こんにちはchampleです。
今日ご紹介するのは、多田健次さんの『誰でもまねできる人気講師のすごい教え方』です。本書は中経出版 大塩 様よりよりご恵贈頂きました。ありがとうございます。
私も仕事で講義を担当することがあります。「わかりやすく説明したい」「フィードバックをもらって改善したい」「聴講者を巻き込みたい」と常に考えています。本書はまさにそんな私が読むべき1冊でした。
この本は教員の方々やセミナーや勉強会などで講師を務める方におすすめします。
多田さんの講演や司会を聞くと、話の流れがなめらかで本当にわかりやすいです。本書に書かれているように人見知りで話すのが苦手だったとは信じられません。
まえがきとあとがきに書かれたメッセージを読んでみて下さい。多田さんの講義に対する熱意と、小心者というご自身の欠点を12年間でどう克服してきたのかがよく分かります。
本文では5000時間に及ぶ講義経験に基づいて、講義の準備・生徒の引きつけ方・説明の仕方について詳細に説明されています。さらに、講義中のアクシデントに対するトラブルシューティングも解説されています。特に講義中のアクシデントは私も経験することが書かれていて、とても参考になりました。
私が注目した箇所を列挙します。
・「教える」ことは、その人ができなかったことをできるようにすることです。できるようになった生徒は喜びを感じ、学びの意欲が高まります。そして、講師は生徒から感謝され、さらに教えることに喜びを感じます。(p. 237)
・何につまずいて、何を理解できなかったのか。これを講義の準備段階で必ず思い出すようにしていくことで、難易度の判断が狂ってしまうことを防ぐことができます。(p.86)
・「反感ポイントを想定し、そこをつぶしながら話を進めていくこと」(p. 109)
・あなたの「学び」に対する考え方が、自然と講義スタイルに反映されることになります。(p. 115)
人に何かを教えるすべてのシチュエーションで実践できる技術がまとめられています。講義や指導のための教科書として読み返そうと考えています。
ぜひ書店でチェックしてみて下さいね。
それではまた
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
【今日紹介した本】
■ 多田 健次 『誰でもまねできる人気講師のすごい教え方』
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▼ 多田健次さんの1冊目の本の紹介記事です。
■ 資格試験の合格技術
【目次】
序章 講師として必要な心構え
1 教える資格は誰でも持っている
2 20%を味方につける講義をしよう
3 他者評価と上手に付き合う方法
第1章 講義は事前準備で9割決まる
4 細心の下準備をしよう
5 細心の実践形式練習法
6 会場に入ってからやるべき基本動作
7 ボキャブラリー4段階増幅法
8 休憩時間に実践したい5つの心得
9 外見に自信がない人が大切にすべきこと
第2章 どんな人でも引きつける話し方
10 難しい内容をわかりやすく説明する「概要→かみ砕き→専門用語」3STEP法
11 抑揚をつけて内容を聞き取りやすくする方法
12 「笑い」より「熱意」を届けられる講師になろう!
13 説得力のある話し方ができるようになろう
第3章 理解を200%深める方法
14 「結論重視」か「プロセス重視」か講義スタイルをしっかり決める
15 講義と個別指導を組み合わせる
16 生徒の能力を最大限に引き上げる「9区分講義法&指導法」
17 質問・相談内容の中心を探る
18 「知情意」にあわせた対応
第4章 講義中ずっと集中させる方法
19 場を引き締めるための「簡単行動」と「こあせり」
20 いまこの時間に集中してもらうためにすべきこと
21 話術のマイナスは黒板でカバーできる!
22 黒板やホワイトボードを見やすく効果的に使う方法
23 モチベーションアップが講師の重要な任務
第5章 ありがちなピンチを切り抜ける方法
24 ど忘れした。テンパった。どうしよう?
25 講義が早く終了してしまいそう。どうしよう?
26 講義が長引いてしまいそう。どうしよう?
27 講義中に急に質問された。どうしよう?
28 参加者の視線が怖い。どうしよう?
29 参加者た退屈そう。どうしよう?
30 眠たそうにしている人がいる。どうしよう?
■ 多田 健次 『誰でもまねできる人気講師のすごい教え方』
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2 件のコメント:
著者の多田健次です。
非常に丁寧な
ご紹介ありがとうございました!
教えることのむずかしさ
たのしさを共感していただきまして
すごく嬉しいです。
今後ともよろしく
お願いいたします。
多田健次さま
コメントありがとうございます。
教えることは難しいですが、伝わったときの達成感がとてもありますよね。
こちらこそ、今後ともよろしくお願いします。
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