頭がよくなる照明術
結城 未来
今回は、akiyanさんのブログで紹介されていた、『頭がよくなる照明術』を読みました。
と、akiyanさんがコメントしている通り、私も蛍光灯を昼光色から電球色(白から橙色)に、灯籠型電灯を1つ購入しました。ゆったりした雰囲気の部屋になりました。特に部屋の雰囲気を変えたいなと漠然と思っている方は今すぐ読むべきだと思います。
私はとくに何も考えずに読んだのですが、読後いてもたってもいられず24時間以内に間接照明器具を3つ揃え、照明リフォームを完了させていました。そしてリフォームの結果に大満足です。費用は約5000円。安いです。
【目次】
第1章 人の心は光によって動かされる
第2章 頭も身体もスッキリ!仕事がはかどる「灯り脳」リズム
第3章 ストレス解消!「眠れない病」は光の使い方で治る
第4章 職場の大敵!うつ・時差ボケ・徹夜疲れ解消法
第5章 簡単!疲れ目を防ぐアンチエイジング灯り術
第6章 意外な発見!心が安らぐ照明テクニック
第7章 自分をすてきに演出する”モテ明かり”
【注目ポイント】
《1》照明法の違いと、光の種類に私たちは影響される
人間は、自分に光があたると緊張する動物だそうです。初めて知りました。それで、本書を読み進めていくと、直接照明と間接照明の2つの照明法について説明されていて、自分にどう影響を及ぼすのかが納得できました。また、光の色合いも影響するようです。本文を引用しましょう。
直接照明の場合、いつも自分に光が当たるうえ、頭の上から光が降り注ぎます。高い位置にある光は、太陽でいうと昼間の太陽と同じ。これは、私たちを無意識に活動的なモードに切り替える光なのです。
一方、間接照明の場合、舞台や映画館などの客席と同じように人間には光が当たらないので、緊張感から解き放たれます。さらに人間は、低い位置にある光のなかにいると、夕焼けを見たときと同じ安らぎモードに気分が切り替わります。
光の色は大きく分けて二種類
・朝方や昼間の光の色―青白く、さわやかな色。人を活動的にします。
・夕焼けの色―オレンジ色。温かみのある色。人に安らぎを与えます。
私たちの体には、日内リズムというのがありますね。このリズムは太陽の光に制御されていることが知られえています(本書にも分かりやすい説明が載っています)。有名なのが、朝の光でリズムがセットされるというものですが、その後の太陽の色合いも、私たちのリズムの調節に必要なのでしょうね。灯りの色にも気を使うと良さそうですね。
《2》アイデアは朝生まれる!
目覚めた午前中の脳は、一日のうち、もっとも活発に働いていて、頭の回転が必要な作業に向いているそうです。これを読むと、左脳が活性化していそうです。でも、”クリエイティブ脳”にもなっているそうで、右脳も活性化しているのでしょうか?夕方から夜にかけて、発散思考でアイデアをだすのも良いと認識していたので、この辺りは他の書も参考にして考えてみます。
《3》読書やモニタで視力を落とさないために
20代後半から、視力の老化が始まっているそうなので、視力を維持するために注意が必要ですね。読書やPC作業で視力を落とさないコツが4つ書かれていたので、引用します。
(1)パソコン画面はやや見下ろす位置に私は、液晶モニタの明るさとコントラストを調節して、暗めにしています。明るすぎるのは、よくないのですね。
(2)光の角度を変えやすいスタンドを選択
(3)画面と部屋の明るさの差を3:1以下にする
(4)姿勢はまっすぐに
【読書後の感想ひとこと】
最近、眠いことが多く、睡眠時間も延長気味でした。「春眠暁を覚えず」ということわざを思い出してぼんやり過ごしていました。本書では、春になると眠くなる原因についても言及してありました。なぜ、眠いのでしょうか?それは、眠りを深くする働きのあるメラトニンというホルモンが春にかけて多く作られるからだそうです。「だからか!」ととっても納得してしまいました。
【参考サイト】
1.akiyan.com:あなたの知らない照明術
【今日の折り目】
8折/256ページ
・・・赤ペンチェックが入ったページ数を示しています。本の興味度を定量化しています。
【読書カウンター】
★★☆☆☆ ☆☆☆☆☆
☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆ 今月は、あと16冊!
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