ライフログを毎日に活かしていますか?
こんにちはchampleです。
前回までに、「ライフログの効用」と「ライフログの続け方」について説明しました。
私もライフログをつけて3ヶ月になり、どんどん生活に変化があります。
そこで今日はライフログをつけ始めた方に向けて、奥野 宣之さんの『人生は1冊のノートにまとめなさい』の内容に沿って、ライフログを人生に活かすポイントを実体験を交えて3つご説明します。
① 積極的に情報にあたる
ライフログをつけるようになったら、だんだん自分の体験に対してより積極的になれます。私の場合は、TVを見るときもメモを持って見るようになりましたし、WEBで記事を読むときは必ず注目した点を書き取るようになりました。
つまり、今までは情報を漫然と受け流していたのですが、記録を前提とすることでより積極的に情報にあたるようになったのです。
「ライフログノートに書こう」という意識を持って暮らすことで、体験をより濃密なものにできるというメリットもあります。(p. 98)
と奥野さんは本の中で述べられています。
② 具体的に書く
自分のノートを見返してみると、ライフログを始めたばかりの時は「誰が、どこで、何をした」という“事実”だけが書かれています。それに対して最近のノートには、“事実”に加えて「そのときこう感じた」「つぎはこうすべきだ」という“所感”が書かれています。
目の前の情報に積極的にふれて、事実に対する気づき、あるいは結果に対する考察を書くのがコツです。私も奥野さんのねぎま式に習って書くようにしています。
行動記録にもコメントをつけたほうが、あとで読み返した時にも、紛れもない自分の行動としてリアルに感じられるようになります。(p. 109)
③ 行動を軌道修正する
なぜ、過去のノートを読むことで発見があるのでしょうか。
人は無意識にじわじわ変わっていくものだからだと思います。(p. 175)
時には自分の立ち位置と目的地を確認して、流されながらでも目的に近づけるための「調整」がいります。(p. 178)
奥野さんはこのことを端的に「自分にカウンターパンチを浴びせる」と書かれています。
事実の記録とそれに対する“気づき”や“教訓”をライフログノートに書く。つぎにそれを読み返すことによって自分の行動を軌道修正する。
この組み合わせでどんどん自分の生活が向上していきますよね。なんとなく感じていたことですが、奥野さんの文章を読んではっとさせられました。
以上、人生に活かすライフログの3つのポイントをまとめます。
① 積極的に情報にあたる
② 具体的に書く
③ 行動を軌道修正する
皆さんもご自身のライフログをぜひ生活のクオリティーアップに活用して下さいね。
それではまた
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
【今日紹介した本】
人生は1冊のノートにまとめなさい―体験を自分化する「100円ノート」ライフログ 奥野 宣之 ダイヤモンド社 2010-11-27 |
【連続記事】
■ これであなたも試したくなる!ライフログの3つの効用
■ ライフログをラクに続けるための3つコツ
【関連記事】
▼ 本書のまえがきについてつぶやいたまとめ記事です。
■ 『人生は1冊のノートにまとめなさい』を読んでいます
【目次】
序章 ライフログノートで体験を「資産」にする
ライフログとは「人生そのまま」を記録すること
「空気」を残すにはアナログ手法がいい
過去を消さずに自分を作れる
「読み返し」を身につけることでノートの効果は数倍に
焦らず、自分のペースでとにかく前に進もう
第1章 ただ行動を記録することの意外な効果
「一冊のノートにまとめる」三つのルール
手帳術よりずっと簡単、誰でもできる
日記より気軽に日々の雰囲気が残せる
なんでもないメモが「自分の分身」になる
厚く、太く、ノートとともに自身が育っていく
「やめたい行動」がやめられる
「続けたい行動」が続けられる
書いてみることで「しっかりやっている自分」を認める
第2章 ノートを自分の分身にする
効果発揮のための三ステップ「書く」「貼る」「読み返す」
【ステップ1】書くー「行動記録」で、ライトな自己管理を始める
【ステップ2】貼るー「資料収録」して多くを語るノートを作る
たった一枚の紙切れが全てを語る
手を使って作業することが「自分化」につながる
【ステップ3】読むー「読み返し」で、じわじわ自分を変えていく
パラパラめくることで得られる「思わぬ発見」
体験をリサイクルし、今の自分に活かす
自分で考え、自分の言葉で語れるようにする
すべては「楽しく使って、生々しく残す」ために
「軸足」は必ずノートに置いておく
どんどん試して「自分の分身」となる一冊を選ぼう
第3章 どうやってノートに残すか
続けるためにも効果的な「記録への工夫」
ノートに向かうことで自分の「作り直し」をする
書くことで体験を引き寄せて「自分化」化する
読み返しのためにWHY・HOWの情報を盛る
「行動の切れ目」でなく「ふとしたとき」に書く
時間情報は「までログ」「いまログ」「からログ」
「ねぎま式」で行動&思考を対照させておく
因果関係は「→」を使って略記・追記
「区切り線」を使い分けて情報量を増やす
「一日あたりXページ方式」で使う
縦書き・横書きだけでなく、筆記具も使い分ける
貼ると10倍楽しくなる
ポラロイドでお手軽育児日記
「割り付けプリント」で一日の流れを残す
とどめの一発としての「ご当地スタンプ」
表紙にもどんどん貼って「キャラづけ」する
本の帯、補充カード
パッケージ、タグ、説明書
お酒のラベル
古切手、ハガキ、手紙など
第4章 何をノートに残すか
まずは「普段の生活」をそのまま記録してみる
睡眠と飲み食いー基本的なことから自分を知る
自分の行動と状況ー生活の意外な豊かさに気づく
思ったこと、考えたことー自分の考えをつくる
旅行・行楽・イベントーライフログノートの醍醐味
自分を追うドキュメンタリー取材班
社会や世間のニュース
見たもの、聞いたこと、食べたもの・・・すべてに「自分」が映る
ノートと連動する「書き込みシート」で定点観測
継続するための大原則は「一シート一テーマ」
○×シートーいちばんシンプル、でも効果大
グラフシートーわずかな増減を視覚的につかめる
僕のある一日ーライフログノートがある日常
「いい過去」=「自分の歴史」を持っておく安心感
第5章 どう継続し、読み返し、活用するか
ノートを書きっぱなしにせず、読み返す方法
体験の「使い捨て」をやめて、リサイクルする
定期的に自分にカウンターパンチを浴びさせる
「自分だけのノート」は、かっこわるくていい
あらかじめ「自分の要素」を薄めておく
「自分のテーマ」が見えるようになる
心理状態をなぞってテンションを高める
読み返せない最大の理由は「アクセスが悪いから」
読み返しの神髄は「マーキング&タイミング」
マーキングー読み返しを「作業」にする
タイミングー読み返しを生活に組み込む
使用中のノートの「逆読み」と「順読み」
システムで定期的に読み返す
索引を作る過程で読み返す
×年前の今日の記述を読み返す
付録 ライフログノートを補助するツール23
行動記録の補助ツール
読み返しの補助ツール
あとがき
■ 奥野 宣之 人生は1冊のノートにまとめなさい―体験を自分化する「100円ノート」ライフログ
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