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2008年7月5日土曜日

88: するどい「質問力」!


するどい「質問力」! 図解 問題を1秒で解決する

谷原 誠

2008

 書店で見つけました。今日は、谷原 誠さんの『するどい「質問力」』をご紹介します。質問力をつけるために、この本を読みました。

 まえがきには、谷原 誠さんの考える質問力の大切さが述べられています。『質問する能力は、あなたの人生に大きな力となる一方で、その質問がするどいかナマクラかで、全能力が相手に見抜かれてしまうのです』見抜かれるとなると恐ろしいですね。でも、他人の質問を聞いていると、「それそれ、そこが聴きたい」と思う場合と、「ん?枝葉末節な質問なのでは?」と思うことはありますね。


【目次】

はじめに
1章 頭が切れる人の「すごい質問」力—すぐ効果が出る7つの「スーパールール」
2章 仕事の成果に直結する「問いかけ方」—立ちはだかる壁を「1秒で崩す」質問
3章 相手が思わず「口を割る」質問力—これであらゆる問題が、即解決!
4章 議論で絶対負けない「論理的な質問」術—ここを突っ込まれたら、反論できない!
5章 人間心理を巧みにつく「質問」のテクニック—「誘導尋問」「答えを求めない質問」…の高等戦術
おわりに


【注目の3ポイント】

《1.質問を始める前の心がけ》

 多彩な才能を発揮したレオナルド・ダ・ビンチは、質問の天才だったそうです。飛行機、計算機、潜水艦、機関銃といった発明は、彼の質問力がもとになったのですね。私たちも、日々発生する問題に対処するために、知恵を絞って考えますね。ただし、よい答えを得るためには、よい質問をする必要があると谷原さんは指摘しています。

 つまり、どんな答えが正解かを考える以前の問題として、その質問の仕方は正しいのか?どんな質問をすべきなのか?を考えなければならないということです。

《2.簡単な質問の仕方》

 「質問はないか?」と聞かれて戸惑うことがたまにありますよね。そんなときは、基本の質問法が役に立ちます。この方法を使うと簡単に的確な質問をすることが出来そうです。その方法とは、5W1Hだそうです。文章を書く時、論理的に話す時などに、必要なことですが、実は質問にも使えるのですね。目から鱗でした。是非使っていこうと思います。

《3.ちょっと高度な質問法》

□ 論理的に突き詰めていくための2ポイント

  ・具体的に質問すること
  ・質問の目的を明確にし、論理的に質問すること

□ 頭をフル回転させる質問の法則

  Why 5乗の法則(名前は勝手に私が名付けました)

□ 判断に迷ったときに新たな発想を得る質問

  自分の尊敬する人ならどう考えるかと想像しながら質問する


【読書後の感想ひとこと】

 セミナーなどで、ひんしゅくを買う質問例が紹介されていました。

 × 自分の考えを長々と話し、最後は質問になっていない。
 × 会場の大半の人に関係ない特殊事例について質問する。

 気をつけたいですね。概括的な質問や確認型の質問が良いようです。憶えておきます。

 3つだけでは紹介しきれないほど注目ポイントがありました。質問力をつける良書でした。オススメです!


【関連記事】

● 表 三郎 答えが見つかるまで考え抜く技術
  人生の問いの大切さについて書かれた本を紹介しています。

● 木村 孝,高橋 慶治 問題解決のための「質問力」
  エニアグラムの視点からの質問力について記事にしています。

● 吉田 新一郎 会議の技法
  記事ではふれていませんが、周囲や相手に配慮した質問の大切さが書かれている本です。


【参考サイト】

* 弁護士 谷原 誠 ブログ:2刷り決定
  著者の谷原 誠さんのブログです。好評だそうです。報道ステーションにも出演されているそうです。


【今日の折り目】

23折/157ページ 
・・・赤ペンチェックが入ったページ数を示しています。本の興味度を定量化しています。


【満足度】

5

(指標の目安)
5:とてもおすすめ,何度も読みたい
4:いい本
3:ふつう
2:う〜んちょっと
1:あんまりおすすめできません


【読書カウンター】

★★★★★ ☆☆☆☆☆
☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆
☆☆☆☆☆ ☆☆

今月は、あと22冊!

***

2008年6月25日水曜日

79: 問題解決のための「質問力」


問題解決のための「質問力」―9つの視点(エニアグラム)が仕事の質を高め、あなたを鍛える!

