2008年9月18日木曜日
超時間活用ノート
超時間活用ノート—あなたに「成功グセ」がつく単純化システム
ジュリー モーゲンスターン,三村 めぐみ
2003
【感想】
タイムマネジメントはなぜうまくいかないのか?
本書では3つの原因に注目して解決法を提示しています。
その原因とは、
1.ノウハウを知らなかっただけ
実際にかかる時間の見積もりが甘かった
人に任せられなかった
仕事を分解して処理できなかった
‥‥など
2.環境が足を引っぱっているだけ
健康状態を考慮していなかった
邪魔が入る環境だった
‥‥など
3.心理的な問題に負けただけ
優先順位が決められなかった
完璧主義だった
‥‥など
この3つです。
これらの原因に対する対処法が解説されています。具体的なアイデアが多く紹介されているのが特徴ですね。
また、タイムマップという時間割の作成例が紹介されています。タイムマップとは、小学校の時間割のようなスケジュール表です。実際作ってみると、自分のやりたいことに時間を振り分けられるため、安心してタスクを処理できそうです。
私の場合は、午前と午後に、それぞれ創造的な作業とそれ以外の作業を割り振り、60分を各作業に割り当てています。また、詰め込み過ぎを防ぐため、全労働時間あたり2割程度のあそび時間を随所に設置しています。これで仕事が延長してもスケジュール内で吸収できるという訳です。
このような時間割の有効性は本田 直之さんも指摘されていましたね。
さらに、スキマ時間を活用するために、5分、15分、30分、60分あればやりたい事リストをタイムマップの横に箇条書きにしています。こうして書き出す事によって、『思いつく→思い出す→覚えておく→処理する or 忘れる』というスップを『思いつく→処理する・保留する』に変化させて確実に作業する事ができます。
また、「覚えておかなければ」という脳への負担もなくす事ができます。精神的にも落ち着きますし、脳のワーキングメモリの境域も増えて一挙両得です。
【読書の目的】
時間の使い方を知り、上手に使う。
【注目のポイント】
・ルールは逆に解放につながる。創造力は習慣により生み出される。
・エール大学の卒業生のうち3%のグループが築いた富とは。
・人に仕事を任せる3つのステップ。
【今日紹介した本】
■ ジュリー モーゲンスターン,三村 めぐみ 超時間活用ノート—あなたに「成功グセ」がつく単純化システム 2003
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【今日の折り目】
22折/239ページ
・・・赤ペンチェックが入ったページ数を示しています。本の興味度を定量化しています。
【満足度】
3
(指標の目安)
5:とてもおすすめ,何度も読みたい
4:いい本
3:ふつう
2:う〜んちょっと
1:あんまりおすすめできません
【目次】
はじめに
プロローグ あなただけの時間管理法を見つける旅に出よう
第1章 何が邪魔しているのか?
第2章「ゴール設定」で、うまくいく
第3章 タイムマップを作る
第4章 予定表を選ぶ
第5章 用件をふり分ける
第6章 用件を切り捨てる
第7章 用件を「時間箱」に収める
第8章 オーダーメードの時間術を見つける
おわりに
【読書カウンター】
★★★★★ ★★★★★
★★★★★ ★☆☆☆☆
☆☆
今月は、あと6冊!
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