速読は嫌いですか?
こんにちはchampleです。
今日ご紹介するのは、三輪 裕範さんの『ビジネスマンのためのクオリティ・リーディング 』です。
三輪 裕範さんは伊藤忠商事、ハーバード・ビジネススクールでMBAを取得され、現在は、伊藤忠商事調査情報部長をされています。著書は『ビジネスマンのための40歳からの本を書く技術』など。
本の新しいところだけに注目してささっと読む読書法は確かに効率的だけど、サプリメントを飲んでるみたいでなんだか味気ないと感じる方にオススメの1冊です。
どんな本を選び、時間を作り、どう考えながら本を読んでいけばいいのか?本書を読めば、「少なく読んで多く考える」ための読書術が身につきます。
ビジネスマンのためのクオリティ・リーディング (創元社ビジネス) 三輪裕範 創元社 2009-10-16 |
では、人生の質を高めるクオリティ・リーディングの3つのコツをご紹介しましょう。
① 質の悪い本を選ばない
良い本を選ぶための最も重要かつ確実な方法は何かというと、多少逆説的になりますが、それは質の悪い本を選ばないということです。(p. 108)
自分は何に関心があって、どんなことを知りたいから本を読むのかを予めはっきりさせておけば、本選びに失敗することは減ります。ゆっくり読むと言うことは、たくさんの本は読めないと言うことになります。だからこそ、良書を選ぶ必要があるのです。
私は、買いたいと思った時に本のタイトルと一緒に「その本を知ったきっかけ」や「なぜ読みたいのか」「何が知りたいのか」を書き留めています。そうしておかないと、買った後で「なんで買ったんだっけ?」なんてことが起こったりするので・・^^:
② 狼になって読む
著者が語るエピソードから自分なりの教訓を考える。著者の主張の背景を考察する。あるいは、逆のアクションプランを立ててみる。こういったアグレッシブに考えながら本を読んでみましょう。
三輪さんは、著者の主張と議論を無批判に鵜呑みにせず、常に疑問を持って読む読書法として「狼の読書」を薦めています。
③ とにかく何度も読み返す
本の中では三輪流読書ノートの作り方が紹介されています。ノートづくりのコツは「見出しをつけること」。これによって、要約力や編集力が身につきます。
ノートを何度も何度も見返しているうちに、そこに書いた文章と文章の間に、あるいは、見出しと見出しの間に「スパーク」が起こります。(p. 188)
とあるように、自作したノートを読み返していると、どんどん思考が深まり自分なりの考えが浮かんできます。それをまたノートに書き込む。この繰り返しで自分の行動指針が洗練されていくのですね。
私はデジタル読書ノートを作って、ブログの記事も含めて記録しています。
以上が3つのポイントです。
最後に、ライバルに差をつけるためのとっておきの本の選び方を紹介します。
それは新聞1面目の最下段にある書籍紹介欄を参考にすることだそうですよ。
それではまた
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
【今日紹介した本】
ビジネスマンのためのクオリティ・リーディング (創元社ビジネス) 三輪裕範 創元社 2009-10-16 |
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