2009年3月5日木曜日

アイデアマップ


マインドマップに似た本でしたが、アイデアを出すために特化されたマップの描き方が学べると思ったので購入してみました。


【感想】

まず、アイデアマップとは何か?マインドマップとはどう違うのか?
と疑問に思って、検索してみました。

トニー・ブザンが1960年代に開発した「マインドマップ」は、人間の脳のもつ能力を最大限に発揮させる思考ツールとして世界中で多くの人に親しまれています。が一方で、この技術を習得しようとはしたものの、「法則」にうまく従えずに挫折する人が多いのも事実です。

そこで、ブザンとの共著もあるヴァンダ・ノースのもとで公認ブザンインストラクターの資格を取得し、のちに当時世界でただ一人の上級マスタートレーナーに任命された著者が、長年ビジネスマンにマッピング技術を指導してきた経験から、マインドマップを「より実践的で使いやすく」改良したマッピング技術(アイデアマッピング)を考案。本書は、この技術を学びたいという多くの人の要望に応えて、著者自身が主催するワークショップの内容をテキスト化したものです。


ということで、アイデアマップは実践的なマインドマップなのだそうです。

基本的なマップ作成法、アイコンの描き方、上達までの体験談など、全体的に読み物的要素が高いです。さらっと全体を見渡してみると、この本はマインドマップを習われて壁にぶつかった方にぴったりな本だと思います。マインドマップを描いてみようかなと考えている初めての方にはむしろ、『マインドマップが本当に使いこなせる本』をオススメします。

巻頭にはマップ例が豊富に掲載されていますので、それを眺めるだけでも楽しいですよ。さっそく先日ご紹介した『A6ノート』に描いたマップで3つのポイントを説明します。


【読書の目的】

アイデアを出すためのマインドマップの作製法を習得する。


【注目の3ポイント】



1.アイデアマップを描くための3つのステップ

この3つのステップは非常に簡単なので、すぐに憶えられます。赤字のカンタン矢印の先をご覧下さい。

 (1) キーワードを見つける
 (2) 似た者どうしをまとめる
 (3) イメージと一緒にブランチに配置する

この3つのステップは文章でも講義でも同じです。

2.アイデアマップの読み描きの基本

・開花型と流れ型
 発散的な思考と連鎖的な思考を織り交ぜてマップにしていくのが良いそうです。マップ上部の花と幹のイメージの部分です。(赤色)マップでは、連鎖と発散が共鳴する“おんさ”のイメージとして描いています。

・ブランチと文字は同色で
 同じ色を使うことで、思考が有機的に結びついていきやすくなるのだそうです。右上部のマップでは途中から赤色で統一されています。

・思いつかなくてもブランチだけ伸ばしておく
 きっかけさえ与えておけば、後は自動的に考えてくれ、アイデアがふと湧いてくることがあるという脳の特徴を利用します。

3.アイコンを描いてみる

私は絵があまり上手ではないので、アイコンを描きたくても描けず困っていました。本書では簡単なアイコンの描き方のコツも載っています。また以前紹介した『説明上手になれる「らくがき」の技術』を参考になりますよ。


【今日紹介した本】

■ アイデアマップ 脳をフル稼働させるマインドマップの新メソッド ジェイミー・ナスト  2008


【関連記事】

● マインドマップが本当に使いこなせる本
● A6ノートで思考を地図化しなさい
● 説明上手になれる「らくがき」の技術
● どんどん右脳が目覚める!不思議なノート法


【参考サイト】

* マインドマップの参考書として使えそう◆アイデアマップ|創造マラソン
淺田義和さんのブログ記事です。とても参考になる記事です。


【今日の折り目】

5折/286ページ 
・・・赤ペンチェックが入ったページ数を示しています。本の興味度を定量化しています。


【満足度】



(指標の目安)
5:とてもおすすめ,何度も読みたい
4:いい本
3:ふつう
2:う〜んちょっと
1:あんまりおすすめできません


【やまかわポイント】

44 pt


【目次】

序文
序章
第1章 脳を鍛える
第2章 アイデアマップとは?
第3章 アイデアマップの読み方と作り方
第4章 アイデアマッピングの3原則
第5章 障害物を攻略する
第6章 アイデアマッピングの応用例
第7章 ソフトウェアでアイデアマッピング
第8章 マスターまでのプロセス
第9章 チームマッピング法
第10章 法則を打ち破れ!
第11章 プレゼンに再挑戦
第12章 アイデアマッピングの様々な用途
第13章 リアルタイム・アイデアマッピング
おわりに


【読書カウンター】

★★☆☆

今月は、あと2冊!


【バックリンク】

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2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

こんにちは。
A6ノートに見入ってしまいました~
『A6ノートで思考を地図化しなさい』と『アイデアマップ』が読みたくなりました。
アイデア出しのツール、いろいろ使ってみたいです。

chample さんのコメント...

どらさま

コメントありがとうございます!

A4ノートを使ってまとめていたのですが、自分には大き過ぎるなと思っていました。そこでA6に思い切って変えてみたんです。そうしたら自分にとても合っていたんですよ♪

A6はほぼ日と同じサイズなので、軽くてどこにでも持っていきやすいのがとてもいいですね。

アイデアに関しては早速いいことがありました。ノートを取り出してから2〜3日でずっと抱えていた仕事の悩みが嘘のように解決してしまいました!

おそるべし威力です。笑

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