図解Dr.佐藤富雄のあなたの運命が一変する!「口ぐせの法則」実践ノート
佐藤 富雄
2004
今日は、口ぐせ博士こと佐藤 富雄先生の本をご紹介します。先日、『ツキを呼ぶ「魔法の言葉」』という本を読んで、昔買ったこの本を引っ張り出してきて、読み返しました。
【目次】
巻頭インタビュー 今日から「口ぐせの法則」を実践すれば、永遠の幸福、本当の成功が手に入ります!
第1章 「口ぐせ」で人生は変わる!幸運を呼びこむ習慣づくり
第2章 あなたは最初から“どんなことでもうまくいくように”できている
第3章 夢の実現から、お金、恋愛まで、「魔法の言葉」を使いこなそう!
第4章 ツキがツキを呼ぶ!成功者の意識トレーニング
第5章 老いない、病まない、悩まない—毎日を活性化させる「生活習慣」
【注目の3ポイント】
《1.脳には自動目標達成装置がある》
私たちの脳は、「こうありたい」と意識すると、体全体をコントロールして「こうありたい」を実現しようとします。これを、「自動目標達成装置」と、佐藤先生は名付けています。この装置をオンにするためには、夢や楽天思考や自分をほめることによって、「楽しい感情」が起こして、脳を刺激する必要があるそうです。
楽しい気分のときは、快楽ホルモン(βエンドルフィン)が出てきて脳の働きが活性化するそうです。また、「自動目標達成装置」には時間の概念と現実と想像の区別がないそうです。これは、潜在意識のことを言っているのだろうと思いました。潜在意識については、『一日5分奇跡を起こす4行日記』で記事を書きました。引用しておきます。
以下に、潜在意識の力について、本書から引用します。◇「時間の概念」がない
◇想像と現実の区別はしない
◇すべてを保持する
◇「単純な言葉」を理解し反応するが、言葉を持たないのでイメージで応える
◇不眠不休
つまり、これから達成したいことを、今は出来ていなくても、単純な言葉でイメージ出来るように語りかけることによって、潜在意識は『できている!!』と勘違いしてしまうそうです。イメージトレーニングやポジティブシンキングも同じ原理でしょうね。
潜在意識については、本書では後半に書かれていますが、4行日記の根幹をなすとても大切なことだとおもいます。夢を実現するためには、潜在意識を味方につけるといいそうです。山といえば川:一日5分奇跡を起こす4行日記
さらに、「おもいこみ」の素晴らしい効果についての実験結果が紹介されていました。アメリカの麻酔生理学研究室での、親知らずの抜歯実験です。この実験では、効果のない薬をモルヒネだと信じた人の6割が、麻酔なしで抜歯が出来たそうです。さらに、これらの人の脳内には、モルヒネに似た構造の化合物が脳の中で作られていたそうです。
《2.言霊のちから》
古くから日本では、口に出して言ったことは現実化すると信じられてきました。これは”言霊”と呼ばれ、古代の王朝では、軽はずみな言葉を口にすることが、かたく禁じられていたそうです。
たとえば、自分にとってマイナスな出来事が起こった場合に、「あ〜もうだめだ」と言うか、「まあ大丈夫!」と言うかで、自動目標達成装置への指示の送られ方が全く違ってきます。その結果、その後の人生も大きく変化していくのだそうです。佐藤先生の言葉を引用します。
現象はあくまでも現象で、その認識は、自分がどんな言葉を使うかによって決まる。「言葉の力」というのは、それほど大きいのです。
また、かつて佐藤先生が成功者にしたインタビューによると、危機や困難を乗り越えた人が最初に考えた言葉が、ほとんど同じ言葉だったそうです。
「なんとかなるさ!」
「大丈夫、できるさ!」
「とにかく、やってみよう!」
”言霊”の威力は、五日市 剛さんの『ツキを呼ぶ「魔法の言葉」』でも紹介しましたね。
《3.仕事は楽しく》
人間はつねに、”快”を求めているので、目標を達成することも、困難な問題を解決することも、”遊び感覚”なら成功する可能性が高くなります。たとえば、すぐれた経営者というのは、仕事にも”遊び感覚”を取り入れているそうです。
しかし、仕事には「やりたくないことを、やらなければならない」ことがあるので、”遊びの時間”の必要性を佐藤先生は強調されています。先生自身は、ハンティング・ヨット・カメラなどを趣味にして楽しんでいるそうです。また、独りで旅に出ることもお勧めされていました。その効用について、引用しておきます。
未知の風景や未知の人々とのふれあいが、あなたの意識空間を大きく広げてくれます。
生命科学研究者の柳田充弘先生も、旅の効用について『生命科学者になるための10か条』という本に書かれていて、学生のうちに長い旅にでかけて、自分を見つめるよう勧めていました。
【読書後の感想ひとこと】
昔読んだはずなのに、折り目がたくさん付きました。前向きな口ぐせが人生を良い方向に進めてくれることが分かりました。とても良い本でした。また、健康維持のための、サプリメントや食事法、運動法がお医者さんの視点から紹介されていてお得な一冊でした。
【関連記事】
1.ツキを呼ぶ「魔法の言葉」
2.一日5分奇跡を起こす4行日記
【参考書籍】
(1)ツキを呼ぶ「魔法の言葉」
(2)仕事で頭ひとつ抜きん出る裏トーク術
(3)一日5分奇跡を起こす4行日記
(4)生命科学者になるための10か条
【今日の折り目】
33折/95ページ
・・・赤ペンチェックが入ったページ数を示しています。本の興味度を定量化しています。
【満足度】
5
(指標の目安)
5:とてもおすすめ,何度も読みたい
4:いい本
3:ふつう
2:う〜んちょっと
1:あんまりおすすめできません
【読書カウンター】
★★★★★ ★★★★★
★☆☆☆☆ ☆☆☆ 今月は、あと7冊!
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2 件のコメント:
佐藤さんの本は、医学的な側面からも書かれているのが良いですね。
やはり、その辺り特にビジネスマンなどはただ言えばいいんだよと言っても納得できない。
という方もいらっしゃるだろうから、理論的に説明されている佐藤さんの本は理解しやすいかもしれないですね。
いつも、素敵な本の紹介ありがとうございます。
ゆうさん
コメントありがとうございます。
言葉には力がありますよね。
きっと。
だから、ポジティブにいきたいですね。
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