はじめに
あなたの文章、スルーされていませんか?
私は仕事では企画書や論文を書き、プライベートではブログやツイッターで情報を発信しています。
より多くの人に読んでもらいたい、読んだ人に行動してもらいたい。
と、常日頃考えています。
今日ご紹介するのは『仕事はストーリーで動かそう』の川上徹也さんの『キャッチコピー力の基本』です。
本書では、キャッチコピーの基本三ヵ条にはじまり、「読み手」に考えさせる、「比喩力」を磨く、「組み合わせ」て化学変化を起こすなど、9章にわたって人を惹きつける77のヒントが紹介されています。
自分の言葉をちゃんと相手に伝えたい方にとって、この本はキャッチコピーの辞書として手元に置いておきたい1冊にきっとなるはずです。
では、本の1章で紹介されている3つの「キャッチコピーの基本」をご説明しましょう。
ポイント
① 「あなたのことですよ!」と問いかける
WEBニュースの新着記事リストや買った雑誌の記事タイトルを眺めているとき、どんな記事を読んでいますか?「自分に関係がないな」と思った記事までちゃんと読みますか?
私も含め、人は「自分に関係ない」と思った記事は読みません。当然このブログの記事もコピーにまったく興味のない方は絶対スルーです。(笑)
伝えたい相手を十分に絞り込んで問いかけることが重要ですよ。本書で紹介されているコピーがこちら。
気がつくと机がぐちゃぐちゃになっているあなたへ(P14)
生まないかもしれない私(P15)
② 強い言葉を発する
「たくさん」とか「ものすごい」とかモヤッとした言葉を使っていませんか?このような曖昧な単語は言葉としては力が弱く、読者に届きにくい。
口に入れた瞬間に溶けてなくなっちゃうんです(P18)
朝引き薩摩鶏を備長炭でじゅわっとジューシーに焼きあげました(P19)
「具体的な方法」、「数」、「状況」が目に浮かぶように心がけましょう。
③ 「それ逆でしょ!」と「なんで?」と考えさせる
千円札は拾うな。(P21)
さおだけ屋はなぜ潰れないのか?(P22)
「いやいや、お札が落ちてたらみんな拾うでしょ!」
「そういや、なんで潰れないんだろ?」
と読者の頭に浮かんだら、そのコピーは成功です。
目にした瞬間に、“引っかかる”フレーズをつけることができれば、読んでもらえる確率はぐんと上がりますね。
おわりに
ビジネス書のタイトルや広告のコピーをストックしておくと、言葉を入れ替えるだけでおもしろいコピーができますよ。もちろん今日ご紹介した本にもたくさん掲載されています。試してみてくださいね。
せっかくの自分の意見はより広く伝えたいですよね。とっても参考になる本でした。オススメです!
それではまた
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
キャッチコピー力の基本 ひと言で気持ちをとらえて、離さない77のテクニック 川上 徹也 |
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