脳と心を味方につける マインドハックス勉強法
佐々木 正悟
2008
今日は、Masterさんの運営されている『オンライン書評図書館』で紹介された1冊です。
この本は、心理学者である立場から、「勉強するときのマインド(精神状態)」というものを重視し、すべてマインドに基いた方法論が示されている。オンライン書評図書館:脳と心を味方につける マインドハックス勉強法
「心の持ちよう」が行動のすべてを左右します。面白そうな本だと思っていたので、期待を膨らませて神戸に向かう電車の中で読み切りました。
【感想】
Masterさんが言及されているように、佐々木 正悟さんが“マインド”に着目した理由がまえがきに書かれていました。
それは、「技術は、合う・合わないが必ずある」ということです。
たとえば、「メモ魔になりましょう」というテクニカルなアドバイスは、必ずしも記憶力の強い人は必要ないかもしれません。しかし、「忘れないようにしよう」というマインドレベルのアドバイスは普遍性を持っていますよね。
本書の新規性は、ここにあります。
佐々木 正悟さんの勉強法マインドの原点は、小学生くらいのころの感覚にあるそうです。
小学生に上がる前に抱いていた、勉強に魅せられていた感覚を思い出していただければ、著者としては望外の喜びです。
ピカピカのランドセル、初めての教科書、机が並んだ教室
を思い出してしまいました。佐々木さんも述べられている通り、そもそも楽しいと思って始めたはずの勉強を楽しく継続するということが大切なのですね。
また、ハックスも参考になりました。
・勉強が面白くないので続かない
・便利な方法を探している
・ノート術を学びたい
という方におススメします。
【読書の目的】
勉強をする以前に準備しておくべき心の持ちようを学ぶ。
【注目のポイント】
・最小認識数“5”で頑張る。
・ブログの効用は、正しいアウトプットを心がけるようになること。
・イヤな気分も理由も、紙に書けば「終わりになる」。
・自分を褒めて、気持ちを高める。
(参考書籍を以下にあげています。)
・時間が有る無しに関わらず、プロセスが明確にイメージされていなければ、仕事はやる気がでない。
・勉強に必要な能力は、10時〜14時頃にピークとなる。
・femoを使ったジャグリングノート
・iknow + iPod = Podcasting learning
【今日紹介した本】
■ 佐々木 正悟 脳と心を味方につける マインドハックス勉強法 2008
【関連記事】
● 大橋 悦夫,佐々木 正悟 スピードハックス 仕事のスピードをいきなり3倍にする技術
【参考サイト】
* シゴタノ! - 仕事を楽しくする研究日誌
佐々木 正悟さんが大橋 悦夫さんと共に運営されているサイトです。私は毎日、読ませていただいています。
【参考書籍】
1.本間 正人,祐川 京子 ほめ言葉ハンドブック 2006
もともと他人を褒めるための本ですが、佐々木 正悟さんはそれを自分に使っているとのこと。目から鱗でした。良い本ですので、ぜひこれを使って自分を褒めてあげようと思いました。
【読みたくなった本】
■ マーク・フォースター,青木 高夫 マニャーナの法則 明日できることを今日やるな 2007
■ 石田 淳 「続ける」技術 2006
佐々木 正悟さんのオススメ本です。
■ 佐々木正悟 スタディースタイル ライフハックス勉強法 2008
■ 大橋 悦夫,佐々木 正悟 チームハックス 仕事のパフォーマンスを3倍に上げる技術 2007
佐々木 正悟さんの関連書籍です。
【今日の折り目】
26折/208ページ
・・・赤ペンチェックが入ったページ数を示しています。本の興味度を定量化しています。
【満足度】
4
(指標の目安)
5:とてもおすすめ,何度も読みたい
4:いい本
3:ふつう
2:う〜んちょっと
1:あんまりおすすめできません
【目次】
はじめに
第1章 効率よくインプットしていく「暗記」術
第2章 ストレスをパワーに変える「やる気」術
第3章 勉強習慣が勝手に身につく「継続」術
第4章 限られた時間を目一杯使う「ながら」術
第5章 アタマを整理して思い出す「ノート」術
第6章 実力を200%出し切る「テスト本番」術
第7章 絶対に途中で挫折しない「英語学習」術
巻末付録 勉強の効率化・続継化に役立つツール集
おわりに
【読書カウンター】
★★☆☆☆ ☆☆☆☆☆
今月は、あと8冊!
【バックリンク】
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2 件のコメント:
紹介いただいてありがとうございます!!
この本は、勉強方法そのものよりも、いかに勉強を効果的に行うかに視点が向けられていて、他の本よりも新鮮だと思いました。
また、佐々木正悟さんの本は、好きでどれもお薦めです。
Master さま
コメントありがとうございます。
この本は勉強をするすべての方に読んでいただきたくなる1冊でした。
私も佐々木さんと大橋さんの本はどれもお気に入りです♪
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