仕事で差がつくメモ術・ノート術―できるビジネスマンの“書きグセ”を身につけろ
本田 尚也
2002
【読書の目的】
メモやノートのとり方ひとつで仕事に大きく差がでますね。
普段メモを書き散らしてしまっているので、もっと上手く効率的にメモやノートを書くためにこの本を読むことにしました。
【感想】
図解が多く読みやすい1冊でした。さらっと30分くらいで読めました。メモやノートが備えるべき基本事項が説明されていました。また、ICレコーダーなどの便利なグッズも紹介されていました。すでに自分でも実践していることが多かったので、折り目が少なめになりました。
出版年が古いので最新の情報は載っていませんが、メモやノートをとり仕事に活かす考え方は普遍的に参考になります。
ノート術の本に触発されて、自分のノート術を書いてしまいました。書評よりアツいです!(汗)コメントもお待ちしております。メモ好き、文房具好きな方は是非!!
【注目の3ポイント】
《1.なぜノートをとる必要があるのか?》
1.一度聞けばすむ
→ 仕事の効率アップ。
2.知識が積み重ねられる
→ ビジネスマンとしてのスキルアップ
3.周囲へのアピール効果がある
→ 上司、取引先からの高い評価が得られる
4.コミュニケーションに有効
→ 仕事がしやすい環境ができる。協力者が増える。
この4つがメモを取ることの効用です。メモをとるという簡単な作業にこれだけの効用があるのですね。
《2.メモ・ノートの基本》
■メモの基本
要点のみを簡潔に。記号・略号も利用する
1用件1枚が基本。メモ用紙には余白を作る
不明な点は明らかにしておく
5W2Hを忘れずに
■ノートの基本
・必要な情報が探しやすい
・ポイントがすぐわかる
文章にはこだわらない
キーワードを強調する
図解を活用する
メモとノートを書く時に憶えておきたい項目ですね。
《3.インデックスを利用する》
ノートをめくる時にとてもわかりやすくなりますね。実際に使っています。『【公式サイト】100円ノートで超メモ術/手帳術』に分かりやすく書かれていますので参考にしてみてください。
【関連記事】
● 久恒 啓一 図で考えれば文章がうまくなる
● 開米 瑞浩 仕事が10倍速くなる最強の図解術
図解法について記事にしています。
【 私のメモ術・ノート術(1) 】 【(2)】
■デジタルメモ
最近、メモをすべてデジタル化して検索できるようにしようと考えています。
↓ MVPenで紙に書いたメモを自動でデジタル化
↓ ドキュメントスキャナで書類をデジタル化
EVERNOTEで手書きも含めて文字を検索!
ドキュメントスキャナは、ScanSnapを購入しました。あとはMVPenを買うだけです。(メモをスキャンすればいいかな・・とも考え中)
さらに最近は、ペンタブレットにも注目しています。パワーポイントのプレゼンテーションに使われている方もいらっしゃいますし、会議でのホワイトボードの代わりにもなりますね。とっても便利そうなので、すこし欲しいです。
■アナログノート
* さんてんり~だ:LIFE CLIPPER CLASS PAPER NOTE
* 【公式サイト】100円ノートで超メモ術/手帳術
デ ジタル化と平行して、メモをノートに一元化することも試しています。プライベートも仕事もとにかく時系列に書き込んでいっています。これまでは、セミナー・実験結果・ミーティング・会議・講義の内容などを個別に保存していましたが、それぞれが連動していて参照したいの散在してしまって探せなくなっていました。この仕組みで、仕事に直結するあらゆる出来事がひとまとまりになっていくことを期待しています。
ノートは方眼が好きなので、『LIFE CLIPPER CLASS PAPER NOTE』を5冊も購入してしまいました。これに通し番号でページを記入していって日付順にログを書いていくことにしています。やまかつさんの『さんてん り~だ』に少し使い方が紹介されていますので、参考にしてみて下さい。
ま た、他のページも参照したいときは前でも後ろでも参照ページをページ下に追記していけるようにしていますし、『100円ノートで超メモ術』を参考にイン デックス化もしています。頻繁に参照するページは、耐久性に優れるフィルムタイプのポストイットを同じ色でリンクさせて使っています。
ノートのはじめには、
・ 1ページ目は目次とインデックス
・ 2〜3ページはノートの使い方のアイデア
を書くようにしています。これによって、自分でノートをどんどん使いやすくするという仕組みです。(私は自分で決めたルールって忘れがちなのです。これで自分の思考をしっかり管理できるようになりました。)
それで毎日以下のように書き込んでいっています。
・ 年表のように進捗状況を時系列で書く
・ マインドマップを描く
・ 箇条書きでto do listを書く
こちらはデジタル化ほど初期費用がかからないのと、ノートPCよりはるかに軽く持ち運び出来る点が、よいですね。お手軽なのでぜひ試してみてください。
