2009年1月17日土曜日

仕事が速くなるプロの整理術

吉越さんの写真が目に入って、書店で購入した1冊です。


【感想】

吉越さんは、分かりやすい図解をされるだけでなく、G-mailやiPhoneなどのデジタルを使いこなしています。そのような具体的な仕事術のノウハウも得られると同時に、仕事にどう向き合うべきかという精神部分についても多くを学ぶことができました。


【読書の目的】

仕事を効率的に進めて、残業を減らす。


【注目の6ポイント】

*書類はA4に統一し、クリアフォルダにまとめる。


これは私も実践していて、横書きのタイトルを右上に印刷した紙を表紙にして、書類をその後に挟むようにしています。これによって、書類忘れがほとんどなくなりました。また、書類の厚みが増したら、深めのフォルダーに丸ごと移し替えて使用しています。吉越さんは、色分けを導入されていますが、私は透明フォルダで現在のところは対応出来ています。

*分かりやすくというのは、すべての物事の大原則だと思います。

この件はどういう図を描くと説明しやすいだろうか?と常々考えながら吉越さんは絵を描くそうです。吉越さんの描かれる絵は簡単ながらも、分かりやすいのが特徴です。絵のロジックを精密にするためには、何度も描き直すのが良いそうです。そうやって図が洗練されていくのですね。『説明上手になれる「らくがき」の技術』を読み返してしまいました。

*60%OKなら次の一歩を進める

仕事の成功率を高めるためには、なるべく始める前の準備をしっかりしておきたいものですね。ただ、そうするとどうしても仕事のスピードは速くなりません。そこで、吉越さんの目安が示されていました。それは60%で始めるというものです。間違えたら、その場で方向修正して目標に進んでいけば良いということですね。

*簡単に実践出来るロジカル問題解決法

「なぜ」「どうして」を繰り返すことによって、圧倒的に論理的な問題解決が可能なのだそうです。これをしないと、どうしても感情的な判断が混じってしまい、論理の抜けが出来てしまいます。問題はそこから発生しているかもしれないのに・・・。

*デッドラインを引かれる立場から引く立場になる

引きずられるのではなく、引っ張っていくことが重要ですね。

6. 周囲を引きずり回せ、引きずるのと引きずられるのとでは、永い間に天地のひらきができる。
電通鬼十則

*早朝1時間の会議で1つの案件にかけられる時間は1〜2分

個別案件については、「こうしなさい」という代わりに、「どうするのですか」と問い、「誰が」「何を」「いつまでに」を決めて原則翌日までに処理していたそうです。


【今日紹介した本】

■ 仕事が速くなる プロの整理術 吉越 浩一郎 2008


【関連記事】

● 効率的に働こう


【今日の折り目】

21折/239ページ 
・・・赤ペンチェックが入ったページ数を示しています。本の興味度を定量化しています。


【満足度】



(指標の目安)
5:とてもおすすめ,何度も読みたい
4:いい本
3:ふつう
2:う〜んちょっと
1:あんまりおすすめできません


【やまかわポイント】

84 point


【目次】

はじめに
PART1 整理術の基礎—「情報整理バブル」から抜け出し、実用的でシンプルな仕組みを作る
PART2 メリタ式の書類整理術—「やるべきこと」をA4の紙で一元管理する
PART3 図とイラストの描き方—「伝えるべきこと」を図解してロジカルに仕事を進める
PART4 アナログとデジタルの融合—GメールとグーグルカレンダーにiPhoneからアクセスする
PART5 整理術を活かす働き方—「質問」で行動を整理する


【読書カウンター】

★★☆☆

今月は、あと2冊!


【バックリンク】

◦ 弾言 成功する人生とバランスシートの使い方
◦ ほぼ日手帳をとことん使いこなす3つのポイント


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