レバレッジ・リーディング
本田 直之
2006
今日は、2冊めの本田 直之さんの『レバレッジ・リーディング』をご紹介します。この本も、見た目かっこ良くて“ジャケ買い”しそうになりました。(笑)
「100倍の利益を稼ぎ出す」といことで、かなり実践的な多読術を解説してくれていたので、読むことにしました。見た目も良いですが、中身もかなり良かったです。
本田さんは、アメリカのビジネススクールへの留学をきっかけに、この多読法を考案されたそうです。現在は、一日1〜4冊のペースでビジネス書を多読されているそうです。本田さんは、読書を“不労所得”をえるための自己投資と位置づけていらっしゃるようです。
まえがきで、本田さんが書かれているように、うまくいくコツは本から学んだほうが、自分で編み出すよりはるかに効率的に、目的地に到達できます。私自身も、本を読んでいて実感することです。また、もし新しいコツを、自分で編み出したときは、みんなに紹介すればいいですよね。
【目次】
はじめに
第1章 ビジネス書の多読とは何か?—100倍のリターンをもたらす究極の読書術
第2章 本探しは投資物件選び—ビジネス書の効率的スクリーニング術
第3章 1日1冊、ビジネス書を戦略的に読破する—訓練不要であなたの読み方が劇的に変わる
第4章 読んだままで終わらせるな!—反復と実践によって100倍のリターンを獲得せよ
わたしのベストビジネス書
【注目の3ポイント】
《1.本をたくさん読むということ》
多読についての本田さん主張を引用します。
たくさん本を読むことを推奨するにあたって、こんなことを言うのはなんですが、実は本を何冊も読んでいるからといって、偉くもなんともありません。インプットするだけでは、ただの自己満足にすぎません。いかにアウトプットするかが勝負なのです。
数をこなすと、それだけよい考え方やノウハウに出会う確率が高くなります。言ってみれば、リスクを減らし、累積効果により成功の確率を上げるための多読なのです。
《2.多読のための読書の目標設定》
本を読む前に、なぜ・なんのためにその本を読むのかを考えてから、(できれば書き出してから)読みはじめるべきですね。また、時間の節約にもなりますね。
《3.自己投資としての読書からリターンを得るための方法》
ここには、本書で解説されているレバレッジ・メモの作成と利用法を図解しておきました。せっかく本も多読しただけでは、資産価値はありませんね。それを生活や仕事に活かしてこそ価値がありますよね。
レバレッジ・メモを使うということは、簡単に言うと、
“本の気になるポイントを抜き書きし、読み返して実践して、身につける”
ということです。
【読書後の感想ひとこと】
私の本の読み方を大きく変えた一冊です。
また、最近始めた読んだ本をポイントとして数値化する際にも、参考にしました。
このレバレッジリーディングとフォトリーディングを組み合わせて、本を読み、久恒先生の図解とマインドマップを組み合わせて図示して頭の中を整理しています。
【関連記事】
1.レバレッジ・シンキング
労力・時間・知識・人脈のそれぞれを効率化し、より大きな成果を得るための考え方が書かれています。
2.あなたもいままでの10倍速く本が読める
フォトリーディングの技術について、解説されています。
3.図で考えれば文章がうまくなる
久恒先生の図解法が載っている一冊です。
【参考サイト】
レバレッジコンサルティング|会社概要
本書の表紙になっている本棚は、実際の本田さんの仕事場にあるものだそうです。やっぱりおしゃれですね。
【参考書籍】
1.久恒 啓一 図で考える人は仕事ができる 2002
久恒先生の図解法が解説されています。
2.妹尾 堅一郎 考える力をつけるための「読む」技術―情報の解読と解釈 2002
情報を読み、どう処理するかについて、解説されています。
3.トニー・ブザン ザ・マインドマップ 2005
マインドマップの描き方についてや、偉人のマップが載っています。
【読みたくなった本】
■ 嶋津 良智 だから、部下がついてこない! 2006
■ 大橋 禅太郎 すごい会議-短期間で会社が劇的に変わる! 2005
■ P・F. ドラッカー プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか (はじめて読むドラッカー (自己実現編)) 2000
■ 加藤 昌治 考具―考えるための道具、持っていますか? 2003
■ 御立 尚資 戦略「脳」を鍛える 2003
【今日の折り目】
15折/171ページ
・・・赤ペンチェックが入ったページ数を示しています。本の興味度を定量化しています。
【満足度】
5
(指標の目安)
5:とてもおすすめ,何度も読みたい
4:いい本
3:ふつう
2:う〜んちょっと
1:あんまりおすすめできません
【読書カウンター】
★☆
今月は、 +1冊!
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