2008年11月14日金曜日
デキる人は皆やっている 一流のリーダー術
【感想】
35歳までに学びたいリーダーシップの教科書です。
トップに立つ人間の資質だけに、チームのアクティビティーは左右されるものではない。ということに気付かされます。
本書では6種類のリーダーシップが紹介されます。このそれぞれに長所・短所があり、ときにはこれらを組み合わせてチームを動かすことが有効なのだそうです。その1つに“ビジョンリーダーシップ”があります。
このタイプは、もっとも求められているタイプなのだそうです。「中長期的な目標を明確に伝える」このリーダーについた部下は、安心して仕事ができるそうです。チーム全体を動かすことの出来るリーダータイプですね。
また、リーダーシップは、上に立つ者自体だけでなく、チームのメンバー誰しもが取りうるという全く新しい視点を与えてくれました。個性を伸ばす。チーム全体で進む。チーム内アライアンスですね。これによって、チームの全員がそれぞれの強みを活かして元気に仕事をすることができる。これはきっと、大きな力になりますよね。
さらに、セルフモチベーションの高め方についても詳細に解説されていますので、個人的に参考になるポイントも多々ありました。
折り目がたくさん付きました。ゆっくり何度も読みたい本です。
間違いなく、今年一番のリーダーシップの教科書です!!おススメします。
【読書の目的】
一流の仕事人が持つリーダーシップを吸収する。
【注目ポイント】
・日本人には今、圧倒的にリーダーシップが欠けている。
・ふと後ろを見た時に、人がついてきているかどうか。
・「変化の時代」には、メンバーのリーダーシップを引き出すリーダーシップが必要になる。
・「自律」とは、自分の達成したい目標を意識すると同時に、組織における自分の立場を理解し、自己を磨いていくということ。
・仕事は楽しく、仲良くやろう。
・与えられている範囲の中だけで仕事をするのは、本当に価値のあることでしょうか?
・「あれ?」というむずむずセンサーを大切にする。
・概念を理解するだけでは学んだことにはならない。行動へ落とし込むことが大切。
【今日紹介した本】
■ 森田 英一 デキる人は皆やっている 一流のリーダー術 2008
【関連記事】
● 齋藤 孝 齋藤孝の「教え力」アップノート!
部下に仕事を教えるということについて記事にしています。
● 伊藤 守 3分間コーチ
電車に乗る前のプラットフォームをイメージしたコーチングです。
● 平野敦士カール 1の力を10倍にする アライアンス仕事術
「アライアンス」は、平野敦士カールさんからはじまりました。
● 鈴木 義幸 図解 コーチング流タイプ分けを知ってアプローチするとうまくいく
● 小松 俊明 デキる上司は定時に帰る
【参考サイト】
* 教育ベンチャーの社長日記
森田英一さんのブログです。
【今日の折り目】
49折/219ページ
・・・赤ペンチェックが入ったページ数を示しています。本の興味度を定量化しています。
【満足度】
5
(指標の目安)
5:とてもおすすめ,何度も読みたい
4:いい本
3:ふつう
2:う〜んちょっと
1:あんまりおすすめできません
【目次】
はじめに
第1章 リーダーシップはみんなのもの
第2章 はじめる力が日本を変える
第3章 他人から見た自分を知る
第4章 6つリーダーシップスタイル
第5章 セルフリーダーシップを発揮する
第6章 リーダーシップを引き出すリーダーシップ
第7章 場を創るリーダーシップ
あとがき
【読書カウンター】
★★★★★ ☆☆☆☆☆
今月は、あと5冊!
【バックリンク】
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4 件のコメント:
「一流の~」シリーズ、リーダーシップについても出ていたのですね。
ちょっと興味が湧いたので、こんど店頭で手に取ってみようと思います。
ご紹介ありがとうございます。
トーマス さま
コメントありがとうございます。
これまでのリーダーシップの本は、リーダーの資質に重きをおいて書かれていましたが、そうではなく「グループ全員が独自のリーダーシップを発揮しうること」「その各リーダーシップをまとめること」の重要性に気付かされる良書でした。
ぜひ、手に取ってご確認ください。ご感想お待ちしております。
こんばんは。
公約通り、来ました(爆笑)
リアル書店で、リーダシップの本棚の前にいるのは、明らかに30代の方ですよね。
リーダーシップの形が変わって来ているような気がします。
4,50代の方は、こういう本ではなくドラッガーにいくのでしょうか(^^;
相変わらず、素晴らしい書評ですね♪
コンスタントに投稿されているのが、すごいです。
やんず さま
コメントありがとうございます!
本には一応35歳までとは書かれていますが、変化を受け入れられれば何歳でも構わないとのことです。
change! Yes we can!
をキャッチフレーズにどんどん進化していきたいですね♪
>相変わらず、素晴らしい書評ですね♪
嬉しすぎます♪♪ウキウキ
ありがとうございます!(><)/
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