ポイント
① 手書きにこだわる
ポメラ・iPhone・ネットブックなどのデジタル機器を活用してノートをとっている読者の方も多いのではないでしょうか。デジタルメモは便利ですよね。後からキーワードを検索したり、文章を移動して構成したり…。
頭に浮かんだことを素早く文字にするために私もmacで毎日メモをとり続けています。
でもパソコンを使ってノートをとっているときは、脳をあまり使っていないのだそうです。
板書を使った講義で実験した結果、講義内容を手書きで写した方が、パソコンに打ち込むより脳が活性化しているというデータが得られたそうです。手書きの方が、指先の刺激と脳の思考が連動しやすいのでしょうね。
ノートをとることが「情報を書き写す」作業になってしまわないように、手書きでちゃんと考えながらノートをとるようにしたいですね。
② 3つのポイントにまとめる
人に聞いたこと、TVで観たこと、本や雑誌で読んだことは、3つのポイントにまとめるようにしましょう。
単純に印象に残った3つを書き留めても良いですし、
(1) すごく重要な骨格
(2) まあ重要な情報
(3) 面白いと思うこと
と、ポイントの重要性を意識してまとめておくのも良いでしょう。
3つのポイントを意識して情報に触れることで、頭を使ってノートをとることになります。また、たくさんポイントがみつかったら、それを3つにしぼることでさらに頭を使うことになりますよね。
③ 攻撃的に書く
20分間人の話を聞いた後で、突然「じゃあ今の話、3分でまとめてみて!」と言われたらどうでしょうか?漫然と人の話を聞き流していては何も残りません。
そこでぜひ、攻撃的なノートのとりかたを心がけてください。
・「要するに…」「ポイントは…」とまとめる
・「たとえば、…」「これは…に似ている」と所感を交える
・「人に教えるときはこう説明しよう」と伝達を意識する
このように考えながらノートをとるようにすれば、書き留められた内容の質がどんどん上がっていくはずです。アクティブな姿勢でノートをとるように心がけてみてくださいね。
ひとこと
頭を使ってノートをとっていますか?
今日ご紹介した3つのポイントは、齋藤 孝 先生の『大事なことは3つにまとめなさい!』から取り上げました。
講義の板書や人の話を書き写す。それではただの作業です。自分の頭で考えて見聞きしたことをノートに書き留めるようにしましょう。
そうすれば後で見返したとき、使えるノートにきっとなりますよ。
それではまた
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
【今日紹介した本】
大事なことは3つにまとめなさい! 齋藤 孝 |
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