読んだ本の内容を誰かと共有できてますか?
こんにちはchampleです。
今日ご紹介するのは、鹿田 尚樹さんの『10分間リーディング』です。
この本では、1冊の本を10分で読む鹿田流読書術が解説されています。
10分間リーディングは3ステップで簡単にできます。
1.読む目的を明確化する
2.第2のタイトルをつける
3.10分でタイトルに沿った内容を探す
慣れてくると、3つめのステップは5分程度で出来てしまいます。
なぜこれほど本文を読む時間が短縮できるかというと、ステップの1と2で読書の方向付けをあらかじめしっかり決めておくからです。
特に私にとっては、2つ目のステップが目から鱗でした。
実は私も、この読書法をブログの記事タイトルに使わせて頂いています。
(いつも読んで下さっている方はお気づきでしょうね^^)
例えば…
『気がつけば今月も赤字という人が覚えておきたいお金と付き合う3つのコツ』
『幸せに働くための3つの心構え』
『ヘコんじゃった時に素早く再起動するための3つの方法』
『これであなたも試したくなる!ライフログの3つの効用』
といった感じです。
そしてもう1つ、この本で私が注目した点があります。
それは読書のゴールである“共有”です。
鹿田さんはこれを『Reading 3.0』と呼んでいます。
なぜ実用書を読むのか?
それは自分の行動を変え、周りをよりよく変えていくためですよね。
そのためには読んだ内容を脳に定着させることはもちろん、実際に行動しフィードバックしながらアレンジしていく必要もあります。
そこで今日ご紹介する3つの方法は、自分が得た情報を素早く共有するための手段なのです。
ではさっそく見てみましょう!
① チームリーディングをしてみる
本で得た情報はどんどん周りと共有し、みんなで意見交換をしましょう。私の職場では、論文を読んで研究室内でディスカッションするセミナーが毎週開催されています。みんなの前で紹介するためには、「どんな情報を提供するか」「どのように説明するか」「どんな質問が想定されるか」といったことを考える必要があります。この過程を通じて、自分の情報に対する“勘”がどんどん磨かれていきます。
鹿田さんも本の中で紹介している『教える技術』はとても参考になる1冊です。
② 「ハンバーガー」形式でブログを書いてみる
最近はBlogだけでなく、Twitterでも読書報告されている方が多いですよね。でも本を読んだ感想を書くといっても何を書いて良いのか分からなくなったりしませんか?そんなときは、「ハンバーガー」形式を試してみて下さい。
鹿田さんの提案する「ハンバーガー」形式とは、「本の内容」を「自分の意見」で挟み込んで書いた記事の構成のことです。「本の内容」には引用文を、「自分の意見」には疑問点や意見を書くのがコツです。私の場合は、実践してみてどうだったかということも書くようにしています。自分の経験も織り交ぜるとオリジナリティが出ますし、読者のみなさんの参考にもなりますよね。この形式に慣れてきたら、どうすれば相手に伝わりやすくなるかを考えるとよいでしょう。
本書では勝間さんの『目立つ力』が参考書としてあげられています。鹿田さんのおっしゃるとおり、入門書としてとても良い本です。
③ 引用句を使ったスピーチを作ってみる
鹿田さんは国会議員秘書時代に、移動中の時間を利用して引用句を使ったスピーチを考えていたそうです。いくつかのレパートリーを準備しておけば、スピーチでなくとも朝礼やちょっとした会話に使えます。話を短くまとめる力もつくので一石二鳥ですね。
まとめます。
① チームリーディングをしてみる
② 「ハンバーガー」形式でブログを書いてみる
③ 引用句を使ったスピーチを作ってみる
これが、読んだ本を効果的に人と共有する3つの方法です。
最後に、鹿田さんの言葉を引用します。
「10分間リーディング」のエッセンスから、本の読み方を変えるヒントを得ることで、私と同じようにみなさんの周りの環境も、きっと好転いくはずです。(p. 25)
鹿田さんの心がこもった一文ですよね。
それではまた
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
【今日紹介した本】
■ 鹿田 尚樹 『10分間リーディング』
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