2009年12月9日水曜日

がんばらないで成果を出す37の法則ーアライアンス人間関係術ー


今、競合は多業種にある、だからこそアライアンスが必要になる。

こんにちはchampleです。

今日は、『1の力を10倍にする アライアンス仕事術』の平野敦士カールさんの『がんばらないで成果を出す37の法則』です。

本書は『UG_1111』にて美崎様、岩本様より頂きました。 平野敦士カール様 本書をご恵贈頂き本当にありがとうございました。

平野敦士カールさんとは、昨年の夏に鹿田さんのセミナーでお会いしました。そこでお聞きした話を読み返してみました。

1人あるいは1企業が単独で勝つ時代はおわり、これからはプラットフォーム型が勝つと述べられていました。


例えば、AppleがiPodを出したり、Googleが携帯電話を出したりと、最近の市場には大企業の新規参入が相次いでいますよね。これは、音楽業界や携帯電話業界では予測できなかったことではないでしょうか。このような時代背景から平野さんは、「競合相手は多業種である可能性が高い」と述べられています。

だからこそ企業も会社や業界を越えて物事が考えられるような人材を必要としているのです。(p.18)

これからは、今まで以上に“アライアンス”が必要になってきます。(アライアンスとは、提携という意味で、異業種の人同士で協力し合うということです。)

あとがきによると、前書『1の力を10倍にする アライアンス仕事術』を読んだ方から、多くの感謝の言葉が寄せられたそうです。また、「実際にアライアンスで仕事をするにはどうしたらいいのか」という質問もあり、本書はその疑問に答えるべく執筆されたのだそうです。

ということで、『がんばらないで成果を出す37の法則』では、アライアンス仕事術に必要な具体的な37項目について、「人脈の達人、交渉の達人」平野敦士カールさんの経験を交えて、詳細に解説されています。

アライアンスのポジティブな面だけでなく、人間関係のネガティブな場面での対処法も非常に参考になります。

さっそく見てみましょう!


【ポイント】

・信頼を得るためには、どうすればよいでしょうか。私はまずはビジネスマナーをしっかり学ぶことだと思います。(p.12)

・人と人が出会う時に感じるものは、学歴でも資格でも知識でもないのです。その人がその瞬間に相手に与えることができるもの、すなわち、「人間力」とでもいうべきものだと思うのです。(p.13)

・今、人脈が注目されているのはこうした他の業界とのアライアンスが企業にとっても個人にとってもかつてないほどの重要性を持ってきているからだと思います。まさに人脈という個人の資産が企業にとっても重要な資産になってきているのです。(p.17)

・人を巻き込むためには、まずあなたが何をしたいのかを明確に持ち、あなた自身が魅力を持つことが必要です。(p.27)


・今の時代のようにメールやチャットなど便利なコミュニケーションツールが発達すればするほど、逆に直接会うことやその人のために時間を割くことの重要性や価値が相対的に高まっていると言えるでしょう。(p.37)

・交渉力とは押しが強いとか、相手をだますとか、そういうことではないのです。いかに情熱を持って相手の方と熱い思いを共有することができるかです。(p.99)

・米大リーグのイチロー選手は、試合の前の準備、練習メニュー、試合中の体の動かし方に至るまで、厳密に同じであることにこだわるそうです。なぜいつも同じことにこだわるのかというと、同じ行動をすることで集中力モードになっていくようにしているためです。(p.119)


【読書の目的】

アライアンスのために必要なことを身につける。


【マインドマップメモ】


アライアンスの基本は人間力です。どんな人と集うべきか、そこで人とどう繋がるかについてブランチが太く伸びています。


【感想】

本を読んだり、セミナーを聴いたりして、著者さんや講師の方の経験や考え方を知り、日常に活かすことが出来ます。自分が体験していないことでも、読書や聴講により疑似体験できることは、非常に有意義な体験になります。

その一方で、私が常に考えているのは、「逆に、著者さんや講師の方は、ご自身の経験や考え方を語ることで何を得ているのか」ということです。「公の場に出ることで、ご自身のプレゼンスを示すことが出来ているのは確かだが、何かそれ以上に得るものがあるのではないか」という疑問です。

その疑問の答えが、平野さんの言葉にありました。

うれしいことに前書『アライアンス仕事術』をお読みになった影響で自分をプラットフォーム化することを思い立ち、見事に急速に人脈を広げた方がいらっしゃいますので、ご紹介します。(p.69)

と、セミナー主催者からビジネス著者になられた鹿田さんや、荒濱さんが紹介されています。

ご自分の考えや経験が周りの人の成果に繋がった時に喜びを感じるということですね。これはアライアンスのポジティブフィードバックであり、アライアンスを循環させる仕組みといえます。

ではまた、今日もお読み頂き有り難うございました。


【今日紹介した本】

■ がんばらないで成果を出す37の法則ーアライアンス人間関係術ー 平野敦士カール 2009


【本書を読んだchampleのつぶやき】

*chample_ytk “自分という人間を相手に正しく評価してもらうこと、そしてそこから信頼を得ることが新しいチャンスを得るために最も大切なのです。” 平野敦士カール がんばらないで成果を出す37の法則ーアライアンス人間関係術ー http://bit.ly/3wRy1r

