どんな人にでも、相手の心に響くストーリがある。
こんにちはchampleです。
今日は、川上徹也さんの『仕事はストーリーで動かそう』をご紹介しましょう。川上さんとは鹿田さんの『聞くが価値』vol.04セミナーでお会いして、その際にこの本を出版されたことを伺いました。
話すにしろ、書くにしろ、文章やパラグラフの“流れ”は非常に大切です。「結局、何が言いたいの?」と言いたくなる話や文章が生まれてしまうのはきっと“流れ”がないからでしょう。
本書では全体的な“流れ”の創り出し方について学ぶことができます。
ストーリー(物語)の良いところは、頭に残るということでしょう。昔話が千年単位で記憶され続けていることがそれを証明していますね。日常的なやりとり全てに、必ずしも立派なエピソードは必要はないでしょうが、ささやかなことでもストーリーをつけて話してみると結構楽しいですよ。
どんな人にでもストーリーはある川上徹也さん 仕事はストーリーで動かそう
もっとも大事な情報は、グーグルで検索できない。あなたの記録です。美崎栄一郎さん 聞くが価値×UNDERGROUND
自分の名前の由来、服装、持ち物、小物すべてにストーリーを持たせ、ロジカルに説明出来るようにしておく。ウエスタン安藤さん 『聞くが価値』vol.06
自分の経験をストーリに織り込んで伝える。これをマスターできれば仕事もプライベートもきっとうまくいくでしょうね。
【感想】
私としては本のデザインがとても気に入っています。冒頭の写真はあえて白黒のページを写しましたが、舞台幕からでた花のイラストが本のイメージにぴったりです。
川鉄さんの名刺もとってもおしゃれでかわいいですよ。
アルパカとか電車とかかき氷が散りばめられていますね。
【読書の目的】
ストーリーを意識した文章を書く、伝える。
【マインドマップメモと注目の3ポイント】
マインドマップは赤く注目ポイントのブランチが伸びています。
1.ストーリーの必要性
2.ストーリーの組み立て方
3.ストーリーの実例
に注目しました。
1.ストーリーの必要性
ストーリーのメリットが挙げられています。それは相手の興味を引くこと、感情を揺り動かすこと、記憶に残ることの3つです。また、客観的なデータとロジックにストーリーを組み合わせることで、効果的に相手に自分の言いたいことを伝えることが可能になります。
2.ストーリーの組み立て方
“simple is best”です。シンプルなストーリーに盛り込むべき要素は、現在の問題点と最終ゴール、そしてゴールを阻む障害、この3つです。この3要素が人類共通のツボと川上さんは言い切っています。実際にハリウッド映画もこの構成で作られているそうです。確かにそうですよね。
3.ストーリーの実例
オリンピックの誘致に成功した無名のCMディレクター、タイタニック号に残されたルイ・ヴィトン、ファイロファックスの銃弾など、ストーリーを使って成功した実例が数多く紹介されています。どれも面白いエピソードで、自分のストーリーを考えるのに参考になります。
最後に、起業の理念としてシンプルで心に響く良い例としてGoogleのデザインガイドラインが紹介されています。個人としても行動の指針にすると良いと思いました。
1. Useful: focus on people - their lives, their work, their dreams.
役立っているか?
2. Fast: every millisecond counts.
速いか?
3. Simple: simplicity is powerful.
シンプルか?
4. Engaging: engage beginners and attract experts.
魅力的か?
5. Innovative: dare to be innovative.
革新的か?
6. Universal: design for the world.
ユニバーサルか?
7. Profitable: plan for today's and tomorrow's business.
利益が出るか?
8. Beautiful: delight the eye without distracting the mind.
美しいか?
9. Trustworthy: be worthy of people's trust.
信頼できるか?
10. Personable: add a human touch.
親しみがあるか?
【今日紹介した本】
■ 仕事はストーリーで動かそう 川上徹也 2008
【関連記事】
● 『聞くが価値』vol.04に参加してきました!
● 聞くが価値×UNDERGROUNDに参加してきました!
● 『聞くが価値』vol.06に参加してきました!
【読みたくなった本】
■ 伝わるWeb文章デザイン100の鉄則 益子 貴寛 2004
【次の1冊は・・?】
■ 本がどんどん読める本 記憶が脳に定着する速習法! 園 善博 2009
園先生の本はやっぱり大反響でしたね。園先生の文章は技術だけでなく、どんどん読みたくなる雰囲気があります。
【今日の折り目】
17折/189ページ
・・・赤ペンチェックが入ったページ数を示しています。本の興味度を定量化しています。
【満足度】
5
(指標の目安)
5:とてもおすすめ,何度も読みたい
4:いい本
3:ふつう
2:う〜んちょっと
1:あんまりおすすめできません
【やまかわポイント】
72 pt
【目次】
はじめに ストーリーを上手に使えば、仕事はすべてうまくいく
第1幕 なぜ、今、“仕事にストーリー”なのか?
第2幕 こんなストーリーが人の心をつかんだ!
第3幕 で、具体的にどうすればいいの?
おわりに
【読書カウンター】
★★★☆
今月は、あと1冊!
【ひとこと】
いつもこのブログにもコメントくださっている『さむらいコピーライティング道』のどらさんが人気ブログのつくり方の無料レポートを作成されています。ブログを始めようと思っている方はもちろん、ブログを書かれている方にも新たな気づきがきっとあります。充実レポートです。是非!
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【バックリンク】
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4 件のコメント:
こんにちは!
『仕事はストーリーで動かそう』、すごくいいですよね~。
私のレポートも紹介くださってどうもありがとうございます!!とても嬉しいです。今度お礼させてくださいね☆
小川晶子 さま
ストーリーの視点から書かれた斬新な良い本ですよね。
自分もレポートで勉強中です。楽しく読ませて頂いてます。
コメントありがとうございました♪
こんにちは!
紹介していただいてありがとうございます。
あれ以来ですね。
またお会いできる機会があればうれしいです。
川上徹也 さま
おひさしぶりです!
ストーリーの重要性をお伝えしたくで、記事を書きました。多くの方に読んで頂けるといいですね。とっても良い本です。
コメントありがとうございました。
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