2008年7月10日木曜日
92: 35歳までに年収2000万円になる
35歳までに年収2000万円になる
伊東 修
2007
今日は、伊東 修さんの『35歳までに年収2000万円になる』をご紹介します。年収アップを目指して、この本を読みました。
はじめにでは、優秀な人ほど自分のキャリアアップについて疎い傾向があると伊藤さんは指摘しています。これを人材の“機会損失”といって強調されているほどです。(機会損失とは、もし行動していたならば得られた利益を、行動しなかったために得られなかったという損失のことです。)
同じ優秀な30代でも、係長どまりか役員として活躍するかの違いは、「外の世界に目を向けているかどうか」です。8割の人がこれに気付いていないのだそうです。もったいないですね。
【目次】
はじめに
第1章 仕事選びで人生は決まる
第2章 本当に幸せになれる会社を見つけるために
第3章 企業の人材戦略を逆手にとって、自分を高く売る
第4章 人はスカウトで、ここまで活躍できる
第5章 こんな能力の人がスカウトされる
第6章 SNSの利用で広がるキャリアアップの可能性
おわりに
【注目の3ポイント】
《1.失っているのは収入だけではない》
収入の“機会損失”に注意すべきだと、先ほど書きました。しかし、本来得られるべきものは、お金だけではないようです。それは、自己実現や自己成長の機会損失のリスクも考慮すべきだということです。たしかに、収入には満足していても、自己成長ができないと非常にもったいないですね。
また、人生を変えるタイミングについても伊藤さんは書かれています。自分と会社の関係を考え直すのに最適な時期とは、20代後半〜35歳くらいの時期だそうです。私は、このまっただ中です。これはもう、よく考えなければ・・・。
《2.職を変えるコツ》
転職する人の8割は失敗したと感じているそうです。なぜそうなるかというと、現実逃避型の転職だからだそうです。キャリアをアップさせる転職と、スライドさせる転職とをよく見極めることも大切なのだそうです。
19世紀の鉄鋼王のカーネギーは、電報伝達の仕事から鉄道会社へとスカウトされ、その後の道が開けていったそうです。スカウトされることによってもともと前向きであったカーネギーは、ますます意欲を燃やしたのだろうと伊藤さんは考えているそうです。確かにもしスカウトされたら、頑張りますよね。スカウトされるように自分をどんどん磨こうと思います。
《3.能力に加えて必要なもの》
ビジネススキルを高めれば、優秀な人材として評価されるだろうという考えには誤解があると、伊藤さんは指摘しています。伊藤さんが日々スカウトに携わる中で気付かれたのは、実際に評価される人材には一定レベルのスキルがあれば良く、飛び抜けた能力は特に求められないということだそうです。
基本能力として、「ロジカルシンキング」「コミュニケーションスキル」が必要です。これ以上に求められているのが、元気に動きまわるということです。
『元気で明るい人は、周りもサポートしてくれるし、モチベーションが低下してパフォーマンスが落ちることもありません。』と伊藤さんは言っています。
『上機嫌な人の燃える意識の熱が、周りを浮き立たせて、爽快感をもたらすそうです。たしかに、不機嫌な人とは一緒に仕事しても楽しくないですからね。』とは、齋藤先生の『働く気持ちに火をつける』を読んだ時に書いたコメントです。「ミッション、パッション、ハイテンション!」で行きましょう!
【読書後の感想ひとこと】
自分の能力を高められる場所にいつも身を置きたい。
【関連記事】
● 齋藤 孝 働く気持ちに火をつける
【参考サイト】
* ハイクラスビジネスパーソンの集まるビジネスSNS|Wizli
* あすなろBLOG|20歳からのキャリア考:ビジネスに特化したSNS「wizli」のオフ会に参加
【今日の折り目】
15折/203ページ
・・・赤ペンチェックが入ったページ数を示しています。本の興味度を定量化しています。
【満足度】
3
(指標の目安)
5:とてもおすすめ,何度も読みたい
4:いい本
3:ふつう
2:う〜んちょっと
1:あんまりおすすめできません
【読書カウンター】
★★★★★ ★★★★☆
☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆
☆☆☆☆☆ ☆☆
今月は、あと18冊!
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