ちなみに、ボールペンは『ゼブラ 4色ボールペン クリップ-オンG 4CE 黒』を愛用しています。4色あるのでサクサク色を変えながらメモがとれるので、オススメです。これのスリムタイプも出ていて、場所をとらないのでカバンに常備しています。
また、やんずさん情報によると本田さんが絶賛する『三菱鉛筆 ジェットストリーム 3色ボールペン 0.7mm』も出たそうですよ。
【参考サイト】
* MVPen|手書きメモをそのままデータにデジタルペンならMVPen
MVPenの発売元です。GoogleでMVPenを検索するといたるところで販売されているのですね。人気商品なのでしょう。
* 仕事と生き方、幸せの研究所:究極のメモツールか? 「MVPen」使ってみました
水口和彦さんによるMVPenのレビューです。
* ITmedia + D LifeStyle|イスラエルからやってきた:未来型デジタルペン「MVPen」を試す(1),(2)
* 歯科医療の情報館:MVPenの認識率
* Wacom|ペンタブレットホームページ
ペンタブレットの活用法について紹介されています。
* シゴタノ: 情報を一元管理するための管理ツール2点
EVERNOTEについての記事です。
* ASCII|PFUのScanSnap徹底レビュー&活用レポート
ドキュメントスキャナのお試しレビューです。
* やんずのマインドマップ(R):オススメのボールペン
「ジェットストリーム」の紹介記事です。
* digi-log:ノートの取り方(1)
* digi-log:ノートの取り方(2) 8つのルール
矢野哲也さんのブログです。ノートのとり方についてまとめられていて、とても参考になります。
【関連記事】
● ほぼ日手帳の秘密
● ほぼ日手帳+ブックカバー
● いつでもどこでも!手帳スケッチ
モレスキンもほぼ日手帳もノートもみんな方眼罫です!無地が好きなころもありましたが、やはり薄く方眼が印字されているのが一番使いやすいです。もちろんロディアも使ってます。No. 16はA5サイズでメモにとても便利なサイズです。
【参考書籍】
1.岡崎 康司,隅藏 康 理系なら知っておきたいラボノートの書き方 2007
研究ノートの書き方の本です。特許や実験データの記載の仕方が細かく解説されています。専門書ですが、とても参考になります。
【読みたくなった本】
■ 奥野 宣之 情報は1冊のノートにまとめなさい 100円でつくる万能「情報整理ノート」 2008
売れているそうですね。こちらも参考にしようと思います。
【今日の折り目】
4折/207ページ
・・・赤ペンチェックが入ったページ数を示しています。本の興味度を定量化しています。
【満足度】
3
(指標の目安)
5:とてもおすすめ,何度も読みたい
4:いい本
3:ふつう
2:う〜んちょっと
1:あんまりおすすめできません
【目次】
はじめに
第1章 できるビジネスマンになる!
第2章 仕事に差がつくメモ、ノートの役割
第3章 メモ、ノートが活きるコミュニケーション術
第4章 メモの取り方、基本テクニック
第5章 ノートのまとめ方、基本テクニック
第6章 メモ、ノートに欠かせない役立ち便利ツール
第7章 現場で使えるメモ、ノート術
【読書カウンター】
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【バックリンク】
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◦ どんどん右脳が目覚める!不思議なノート法
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♪ 【週間ランキング】8/24 ~ 8/30【第1位】人気記事
◦ 脳を「見える化」する思考ノート
◦ 日経ビジネス Associe (アソシエ) 2008年 9/2号 特集 成長し続ける人のノート術
◦ 勉学術
◦ ほぼ日手帳をとことん使いこなす3つのポイント
◦ ノート思考術
◦ メモ人間の成功術
***
レビュープラス
2 件のコメント:
自分もノート、メモとりは永遠の課題です(笑)
champleさんのように自分もメモをデジタル化すべきかなぁなんて思いました。そのためには初期投資としてスキャナを買わなければなりませんが。。。
champleさんの聞くが価値セミナーのメモ写真を見ると、分かりやすそうで、自分と大違い(笑)
masterさん
コメントありがとうございます。
マインドマップの良いところは、関連性を紐付けできるところだと思います。視覚的にもとってもわかりやすいなと使いながら思います。
ノートは綺麗に残すなら清書したほうがわかりやすいですが、時間がかかるのは嫌なので・・・。
というジレンマに落ち入っています。
“早く綺麗に”
書けると一番良いので、今後も努力しようと思います。
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