2008年6月21日土曜日

76: 一冊の手帳で夢は必ずかなう


一冊の手帳で夢は必ずかなう - なりたい自分になるシンプルな方法

熊谷 正寿

2004

 今日は、熊谷 正寿さんのベストセラー『一冊の手帳で夢は必ずかなう』をご紹介します。今日、キャリアセミナーに参加して、自分の夢について考えるために、この本を読みました。

 熊谷さんは、昔成功者の体験記を多く読み、2つの法則を見いだしたそうです。一つは目標を決める。もう一つは、その目標を紙に書いたり口に出したりして、潜在意識化させる。この2つだったそうです。これを実践していく過程で、熊谷さんは「手帳に夢を書いて」持ち歩くとよいという結論に達したそうです。


【目次】

はじめに
手帳の使い方で人生が決まる
夢がなければ夢をかなえることはできない
三つの手帳で、夢を現実にする
私の仕事術&勉強術
私の情報収集&情報整理術
私の時間創造術
私の経営&マネジメントの極意
あとがきにかえて


【注目の3ポイント】

《1.やりたいことをどんどん思いつくコツ》

 私は、「やりたいこと」がなかなか思いつきません。そんな時は、「明日までの命だったら何をするか」と思うと良いと熊谷さんはアドバイスされています。

 人は、自分で夢に描いた以上の存在にはなれない。という言葉も印象的です。夢が自分を規定する。ジェームズ・アレン氏の「現在のあなたは、過去の思考の産物である。そして明日のあなたは、今日何を考えるかで決まる」という言葉そのものだと思いました。

 また、児玉さんのまえがきにある、「ダイナミックな人生を歩もう」というメッセージを思い出しました。やりたいことをどんどんかなえていきたいですね。

《2.夢を実現するための戦略図―­未来年表》

 やりたいことが決まったら、次に実現に向けての計画を立てます。本書では、「未来年表」と呼ばれる夢実行計画表の書き方が紹介されています。その手順を書き出しておきます。

  1.夢や目標を列挙し、ゴール地点(達成日時)に配置する
  2.現状と夢との距離を見定める
  3.進まなければならない距離を、達成日時までの年月で振り分ける

 現状は、自分を過大評価することなく、夢との差を数値化して、目標に着実に迫っていけるようにします。「数値化できない目標は『実行できない』とイコール」とカルロス・ゴーン氏は言ったそうです。
 
《3.効率的に成果を出すために》

 熊谷さんの仕事術と勉強法のコツを抜き書きします。

  (1)「ポイントは何だ?」を口癖にする
  (2)人間は書物を通して、人の一生を数時間で疑似体験できる
  (3)一息おいてから、最短距離を一気に走る
  (4)刺激的な人物との出会いを積極的に求める
  (5)礼儀正しさにまさる攻撃力はない
  (6)情報収集は、夢・赤ペン・比較


【読書後の感想ひとこと】

 熊谷さんの本は、齋藤先生や中谷さんと同じように読むだけで元気が出てきます。きっとエネルギーをもった方なのだと思いました。


【関連記事】
● ケビン ホーガン 「できる人」の話し方、その見逃せない法則
 結果を想定した思考の大切さについて記事にしています。

● 児玉 光雄 頭が良くなる秘密ノート
● 齋藤 孝 働く気持ちに火をつける


【参考サイト】

* 「一冊の手帳で夢は必ずかなう」出版記念公演 ダウンロード販売


【読みたくなった本】

  ■ 城山 三郎 ビジネスマンの父より息子への30通の手紙 1994


【今日の折り目】

32折/223ページ 
・・・赤ペンチェックが入ったページ数を示しています。本の興味度を定量化しています。


【満足度】



(指標の目安)
5:とてもおすすめ,何度も読みたい
4:いい本
3:ふつう
2:う〜んちょっと
1:あんまりおすすめできません

【読書カウンター】

★★★★★ ★★★★★
★★★★★ ★★★☆☆
☆☆☆☆☆

今月は、あと7冊!

【バックリンク】

◦ 理系のための人生設計ガイド
◦ 「原因」と「結果」の法則
◦ ちょっとした習慣であなたの人生は変わる
◦ 奇跡のノート術
◦ 就職ジャーナル 2008年9月号

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