組み」思考 その8
 とにかくスピード【即行】ですよ。行動が以上に速い人が勝ち残れる世界なんです 菅野 一勢
「仕組み」思考 その9
 僕の「仕組み」はいちいち【論理】的でしょ。理を尽くせば、億の物件もどんどん売れます 金森 重樹
Part 3 「仕組み」思考を普遍化・体系化する
「仕組み」思考を普遍化する
「仕組み」思考を体系化する
「仕組み」思考を実践する!
あなたの頭の中を整理する!「仕組み」思考 チェックシート
おわりに


【読書カウンター】

★★★★★ ★★★★★
★★★★☆ ☆☆☆☆☆
☆☆

今月は、あと8冊!


【バックリンク】

◦ 

***

にほんブログ村 本ブログ ビジネス書へ

2008年9月15日月曜日

日経ビジネス Associe (アソシエ) 2008年 9/2号


日経ビジネス Associe (アソシエ) 2008年 9/2号
特集 成長し続ける人のノート術

日経BP出版センター

2008

ステーショナリー好きとしては、こういう特集にはとくに弱いですね。
特集では、13人のノート術が公開されています。


【読書の目的】

ノートのとり方のコツを仕入れて、活用する。

【感想】

ノートを書くことにはいろいろなメリットがあります。

 ・情報を脳に定着させる
 ・ワーキングメモリを広げる
 ・曖昧な思考をまとめる
 ・アイデアを膨らませる
 ・問題解決の道筋に気づく
 ・復習ができる

このようにたくさんのメリットがあります。

私は、ノートを取りながらコンピューターで作業をするようになってから、考えることと処理することが「タイムシェアリング」できるようになり、特にパソコンを使った仕事の効率が上がりました。

情報は1冊のノートにまとめなさい』が好調な売れ行きだそうで、ビジネスパーソンの皆様の関心の高さがうかがい知ることができます。


13人のノートはいずれも個性的で、参考になる技術が多々ありました。ビジネス書と違い、様々な方のノートのとり方が掲載されているので、ビジュアル的にも読みやすい特集でした。ノート術に興味のある方にオススメの1冊です。


【注目ポイント】

 ・考えていることを図にする(山口 洋平 氏)

 ・ミシン目の入ったノートを切り離して電子化して、共有する(高畑 正幸 氏)

 ・記憶の鮮明なうちに、加筆修正を行なう(西野 浩輝 氏)

 ・カナヅチを持っていると周りが釘だらけに見える(吉村 茉莉 氏)

 ・マインドを支えるメモ(上村 博美 氏)


【今日ご紹介した1冊】

■ 日経BP出版センター 日経ビジネス Associe (アソシエ) 2008年 9/2号 2008

【関連記事】

● 脳を「見える化」する思考ノート

● 仕事で差がつくメモ術・ノート術

● “ビジュアル式”メモの達人
● 奇跡のノート術
● どんどん右脳が目覚める!不思議なノート法

● 図解する思考法


【参考書籍】

1.中野 禎二 マインドマップ図解術—即効!仕事と人生の可能性を拓く 2005
2.SSIブレインストラジーセンター 図解・マインドマップノート術 2005
3.日経BP社 実践 書類&情報 整理術 - こんなやり方があった! 2006


【読みたくなった本】

■ 高畑 正幸 究極の文房具カタログ【マストアイテム編】 2006
■ 宇田川 一美 手づくり文房具―自分スタイルにあわせるオリジナル・ステーショナリー 2008
■ 和田 哲哉 文房具を楽しく使う(ノート・手帳篇) 2004
■ 土橋 正 やっぱり欲しい 文房具 ~ステイショナリー評論家がえらんだ普段使いの傑作たち~ 2005

■ 奥野 宣之 情報は1冊のノートにまとめなさい 100円でつくる万能「情報整理ノート」 2008


【 私のメモ術・ノート術(2) 】 【(1)

以前、私のノート術についてご紹介しました。リングノートを使っているのですが、ページ数を書き込むのが手間になってきたので、ゴム印を導入しました。6桁タイプを購入したので、割と長く使えますね。999999 ÷ 365 x 5 = 547 年 (1日5ページずつ書いていってもこれくらい)また、6桁タイプは「080915」と日付も打てるので一石二鳥です。