木村 孝,高橋 慶治

2003

 今日は、エニアグラムをご紹介します。人間の気質を理解し、それに応じた会話をするために、この本を読みました。

 著者らは、20年に及ぶ研修活動の経験から、次のことを見いだしたそうです。そしてこれらが、ビジネスをはじめとして、人生上のあらゆる問題と深く関わっているということに気づいたのだそうです。

「人は自分の見たいものしか見ていない」
「人は自分の見方が当たり前だと考える」

 このような各個人の考え方を、エニアグラムを通して理解することによって、自分らしさを活かしながら、それだけに囚われないバランスの取れた行動をとるようになれるのだそうです。今後、他人と協調しあいながら働くことがますます必要になるので、エニアグラムで人の気質をつかむことはとても重要になってくるのではないでしょうか。(cf. 1の力を10倍にする アライアンス仕事術)

 このエニアグラムでは、「人間には9つの本質があり、すべての人間はそのうちのひとつを必ず持って生まれてくる」のだそうです。



【目次】

まえがき
第1章 「質問力」を高めよう
第2章 9つの質問とエニアグラム
第3章 ビジネスに生かす「9つの質問」
第4章 人生を豊かにする「9つの質問」
第5章 この「質問」で好転した!
第6章 自分のエニアグラム・タイプを知ろう
第7章 「9つの質問」を自分のものにするトレーニング
付録 9つの質問カード
おわりに


【注目の3ポイント】

《1.エニアグラムを学ぶ5つのメリット》

  1. 自分や他者が何を求め、欲し、恐れ、どのように自分を表現しているのかが理解できる。
  2. 人間性の中に隠されている9つのパターンを知ることにより、人間一人ひとりの存在の価値を高めることができる。
  3. 自己変革と自己成長のための筋道がわかる。
  4. 自分を行動に駆り立て、固有の行動をとらせる、自分を突き動かしている動機を知ることができる。
  5. 対人関係をスムーズにし、組織内、家族間などの人間関係の問題を改善するための効果的な助言が得られる。

 この5つが、エニアグラムを学ぶメリットとして挙げられています。つまり、まず、他人との関わりについては、相手の本質を理解して、それに合わせて対応するということです。次に、自分の内面とも対話できるようになるということです。また、人間は、精神状態の変化に伴って、エニアグラムに描かれている直線に沿って変化することも知られています。安定している時は、統合の方向へ、また、ストレスがかかっている時は、分裂の方向に流れるそうです。

《2.人それぞれに備わった独自のものの考え方》

 先に、人間は自身の思考に支配されるということを書きました。また、そのことにすら実感できないのだそうです。このことについては、本書に載っている“だまし絵”を使った質問に取り組むと非常に納得できます。

 このように聞くと、自分自身の枠に囚われているような印象を持つかもしれません。しかし、そもそも人の考え方・行動の仕方にクセ(パターン)があるからこそ、性格や個性があるのだとも著者らは述べています。たしかにそうですね。だから、自分の特性を理解し、改善すべきところは直すように努力して、後は他人に合わせていけばいいのですね。

 この「自分を正しく理解する」ことは、他人を理解するよりも本当ははるかに難しいのだそうです。

《3.質問力をつける》

 日本人は、学校教育で体系的に質問力について学んだ経験がないため、「質問力」が非常に弱いのだそうです。質問力は、単純な質問を指すのではなく、今後どうすべきかを判断するための材料を漏れなく集めるような“効果的な”質問のことです。効果的な質問をすることによって、得られた回答を集積すると全体像が立体的に立ち上がってくるのだそうです。

 問題解決のための効果的な質問をするときに、9つの質問が真価を発揮します。つまり、ものごとを1点から見るのではなく、常に9つの側面から質問しながら確認するので、思い込みや視野狭窄による行き詰まりを防ぎ、真に効果的な問題解決への道を歩むことができます。


【読書後の感想ひとこと】

 自分は、どの属性なのかが気になりました。自己診断のためのチェックシートが最後についています。Webでもできるようです。(エニアグラムで自己分析)

 随所に質問例が豊富に載っていて、日常に役立ちそうです。


【関連記事】

● 書き方のコツ、話し方のワザ
  エニアグラムコーチング社長の安村 明史さんの記事をまとめています。


【参考サイト】

* 【ビジネス書評】鹿田尚樹の「読むが価値!」【ビジネスブック・ミシュラン】:
『アライアンス仕事術』@平野敦士カール
  他人と一緒に仕事をするという仕事術に関する記事が掲載されています。

* エニアグラムで自己分析|エニアグラム無料診断


【読みたくなった本】

  ■ 平野敦士カール 1の力を10倍にする アライアンス仕事術 2008


【今日の折り目】

18折/205ページ 
・・・赤ペンチェックが入ったページ数を示しています。本の興味度を定量化しています。


【満足度】

5

(指標の目安)
5:とてもおすすめ,何度も読みたい
4:いい本
3:ふつう
2:う〜んちょっと
1:あんまりおすすめできません


【読書カウンター】

★★★★★ ★★★★★
★★★★★ ★★★★★
★☆☆☆☆

今月は、あと4冊!


【バックリンク】

◦ 理系のための人生設計ガイド
◦ するどい「質問力」!
◦ 図解 コーチング流タイプ分けを知ってアプローチするとうまくいく

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