2009年10月14日水曜日

COURRiER Japon(クーリエ・ジャポン)2009年11月号

地球温暖化の現状はどうなのか?

こんにちはchampleです。

今日は講談社さんから出版されている『COURRiER Japon 2009年11月号』をご紹介します。レビュープラスより、本書をご恵贈頂きました。本当にありがとうございました。

今月号の特集は、『地球温暖化』です。アーティストであり“モア・トゥリーズ”という植林・間伐を行うプロジェクトをされている坂本龍一さんが責任編集されています。

このブログを読まれている皆様も、鳩山総理の“CO2削減25%目標”は記憶に新しいと思います。では、実際のところ温暖化はどの程度進んでいて、どれほど地球は危険な状態なのでしょうか?

この雑誌では、現在やこれからの地球の姿と温暖化への対処法について知りたいと思いました。

温暖化について、読み応えのある7記事が掲載されています。

それでは見てみましょう。


【ポイント】


・日本人が一人で車を運転しているときに排出しているCO2は江戸時代の殿様が大名行列をするのに匹敵する排出量なんだそうです。

・2002年に原子力エネルギー利用を廃止することを法で定めていたドイツでも最近、CO2削減のために原発再開をするかどうかの議論が活発化しています。ですが、政府もきちんとホームページで、原発はCO2を削減できないことを明記しています。

・日本はというと少数の環境問題に熱心な政治家はいますが、まだまだ環境問題として扱われていない。そもそも先進国で緑の党がないのは日本くらいのものです。

・「安全を期すためには、炭素排出量を15年後までに70%も減らさなければならない。だが今のところ、人類は毎年3%ずつ排出量を増やしているのだ。」

・英国で始まったあるキャンペーンは、CO2排出量を抑えるために「ミート・フリー・マンデー」を提唱している。

・環境保護活動家によると、肉はCO2排出量で測ることができ、牛肉を1 kg食べると自動車で250 km移動する際に排出される量に相当するという。


【読書の目的】

環境問題の現状を知る。


【マインドマップメモ】


環境問題、イルカ漁、薬物事件などブランチが伸びています。


【感想】

それぞれの記事は十分に調査されていて読み応えがありました。また、多角的に複数の記事が掲載されているので、CO2問題の全体像が把握できました。

特に、50~100年後のたったの4℃程度の温度上昇で、世界的に砂漠が拡大するそうです。日本全土も砂漠になるそうです。生態系も大きく変化し、世界人口は5分の1程度になってしまうそうです。

早急に対応する必要があると考えさせられました。

また、記事にはしませんでしたが、和歌山の悲惨なイルカ漁の実態や薬物事件の情報操作なども非常に興味深かったです。

しっかりと地球温暖化について情報を集めたい方におすすめな1冊です。


【今日紹介した本】

■ COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2009年 11月号 講談社 2009



【バックリンク】

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