残念なプレイングマネージャーにならないために
自分一人で仕事をすることがメインだった20代〜30代に比べて、40代は部下を率いて仕事をする管理職にシフトする時期ですよ。最近、プレイングマネージャーが増えつつあるそうです。
ということで今日は、プレマネとして後悔しないために、大切なことを3つご紹介します。今、プレマネの方も、これからプレマネになられる方も参考にしてみてください。
プレーヤーとプレイングマネージャーとでは必要な能力がまったく違うことにきっと気づきますよ。
① 人脈を駆使する
自分が上司に「こんなことに詳しい方をご存じないですか?」と問い合わせて「知らないなぁ…」という会話で終わったら、あなたはどう感じるでしょうか。
40代になったら、自分がこうして聞いていた立場から、自分がこんなことを聞かれる立場に入れ替わるということです。
40代になって部下を任されるということは、30代までのように一人で何でもできてしまう能力よりも、ネットワークを上手に活かしてチームを成功に導く能力が問われます。
ですので、部下の要望にたとえ自分が応えられなくても、代わりに応えられるような人脈を持っておくべきなのです。
40代までに人脈を広げたり、人脈のハブになる人と交流しておきたいですね。
② 伝える力を発揮する
(1)最初の「つかみ」と「落としどころ」を大切にする
(2)ワンフレーズで言い切って、言葉をつなげる
(3)事例で伝える40代を後悔しない50のリスト(p. 111)
これは大塚寿さんの「伝える力」3つの奥義です。
一人で働くのではなく、プレイングマネージャーとして周囲の人を巻き込んで仕事をするためには、相手に伝わり、相手を動かすための「伝える力」が必要不可欠ですよね。
③ 相手の立場に立つ
超高学歴で、かつ上司のたたき上げで出世した役員や部長が会社で冷遇されるケースがあるそうです。いったい何が原因なのでしょうか?
それは「対人音痴」だったからです。
40代になっても相手の立場に立つことができず、自分勝手に仕事を進めた結果、周りについて来てもらえなくなるのです。
相手の立場を考えられないようでは、プレイングマネージャーとして周りを巻き込んで成果を出すのは難しくなります。40代からは特に相手あっての仕事です。「対人音痴」だけは直しておきたいですね。
おわりに
今日は大塚寿さんの新刊『40代を後悔しない50のリスト』の2章、プレイングマネージャーとしての12の後悔の中から3つピックアップしてご紹介しました。
40代を後悔しない50のリスト 1万人の失敗談からわかった人生の法則 大塚 寿 ダイヤモンド社 2011-02-18 |
次回は「忙しいだけで終わらないための工夫」についてご紹介します。
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田島 弓子さんの『プレイングマネジャーの教科書』を紹介した記事です。
プレイングマネジャーの教科書―結果を出すためのビジネス・コミュニケーション58の具体策 田島 弓子 ダイヤモンド社 2010-04-09 |
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本当に必要な人を引き寄せる 頭のいい人脈の作り方 立石 剛 日本実業出版社 2009-06-11 |
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