2008年8月16日土曜日

ヤバい情報収集術


ヤバい情報収集術

小川 浩

2007


【読書の目的】

ネット情報を効率的に収集するために、この本を読みました。


【感想】

小川 浩さんは、「ウェブを使いこなせるかどうかが格差を生む」と主張されています。従来の「受信」「検索」というウェブの機能に加えて、情報の「発信」と「共有」という新しい機能も持つようになっています。これがWeb2.0の本質なのだそうです。もうすでにウェブは「あったら便利」から「なくてはならない」存在になってきていますよね。やはりウェブを使いこなせないと情報格差は広がりそうですね。


【注目の3ポイント】

《1.情報収集の時間もコストと考える》

ビジネスパーソンであるならば、情報を集めて知識を増やす時間はコストと考えるべきだと小川さんは述べています。成果(アウトプット)を出すこと目的として情報を集めないとダメですね。早くラクに情報が集める仕組みを作るように心がけようと思います。

本書でも紹介されているRSSリーダーを私も少し前から使っています。Livedoor Readerに50個くらいのブログを登録していて、ブログが更新されると自動的に知らせてくれるので非常に便利になりました。ブログだけでなく、ウェブ情報が一元管理できれば良いですね。

《2.インフォメーションとインテリジェンス》

効率的に情報を得るためには、「インフォメーションではなく、インテリジェンスを収集する」という明確な意志を持つことが必要なのである。

情報そのものを知識として吸収するだけでなく、それをもとに思考して知恵として頭のなかで整理していくということですね。

《3.アーカイブしすぎない》

情報をアーカイブする(保存する)ことを目的化しないように注意しないといけないですね。私もつい「集めて満足」となってしまいがちなので、最近はその情報をまとめる作業を情報収集とセットでするようにしています。これをするようになってから“ダラダラ検索”が防げるようになったように感じます。


【参考サイト】

* Speed Feed : ITmedia オルタナティブ・ブログ
 小川 浩さんのブログです。

* livedoor Reader - RSSリーダー|RSSリーダーの便利な使い方
 私が使っているRSSリーダーです。

* スペースアルク|英辞郎 on the web


【今日の折り目】

15折/189ページ 
・・・赤ペンチェックが入ったページ数を示しています。本の興味度を定量化しています。


【満足度】



(指標の目安)
5:とてもおすすめ,何度も読みたい
4:いい本
3:ふつう
2:う〜んちょっと
1:あんまりおすすめできません


【目次】

はじめに
Part 1 ウェブ2.0時代にフィットする仕事術
Part 2 仕事で差をつける「情報管理」の基本
Part 3 効率的な情報の「受信」技術
Part 4 「検索」はウェブ2.0時代の必須技術
Part 5 情報が集まる人の「発信」の技術
Part 6 情報の「共有」は2.0時代の新常識


【読書カウンター】

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今月は、あと12冊!

【バックリンク】

◦ デキる部下は「報告」しない

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