2009年1月31日土曜日

超!部下マネジメント術 ~1/3の時間と労力で人が育つ~


株式会社ウィルPMインターナショナル
山本様

ご恵贈ありがとうございました。


読者の皆さんは、部下を持たれているでしょうか?あるいは、上司に仕事を教えてもらっているでしょうか?

人に仕事を教えたつもりが、実はそれほど伝わっていなかった。あるいは、仕事をしたいのにどうすれば出来るようになるのか分からない。ということを私自身も日々経験します。

効果10倍の“教える”技術』では、学びの場をどう作るべきか、学び手をどう接するかについて学びました。そこで一歩踏み込んで、具体的に教える内容をどう設計し、伝えていくかについて学びたいと考えていました。

今回紹介する本『超!部下マネジメント術 』では、効率的に再現性よく部下を育てるための方法論「インストラクショナルデザイン」について、石田 淳さんが分かりやすく解説しています。


【感想】

計画的に部下を育てるための方法論を分かりやすく解説した良書でした。

本書で解説される「インストラクショナルデザイン」とは、部下の問題点を洗い出し、それを自覚させ、最終的な目標に向かって方向付けをしながら行動を促すというもの。自分は基本的には放任主義で育てられたことが多かったので、自分がこの「インストラクショナルデザイン」で教育されていたらもっと効率的に成長しただろうな〜と読みながら思いました。

仕事の飲み込みの悪いとされていた新人も「インストラクショナルデザイン」で教育される過程で、積極性を身につけるようになり、上司にとっても、「インストラクショナルデザイン」で基本的な教育法が確立できるため、あとは個別の部下の特性に応じて指導法をカスタマイズするだけで済むため、非常に効率的です。

本書はチームメンバーをマネジメントすべきリーダーに向けて書かれています。しかし、本の中でリーダーがインストラクショナルデザインをする過程でおこなう作業は、実は仕事を学ぼうとする新人にとっても非常に参考になります。

今の仕事の最終的な目的は何か?仕事がデキる人との違いは何か?自分は何が分かっていないのか?何を分かるべきなのか?それぞれの自問は自分の能力の発展に必ず繋がります。

この本は、

 ・部下の育成に困っている方
 ・部下の育成の再現性を高め、もっと効率的に仕事を進めたい方
 ・どうしたらもっと早く仕事を憶えられるかと悩んでいる新人の方

にぜひ、読んで頂きたい1冊です。非常に得られるものが多い本でした。


【読書の目的】

仕事を人にうまく伝える方法を学ぶ。


【注目の8ポイント】

* 自分自身の仕事をこなす技術と、人を育てる技術は全く別物

* インストラクショナルデザインの3つのメリット

 1.インストラクションの効果・効率が高まる
 2.再現性がある
 3.汎用性に優れている

* ADDIEモデルでインストラクショナルデザインする

ADDIEとは、分析、設計、開発、実施、評価のことで、これらを通して指導法を改善していきます。

* 今時の若いものは・・・は言い古された言葉だった

「今時の人はなぁ・・」とよく聞きますが、このようなことは昔からあったそうです。歴史を遡ると、80年代〜江戸時代〜古代遺跡!にまでこのような表現が残されているとのこと。このようなジェネレーションギャップは今も昔も(そしてこれからも)あるのですね。ということは、単に学ぶ方に問題があると押し付けてばかりの姿勢では、マネジメント問題を解決できないのは当然ですね。石田さんの言葉を引用しておきます。

 まずは、「何も知らない」「何もできない」ということを起点にして考えないと、“教え手”と“学び手”のギャップは決して埋めることができません。

* インストラクションの3分類

 (1)知識
 (2)技術
 (3)実践・継続

これらは独立して学び手に伝える必要があり、混ぜてはいけないのがコツだそうです。

* 「わかったか?」と問う上司と「わかりました」と答える部下

部下の返答に対する石田さんの想定する4パターンの思考に深く納得してしまいました。
 ・実際に習得、理解している
 ・本当はわかっていないが、上司に対して「わかりません」とは言いづらい
 ・わかったつもりになっているだけで、間違った理解をしている
 ・自分自身でも「わかった」か「わかっていない」か判断出来ていない

*2つのインストラクショナルデザインの大原則

  1.部下は常に正しい
  2.すべてを「具体的な行動」に落とし込む

詳細は読んでみて理解して下さい。ここがインストラクショナルデザインのキモです。
* 部下の「自主性」や「向上心」は周囲の環境や状況によって変化していくもの

このことが一番インパクトのある気づきでした。


【今日紹介した本】

■ 超!部下マネジメント術 ~1/3の時間と労力で人が育つ~ 石田 淳 2009

帯情報を転記しておきます。

上司のあなたはいつも「自分が正しい」と思っていませんか?

