自分のこと「不器用だな」って感じていませんか?
自分のことを不器用だと思ったらしあわせになれないような気がして恐かった。だから自分では器用だと思うようにしていた。「でもそれは、本当の自分ではない」と感じ、疲れました。そんなときであったのが「あるがままでいい」という言葉。
これは今日紹介する宇佐 美百合子さんのまえがきに書かれている内容です。
宇佐 美百合子さんはCBCアナウンサー、海外での起業を経て、現在ネット・カウンセリングで心理カウンセラーとして活動されています。著書に『くじけそうなときには』『がんばりすぎてしまう、あなたへ』『今のわたしを好きになる本』など、累計130万部のベストセラー作家さんです。
この本では、心配しない練習・自分との向き合い方・幸せの作り方・つまらない仕事への向き合い方といった、日々生活する上で感じる不安を幸せに変える26のレシピが紹介されています。
自分のことが「不器用だな…」と感じている方に読んで頂きたい1冊です。ありのままの自分を受け入れるためのヒントがきっとみつかりますよ。
では3つのレシピをご紹介しましょう。
① 「感謝の心」と「向上心」を持ちつづける
誰かに感謝したとき、嬉しい気持ちになっていますよね。また、自分が前より成長したと実感したときも、嬉しい気持ちになりますよね。
つまり、「感謝の心」と「向上心」は自分の喜びにつながっているということです。
ですので、いつもこの2つの心を抱きつづけるように心がければ、喜びがあふれる毎日を送れるようになりますよね。
② 自分が監督となって人生物語をつくる
私は人間関係で傷つき、生きることはどうしてこんなに苦しいんだろうと悩んだとき、「自分が成長していく過程をリアルに体験する物語、それが人生なんだ」と思うようにしました。私自身が、涙を抱きしめて成長していく主人公のほかに、脚本やキャスティングも引き受けたならば、この物語は絶対にパッピーエンドのはず!そんなふうに考えたら、それまで加害者のように感じていた人を、「迫真の演技で憎まれ役を演じてくれた人」と割り切ることができました。(P26)
物語がハッピーエンドになると自分を信じるということ。そうしてはじめて、割り切ったり、受け入れたりすることができるということです。
自分の人生は最悪と最善の間で展開されるとも、宇佐美さんは言っています。
③ 最後のひと言に気をつける
あなたが、ある人の印象を人に伝えるとします。
「いい人だけど、話はうまくないよね」
「話はうまくないけど、いい人よね」
どちらのほうが、よい雰囲気を残すでしょうか。
最後のひと言で、これほどまでに会話の雰囲気や、はたからみた印象が変わります。
最後のひと言にやさしい気持ちをのせましょう。
最後にこの本で紹介されている、心の平穏を得るための秘訣を紹介します。良寛禅師の言葉だそうです。
『災難に遭う時節には災難に遭うがよく候。死ぬ時節には死ぬがよく候。是はこれ災難をのがるる妙法にて候』
宇佐美百合子さんの語りかける文章が心に染みこみます。ぜひじっくり読んでみて下さい。
それではまた
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
やさしくて、ちょっぴり不器用なあなたに。 宇佐美 百合子 サンクチュアリ出版 2011-01 |
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