はじめに
メモ1つで文章を書いてみませんか?
企画書・報告書・手紙など、毎日色々な文章を書く必要があります。
長い文章を書く必要がある場合、書こうと思い浮かぶ事があっても、上手くまとまらず、「何から書こうか…」と気が重くなったりしませんか。
そんな時は、忘れる前にとりあえず思いつくままメモに走り書きしてみてはいかがでしょうか。
ということで、今日はメモ1つで文章を書き上げる3つの方法をご紹介しましょう。
ポイント
① タネ蒔き法
タネ蒔き法は自分が見聞きした事柄からタネとなる素材を見つけ、タネから苗を育てていく方法です。
手順は③ステップです。
① タネ蒔き
思いつくまま順序は気にせず全て書く。
② 芽選び
苗床を観察して、伸ばしたい、良い芽だけを選ぶ。
③ 植え替え
順序を決めて、整理して、つなげて、ふくらませる。
この方法は講演などを見聞きしたあとで、感想文や報告書を作る時に使うと良いですよ。
② パッチワーク法
パッチワーク法は、ハサミやテープで素材を切り貼りする方法です。
① 1紙片1行書き
書こうとするテーマの素材になりそうなことを、1行のシンプルな言葉にして書き出す。
② 紙片のグループ作り
紙片と紙片を繋げる1行を書き足す。1行を別のグループに移して推敲する。関係のない紙片はまとめておく。この段階で、それぞれの紙を貼り合わせる。
③ 言葉の調整
紙片間の単語を整え、接続詞でつないでいく。
④ 全体をつなぐ
グループの順番も決まり、全体構想も自然に見えてくる。物足りなければ、①からやってみる。
こちらは、自分が思いついたアイデアに基づいて書く文章に向いています。例えば、企画書や提案書などです。
③ スタイルブック法
人に聞いた話、本で読んだ言葉、新聞広告や雑誌で見かけたフレーズなど、自分の心に引っかかった事柄を書き留めておきましょう。
メモした事柄を組み合わせるだけでも面白い文章が書けますよ。
おわりに
今日は『メモ式気のきいた文章の書き方』という本から、メモ書きの一文から文章を作っていく方法をご紹介しました。
今までの文章作法の本との違いは、すぐに読めて、すぐに試せるということ。肩が凝らない本。
「読んでいたら、書きたくなってしまう本」「読むうちに、何だか文章づくりに自信がついてくる本」
とまえがきに書かれている通り、私も読む手を止めて試してしまいました。
他にも、「コメンテーター法」「絵メモ法」「チェックリスト法」など、ユニークな方法が12も解説されています。また、後半のノート術のところで、タグ管理やライフログについても言及されています。
1993年に出版された本です。今読んでも色あせていない文章術の本でした。企画書やブログなどの文章をメモから気軽に文章に起こす具体的な方法を知ることができました。読んだらすぐに書きたくなる本、オススメです。
ちなみに、記事の最初に掲載した「大雨はぽつりとはじまる」という表現が本の内容をとても良く表した一文だと思いました。さすがコピーライターさんですよね。
それではまた
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
【今日紹介した本】
メモ式 気のきいた文章の書き方 (アスカビジネス) 多比羅 孝 鈴木 康之 |
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