行動科学に深く関わる人材育成法

[本書を読み終えると身に付く力]
・部下が分からないことが把握できる
・公平に評価できる
・部下の能力を引き出せる
・部下とのコミュニケーションがはかれる

雇用淘汰の時代を生き抜くリーダーへ

《裏面》

部下の成長を願う上司のための技術!

インストラクショナルデザインは、10年先を見つめるリーダーの新しいマネジメント手法です。

・短期間で人を育てることができます。
・「再現性」と「汎用性」があるため、どんな人材・どんな場面でも使用出できます。
・あらゆるマネジメントの悩みがスグに解決します。
・あなた自身のセルフマネジメント能力も高めます。


【関連記事】

● 効果10倍の“教える”技術
● 相手がわかるように教える技術
● 仕事は部下に任せよう
● 齋藤孝の「教え力」アップノート!
● 「わかった」と言わせる説明の達人に変わる本
● 頭の回転をよくする74の方法
● デキる部下は「報告」しない
● 脳を鍛えれば今までの10倍うまくいく
● レバレッジ勉強法


【参考サイト】

* 行動科学マネジメント:ウィルPM インターナショナル 新刊! 『1/3の時間と労力で人が育つ!超!部下マネジメント術』


【参考書籍】

1.「できる人」で終わる人、「伸ばす人」に変わる人 吉田 典生 2006
 この本も良い本です。また記事にします。


【読みたくなった本】

■ ノート思考術—15人が公開!すぐに結果が出せる理想のノートの作り方 午堂 登紀雄 2009
 『脳を「見える化」する思考ノート』の牛堂さんからメールを頂きました。新しい本が出たそうです。小山龍介さんをはじめ、15人の方々のノート術が掲載されているそうです。気になりますね!


【今日の折り目】

37折/197ページ 
・・・赤ペンチェックが入ったページ数を示しています。本の興味度を定量化しています。


【満足度】



(指標の目安)
5:とてもおすすめ,何度も読みたい
4:いい本
3:ふつう
2:う〜んちょっと
1:あんまりおすすめできません


【やまかわポイント】

97 point
*非常に気づきの多い一冊でした。オススメです。


【目次】

はじめに
CHAPTER 1 インストラクショナルデザインとは?
CHAPTER 2 部下育成の救世主、インストラクショナルデザイン!
CHAPTER 3 「インストラクション(指導)」の設計図をつくる
CHAPTER 4 部下に向けて「インストラクション(指導)」を実施する
CHAPTER 5 実践・継続のための「インストラクション(指導)」
CHAPTER 6 あなた自身の「部下成長マネジメント計画」をつくろう
おわりに
おまけ 部下成長マネジメント・チェックシート



【読書カウンター】

★★★★

今月は、目標達成!


【ひとこと】

明日、『聞くが価値』vol.06に参加します。『「外見力」と「視覚力」で確実に突き抜ける最強ブランディング術』はじめての大阪での開催!楽しみです。

【バックリンク】

◦ 

***

にほんブログ村 本ブログ ビジネス書へ

4 件のコメント:

《モテG》井上たかお さんのコメント...

わっ これって今の私に一番必要な本です!

ご紹介ありがとうございます~☆


聞くが価値のレビューもお待ちしてます!

chample さんのコメント...

井上さま

らっしゃい!

この本はいきなり今年一押しですよ!
ぜひ、読んでみて下さい。今日のセミナーでもオススメして回りましたので。(笑)

記事におさめられない良さがあります。

聞く価値は今から記事を書きます。
(^^);

ウィルPM山本 さんのコメント...

早速のご紹介ありがとうございました!
ウィルPMインターナショナル山本です。
感想のほう、拝見させてもらいました。
お褒めの言葉、ありがとうございます。
上司のための本なのですが、
ぜひ誰かの部下として仕事をする方にも、
上司の意味を理解しつつ、呼んでもらいたく思っています。
石田にも伝えておきます。
今後ともよろしくお願いします。

chample さんのコメント...

ウィルPM山本さま

コメントありがとうございます。

少し読みはじめたら、一気に最後まで読んでしまいました。

上司は指導法をデザインし、部下は仕事を上司の視点に立って吸収する。このような状態になったとき、とても良い仕事ができるようになると思います。

本当に良い本を頂き、とても嬉しいです。ありがとうございました。多くの人に読んで頂きたいですね。

こちらこそよろしくお願いいたします。

Related Posts with Thumbnails