原稿用紙10枚を書く力
斎藤 孝
本書の目的は、原稿用紙10枚の文章をとにかく書けるようになることだそうです。なぜ、10枚なのでしょうか?それは、10枚書ける人は、長い文章を書く基礎的な力をつかみ、本を書ける可能性を手に入れたことになると著者は考えているからです。そこで、原稿用紙10枚を書く方法や考え方についてまとめられています。
今回は、文章を構築するために私が注目した3点をご紹介します。
1.「書く」ことは構築することだ
書く力をつけるためには、「文章とは構築物である」という認識が必要です。はじめに「キーワードを見つける」「キーワードから3つのキーコンセプト(つまり言いたいこと)をつくる」「3つのキーコンセプトを結びつけて文章を構築する」
2.引用のポイントを外さないコツ
作者が何を言いたいのかというポイントを押さえることが大事である。
3.「気づき」が面白さを生む
既にあるものであっても、そこに新しいラインを繋げることによって、十分「新しいもの」が生み出せる。
(2)は、まず、主張を決めて、その根拠を3点で支えるということでしょうね。論理展開の基本の1つですね。(3)は、オリジナリティーを生み出すのに応用できそうです。
★私は、斎藤 先生の本が好きで、これまでに数冊購入しています。特に、この本はインスピレーションを刺激するらしく、部屋を片づけていたら本書が2冊出てきました。(いずれも書店で購入していたようです。)本には、それぞれ異なる場所に書き込みしてあり、読んだ時期で注目するところが変わることを実感しました。
【今月の読書カウンター】
★★★★★ ★★★★★
★★★★★ ★★★☆☆
今月は、あと2冊!
【バックリンク】
◦ 書き方のコツ、話し方のワザ
***
0 件のコメント:
コメントを投稿