ディック・J・ライダー,デイブ・A・サピーロ,日本ウイルソン・ラーニングワールドワイド,枝廣 淳子
人生に必要な荷物 いらない荷物
2005
今日は、『人生に必要な荷物 いらない荷物』をご紹介します。『大金持ちをランチに誘え!』を翻訳されていた枝廣 淳子さんが、この本を初めて翻訳したときのエピソードを書かれていたので読みたくなりました。自分が読むには少し早い気がしましたが、これからの人生を考えるためにこの本を読みました。
【目次】
序文
プロローグ あの問いかけが、すべての始まり
第一章 これだけあれば、幸せなのか?
第二章 自分の荷物を解いてみる
第三章 仕事というカバンを開ける
第四章 人間関係の荷物を解く
第五章 自分の場所を見つけ出す
第六章 すべてのカバンを詰め直す
第七章 自由への道はここにある
エピローグ 人生の重荷を解き放つ
文庫版訳者あとがき
【注目の3ポイント】
《1.これが全部あれば、それで幸せなのか》
筆者は、収納力に優れたリュックを担いで旅をしていたそうです。旅の途中で、マサイ人と出会い仲良くなりました。槍と棒しか手にしていない彼は、筆者のリュックがとても気になっているようでした。そこで筆者は、誇らしげに、リュックの中から旅に必要になるであろうさまざまな道具を取り出して、彼にならべてみせたのだそうです。それを見た彼は、熱意のこもった口調で次のように言ったそうです。
「これが全部あれば、それで幸せなのか?」
《2.笑って、笑って、笑って》
ジョージ・アシャフの言葉が紹介されていました。
「悩みごとは全部古い背嚢に詰め込んで。さあ、笑って、笑って、笑って」
《3.荷物を軽くするために踏み出す一歩》
この4つの問いには、簡単に答えることは出来ないですし、また考えたからといって、ものごとが変わるというものではありません。でも、考えてみることは大きな一歩です。自分の荷物を軽くしたいと願うすべての人が、踏み出さねばならない一歩なのだそうです。
1.なぜ、この仕事をしているのだろうか?
2.なぜ、この人間関係に関わりをもっているのだろうか?
3.なぜ、ここに住んでいるのだろうか?
4.なぜ、これが自分の目的だと思っているのだろうか?
【読書後の感想ひとこと】
この本は、読むのにとても時間が掛かりました。これからも何度も読み返すと思います。最期に、気になる一言を抜き書きしておきます。
子どもたちがいるあいだに楽しみなさい。まばたきをするより早く大きくなってしまうから
人は自分の「天職」を選ばず、「天職」が人を選ぶ
目的豊かなライフスタイルを生きている人たちに共通する特徴
・自分自身の要求や欲望以上の目的を持っている。自分の人生や仕事が、より大きな世界のなかにどのように組み込まれているかという感覚を持っている。
・もっとも貴重な通貨のまわりに、はっきりと境界線を引いている。
・障害に直面したときに素晴らしい適応性を発揮する。
・身軽さがある。自分が背負っている荷物を、重荷と感じない感覚である。
目的豊かなライフスタイルの公式
〜(才能+情熱+環境)×ビジョン=目的豊かなライフスタイル
自分の目的を現在形で書き、いつも目の前のものにしておくことが大切だ。
【関連記事】
● ダン・ケネディ,枝廣 淳子 大金持ちをランチに誘え!
今回紹介した本と同じく枝廣 淳子さんが翻訳された本です。
【読みたくなった本】
■ マーシャ・シネター ワクワクする仕事をしていれば、自然とお金はやってくる 2001
【今日の折り目】
24折/299ページ
・・・赤ペンチェックが入ったページ数を示しています。本の興味度を定量化しています。
【満足度】
5
(指標の目安)
5:とてもおすすめ,何度も読みたい
4:いい本
3:ふつう
2:う〜んちょっと
1:あんまりおすすめできません
【読書カウンター】
★★★★★ ★★★★★
★★★★★ ★★★★★
★★☆☆☆ ☆☆
今月は、あと5冊!
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