《材料》

クリッパーノート A4
シヤチハタ印鑑/既製品/回転ゴム印(西暦日付)/3号/商品番号:19711/CAD 3G
シャチハタ スタンプ台 普通紙用 中形 藍色 HGN-2-B


ノートは横向きにして下のページだけに記入していってます。書き方はマインドマップのときもありますし、箇条書きのときもあります。文具王の高畑 正幸 さんと同じですね。

ときどき復習して見直しているので、追記も結構あります。

ノートにはデジタルファイルの名前も書き込んでいるので、Google desktopで検索すれば一発で電子ファイルにもアクセスできるようにしています。もちろん日付も6桁管理です。

さて、1ページだけにしているのには理由が2つあります。


1つには、検索性を上げるためです。見開き右端には、ページ数とタイトルが書いていってます。これで、手でパラパラっと探すことができます。もしこれが裏表だと「たしか裏側のどこかのページだった」という曖昧な思い込みで検索時間が倍増してしまいます。1ページ制にしておけば、このような時間のロスは起こりえません。

2つめには、スキャンやコピー時に裏写りしないことです。ノートをもとに他人と話し合う時にはコピーをとり配布することもあります。また、スキャナーで取り込んで画像ファイル化することで一覧性の高い目次も作成する予定です。そんな時に、表だけに書いていると作業がシンプルになるので効率的です。

でも、裏がなくても次のページが写り込むのでは?と心配される方がいるかもしれません。(私だけでしょうか?)

そこで、裏技を紹介します。題して、

『コピーをする時に裏ページの写り込みを減らすテクニック』

  ↓A4サイズの黒い下敷きです。
  ・クラウングループ 下敷【黒】 CR-ST83-B

黒い下敷きは下のページの写り込みを一様に遮断してくれますので、真裏に書かれた文字もかなり遮断してくれる優れものです。大切な資料を作っていて、「どうしても裏写りが気になる」という時こそ、この技をおススメします。

仕事で差がつくメモ術・ノート術』から始まった【私のメモ術・ノート術】は、今回で2回目になりました。今度はデジタル編についてまとめてみます。お楽しみに。

《おまけ》
* つれづれ日記:「消しゴムさんインタビュー」
高畑 正幸さんのブログから、面白い動画をご紹介します。消しゴムに口が付いていたら、本当にこう言いそうです。(笑)


【今日の折り目】

5折/114ページ 
・・・赤ペンチェックが入ったページ数を示しています。本の興味度を定量化しています。


【満足度】



(指標の目安)
5:とてもおすすめ,何度も読みたい
4:いい本
3:ふつう
2:う〜んちょっと
1:あんまりおすすめできません


【目次】

ノートは人を成長させる
絵や図を使ってシンプルに
1枚1ネタの「A4ノート」
「日誌ノート」でモチベーションアップ
短縮記号で「速く」「たくさん」
頭の中をそのまま投影
手書き文字をデジタル保存
アイテム駆使し、使いやすさを追求
デザイン力を養う模様ノート
自作の表で万全の進行管理
絵が満載のアイデアノート
数字と顧客の悩みを丹念に記録
ネタを列挙し、深堀する2冊
話題のA6ノート術、そのエッセンスを公開
一目置かれる売れ筋ノートと注目ペン


【読書カウンター】

★★★★★ ★★★★★
★★★☆☆ ☆☆☆☆☆
☆☆

今月は、あと9冊!


【参考サイト】

* digi-log:ノートの取り方(1)
* digi-log:ノートの取り方(2) 8つのルール
矢野哲也さんのブログです。ノートのとり方についてまとめられていて、とても参考になります。

* コクヨS&T、東大合格生のノートから生まれたドット入り罫線ノート
日経トレンディーネットより。方眼ではありませんが、ドットが入った書き易そうな新しいノートが発売されたようです。

* ITmedia Biz.ID|コーネル大学か東大か、それとも——受験用ノートでメモを取る


【バックリンク】

◦ ノート思考術

***

にほんブログ村 本ブログ ビジネス書へ
Related Posts with Thumbnails