2008年8月23日土曜日

就職ジャーナル 2008年9月号


就職ジャーナル 2008年9月号

リクルート

2008


就職雑誌ですが、表紙に引かれて購入しました。


【読書の目的】

1.Why ?

仕事をするということについて、考えるために。

2.What ?

仕事における心構えを学ぶ。

3.How ?

部分的に読みこむ。


【感想】
 
田坂 広志さんの7つの言葉はすごく深いです。あらためて仕事をする意義を考えることになりました。技術だけにとらわれず、思想を持つことが大切なのですね。

就職前の学生のみなさんだけでなく、仕事をされている方にとっても発見のある雑誌だと思います。

箭内 道彦さん、おちまさとさん、品川 祐さんなどのインタビューがつまって、390円は安すぎますね。


【注目の3ポイント】

《1.就職前の学生に贈る「7つの言葉」 田坂 広志》

1.プロフェッショナルへの道は、「働く意味」と「仕事の報酬」を知ることから始まる
2.「働く」とは、「傍」を「楽」にすること
3.「目に見える報酬」だけでなく、「目に見えない報酬」を見つめよ
4.「働き甲斐」とは、仲間と共に増やしていける「プラスサムの報酬」
5.真のプロフェッショナルは、「腕を磨く」ことそのものを、喜びとする
6.「腕」を磨き続けると、かならず、「人間」も磨かれていく
7.仕事で巡り会う人々は、人生における「深い縁」を得た人々

仕事の思想を身につけることなく、仕事の技術を身につけようとすると、壁にぶつかることになると田坂さんは言います。「働く意味」と「仕事の報酬」について、明確な思想を持たなければならないそうです。よく考えなければなりませんね。

また、目に見えない報酬とは、働き甲斐を得ることや人との巡り会いなどのことを指しています。これに対して、目に見える報酬は、昇級や給料です。目に見える報酬が、結果として与えられるのに対して、目に見えない報酬は、自ら求めるべきものだそうです。

「商いは飽きない」という熊谷 正寿さんの言葉も思い出しました。

《2.つまらないという意識 糸井 重里》

 これから仕事をする人に大事にしてほしいのは、つまんないな、という意識にちゃんと気づくことです。誰かのせいかもしれない。自分の努力不足かもしれない。でも、ちゃんと気づくこと。そこから新しい一歩は始まるから。

だから、つまんないと思うなら、何か自分で動いてみることが必要になってくるんです。

自分がまさにこの通りでした。昨日と違うことを今日はしよう。がモットーになりました。

《3.八本主義 藤巻 幸夫》

    本質・本音・本気・本流・本筋・本物・本心・本当

精神に大切なのは、この8つの“本”なのだそうです。思想が大切なのですね。


【関連記事】

● 斎藤 孝 働く気持ちに火をつける
ミッション、パッション、ハイテンション!

● 熊谷 正寿 一冊の手帳で夢は必ずかなう


【読みたくなった本】

■ 田坂 広志 なぜ、働くのか―生死を見据えた「仕事の思想」 2007
■ 福島 正伸 どんな仕事も楽しくなる3つの物語 2008
■ 朝日新聞広告局 仕事力 2005


【今日の折り目】

10折/172ページ 
・・・赤ペンチェックが入ったページ数を示しています。本の興味度を定量化しています。


【満足度】



(指標の目安)
5:とてもおすすめ,何度も読みたい
4:いい本
3:ふつう
2:う〜んちょっと
1:あんまりおすすめできません


【目次】

巻頭インタビュー ビジネスプロフェッショナルへの道 田坂 広志
「プロフェッショナル」の仕事論
ビジネスリーダーの1週間
プロフェッショナルの条件


【読書カウンター】

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今月は、あと6冊!

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