2008年3月27日木曜日

14: Think! 2007年春号 No.21


Think! 2007年春号 No.21
特集 キャリアアップ勉強法&ビジネスプロフェッショナルが薦める200冊

東洋経済新報社

自分自身のキャリア戦略をどう考えるか。たとえば経営幹部を目指すとすれ
ば、必要な能力とはどのようなもので、それを身につけるにはどうしたらいいの
か。さまざまな分野で活躍中のビジネスプロフェッショナルから、キャリアをつ
くりあげていく心がまえと、MBA留学、英語習得、資格取得などを含めた具体
的かつ効率的な勉強、トレーニングの方法を学びとろう。

また、特別企画として、『Think!』執筆陣の戦略コンサルタント、企業
経営者、経営学者80人からのアンケートご回答をもとにした「ビジネスプロ
フェッショナルが薦める200冊」を併せて紹介している。

Amazon 商品の説明 出版社/著者からの内容紹介 より

・一橋大学大学 伊丹 敬之 先生
・遠藤 功 さん
・10倍本の勝間 和代 さん
・「フェルミ推定」の細谷 功 さん
・レバレッジ本の本田 直之 さん

など、2007年に活躍された方々の勉強法について紹介されています。
参考になったポイントをまとめて、ご紹介します。

【大前 研一】

 40代で活躍するために30代でやっておくべきこと、鍛えるべき能力の3つ

1.「新しいものを生み出せる力」を身につける
2.「サイバー能力」を向上させる
3.「資産運用力」をつけて金持ちになる

+ グローバル・リーダーシップ

 2と3は私も勉強して着手しています。しかし、1がなかなか難しいですよね。これは、論理的思考力と問題解決能力を鍛えると良いそうです。具体的には、後に紹介する方々が説明してくれています。

【御立 尚資】

 リーダーを目指す人が持つべきは、明るく、楽しく勉強する姿勢だそうです。これは確かに、上司が楽しそうに働いていたり、勉強していたりすると頑張れる気がします。

【伊丹 敬之】

 大成した名経営者には、「器量」の大きさが共通してあるという特徴を突き止めたそうです。では、どうやって、その「器量」を大きくするのでしょうか?器量には、3つの要素があるそうです。

1.考えることのスケールの大きさ
2.予想外の出来事にうろたえずに対応できる力
3.他人を受け入れる懐の深さ

「高い志」「仕事の場の大きさ」「思索の場の深さ」を意識することで器量が育つ

 また、キャリアは自分で意図的に作るものではなく、仕事をきちんとこなす中で、自然と築かれていくものということにも注目しました。

 ちなみに、伊丹 先生のことは『創造的論文の書き方』という本で知っていました。対話式に進められる論文作成法の本です。写真が載っていて、やさしそうな先生でした。また、本はご紹介します。

【細谷 功】

 まず、頭が良い人は3つに分類できるそうです。「物知りタイプ」「機転が利く」「地頭がいい」の3つです。この3つめ「地頭がいい」とは、未知の領域で問題を解決する能力のことです。未知の問題を解決するためには、左脳の論理的思考力に加えて、右脳の直感力が必要になります。これらを磨くために有用なのが「フェルミ推定」と呼ばれる方法です。フェルミ推定とは、例えば、「日本全国にある電柱は何本か?」というような問題です。

 では、なぜフェルミ推定が有用なのでしょう?その理由は3点あるそうです。

1.「質問の内容が明快かつ身近である」
2.「厳密な正解はない」ため、思考プロセスが問われる
3.「簡潔でありながら問題解決の縮図である」


 この、フェルミ推定を実践することで、仮説思考力・フレームワーク力・抽象化思考力が鍛えられるそうです。これらは、以前紹介した『効率が10倍アップする新・知的生産術』にも出ていましたね。

これ以外にも、参考になる記事が沢山載っていました。

【今月の読書カウンター】

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【追記】
このサイトから1冊購入していただきました。ありがとうございます。

【バックリンク】

◦ いま、すぐはじめる地頭力

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