ラクをしないと成果は出ない
日垣 隆
2008
smoothさんが紹介されていて気になっていた1冊です。まえがきを読んであまりに愉快な文章だったので、即買いました。本書に載っている100のコツは、初めメルマガで流したそうですが、多く出版社から依頼の手が挙がったそうです。
【感想】
潜水するペンギンは、浅く潜るときは吸い込む空気の量を少なめにするのだそうです。吸い過ぎると浮力が強くなるので、浮かないようにするために余計なエネ ルギーを使うことになるからです。ペンギンは物理的な理論を学ぶまでもなく、経験的にラクをして効率的に生きているのがよく分かりますね。ですので、本書 のようなアイデア本からエッセンスを学んで、それを土台としてさらに毎日の生活の中での自分なりのショートカットを作っていくと良さそうです。
努力することに意義がある場合もあるでしょうが、成果を効率的に出し続けていくということも考えないと生けないと思っています。省エネで結果を出していくために100のコツは役立ちます。
所々で極論的なアイデアもありますが、無駄な努力をしないためのコツが網羅されていました。ネットワーク編と撃退編が個人的には折り目が多かったですね。 それ以外のところは、具体的な節約のコツが多く盛り込まれていて既に知っていることも多かったので、日垣さんの解説を読みながら確認していきました。
本書は、
・一生懸命働いているのに結果がでない
・少しラクをしてもっと成果をだしたい
という方が読まれると、仕事がよりはかどると思います。
ちなみに、まえがきのどこで笑ったかというと・・・
このブログで、以前『知的ストレッチ入門』という本を紹介しました。本書はジム好きの本と勘違いされ、街の書店で「スポーツ」や「ヨガ」のコーナーに置かれてしまったそうです。この部分が個人的なツボでした。(笑)
【読書の目的】
1.Why ?
時間を節約して、自由な時間を増やしたい。
2.What ?
ラクをして効率的に働く方法を学ぶ。
3.How ?
ラクするポイントを重点的に読みこむ。
【注目の3ポイント】
《1.NGな人には説明しない。NGな人とはモメない》
論議というものは、およそ理由を尋ねたほうが勝ちソクラテス
この言葉は、憶えておくといいですね。
《2.コーチはするものではなく、優秀なコーチに短期間「つく」のが近道》
コーチングは大流行ですが、上司が部下をコーチするなど、やめられるものなら、やめたほうがいいのです。
コーチは業務の片手間にするものではなく、優秀な専門のコーチに短期間「つく」側にまわるのが、ラクして成果を上げるためには有効です。
と日垣さんは言い切っています。できればこうしたいですけどね〜。
《3.休暇中も仕事をしたほうが、のんびりできる》
on/offをはっきりさせるのはカッコいいですし、そうできるならそれでいいと思います。しかし、私も日垣さんと同じで、休んでいても仕事のことが頭をよぎるので、その都度処理していったほうが落ち着けます。また、休み前から準備しておけば休み明けがぐっと楽なんです。
【関連記事】
● 日垣 隆 知的ストレッチ入門
知的生産のためのコツを紹介しています。
【参考サイト】
* マインドマップ的読書感想文:【日垣流仕事術】「ラクをしないと成果は出ない」日垣 隆
紹介した注目ポイント意外の部分は、『マインドマップ的読書感想文』によくまとめられていますので、ご覧下さい。
【今日の折り目】
22折/237ページ
・・・赤ペンチェックが入ったページ数を示しています。本の興味度を定量化しています。
【満足度】
4
(指標の目安)
5:とてもおすすめ,何度も読みたい
4:いい本
3:ふつう
2:う〜んちょっと
1:あんまりおすすめできません
【目次】
はじめに
第1章 基本編
第2章 インプット編
第3章 ネットワーク編
第4章 撃退編
第5章 独立編
第6章 継続編
第7章 組織編
第8章 時間編
第9章 アウトプット編
第10章 生活技術編
おわりに
【読書カウンター】
★★★★★ ★★★★★
★★★★★ ★★★★★
★☆☆☆☆ ☆
今月は、あと5冊!
【バックリンク】
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2 件のコメント:
こんにちは!ブログにコメントありがとうございました。
書評、参考にさせていただきますね☆
今後ともどうぞよろしくお願いします!
どらさん
鹿田さんのインタビューも見せて頂きましたよ。vol.3行きたかったです。(泣)
コメントありがとうございました。
こちらこそよろしくお願いします。
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