*chample_ytk アライアンスの基本原則、Win-Winの関係。“プロジェクトに参加するすべての人が恩恵を受けるようにすることがうまくいく秘訣” 平野敦士カール がんばらないで成果を出す37の法則ーアライアンス人間関係術ー(p.93) http://bit.ly/3wRy1r

*chample_ytk 自分の周りの人々が、自分の人生を形成する。“尊敬できる人やモチベーションの上がる環境に身をおくことで、自らを成長させることができるのです。” 平野敦士カール がんばらないで成果を出す37の法則ーアライアンス人間関係術ー(p.127) http://bit.ly/3wRy1r

*chample_ytk 相手の長所を自分に取り込むための良い考え方。“パーツ単位で何人もの目標の人を持つというのもひとつの手です。”平野敦士カール がんばらないで成果を出す37の法則ーアライアンス人間関係術ー(p.130) http://bit.ly/3wRy1r

*chample_ytk “自分の成長戦略を立てて正しい勉強を行ない、自らの力を蓄え、そしてそれをまわりに評価してもらうことによって始めて幸せな成功をつかむことができる” 平野敦士カール がんばらないで成果を出す37の法則ーアライアンス人間関係術ー(p.23) http://bit.ly/3wRy1r

*chample_ytk 「デキる」スキのない人より「愛嬌のある」人が他人に好かれる “自分の弱点と思っていることが、実は「人間味」として人に見せるポイントとになるものです。”平野敦士カール がんばらないで成果を出す37の法則ーアライアンス人間関係術ー(p.35) http://bit.ly/3wRy1r

*chample_ytk “従来の政治的な常識からすれば、マイナスになるかもしれない自分の歴史を隠さず語ることで、むしろ武器に変えていきます。”(p.78)川上 徹也 あの演説はなぜ人を動かしたのか http://bit.ly/1907aI cf. http://bit.ly/6a5pIS

*chample_ytk アライアンスの基本は人間力です。『山といえば川』☛http://bit.ly/7PvqiX

*chample_ytk ご自分の考えや経験が周りの人の成果に繋がった時に喜びを感じるということアライアンスのポジティブフィードバックであり、アライアンスを循環させる仕組み。『山といえば川』☛http://bit.ly/7PvqiX

*chample_ytk これからは、今まで以上に“アライアンス”が必要になってきます。『山といえば川』☛http://bit.ly/7PvqiX


【関連記事】

● 1の力を10倍にする アライアンス仕事術
● 『聞くが価値』vol.02に参加してきました!


【読みたくなった本】

■ アライアンス「自分成長」戦略 平野敦士カール 2009


【目次】

はじめに
1章 21世紀はアライアンスビジネスパーソンの時代
 学歴・資格よりも大切なもの
 信頼を得るためにやるべきこと
 不況でも引っ張りだこの人
 助けてもらえる人になる=ネオ・ビジネスパーソンを目指そう
 何があっても生きていける人になる
2章 誰でもできるアライアンス・コミュニケーション術
 人を巻き込む人になる
 巻き込まれる人になる
 人に認めてもらえる人になる
 人にだまされなくなる
 短所を長所に変えてしまう方法
 人に時間をあげる人になる
 好感の持たれる電話術
 心を通わせるメール術
 自分の考えを発信するブログの書き方
3章 誰も教えてくれなかったアライアンス人脈術
 人脈の達人になる方法
 交流会や勉強会を有効に活用するためのノウハウ
 人材のベンチャー投資をする二十代・絞り込んでいく30代
 いい人脈・悪い人脈の見分け方
 真に付き合うべき人
 自分をプラットフォーム化する
 出会いを広げるコンテンツのつくり方
 おもてなしの店を持つ
4章 ワンランク上のアライアンス人間関係術
 あいさつという「カタチから入る」
 失敗したときの対応がチャンスを生む
 苦手な人とも一緒に仕事をする方法
 職場のイジメや嫉妬する人との付き合い方
 新しい職場に受け入れてもらう
 相手の悩みを一緒に解決する
5章 ワンランク上のアライアンス仕事術[実践編]
 アライアンス交渉術 〜その1〜
 
アライアンス交渉術 〜その2〜
 アライアンス交渉術 〜その3〜
 プレゼン力を鍛える
 プレッシャー克服術 
〜その1〜
 プレッシャー克服術 〜その2〜
 効率的な会議のやり方
 モチベーションの上げ方
 〜その1〜
 モチベーションの上げ方 〜その2〜
おわりに
がんばらないで成果を出す37+1の法則
おススメ書評メルマガ&書評ブログ

*『山といえば川』もご紹介頂いています。
平野敦士カールさん本当にありがとうございます。


【バックリンク】

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レビュープラス

2 件のコメント:

Dr.OGA さんのコメント...

「アライアンスが企業にとっても個人にとってもかつてないほどの重要性を持ってきている」

まさにそう思います!

私も最近、人間関係を主軸にした組織改革の取り組みをスタートさせました☆

山さんのブログを読むことで、書籍代も時間も節約できているのですが、この本は読んでみようと思います(笑)

では♪

chample さんのコメント...

Dr.OGAさん

わたしも異分野の方との接触が非常に増えてきています。いろいろな人と仕事ができるのは楽しいですよね。

カールさんの本を読んだお蔭で、随分仕事がしやすくなったと実感しています。

2作目はより実践的な内容になっていますので、ぜひ一度本書をチェックしてみてくださいね。

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